京洛肉料理 いっしん
住 所 :東山区縄手通新橋東入ル祇園新橋元吉町51
電 話 :075-531-5311
営業時間:Lunch 12:00~
Dinner 18:00~
定 休 日 :月曜日
<ミシュランガイド京都 大阪2010 >で一つ星、<ミシュランガイド京都・大阪・神戸2011 >で二つ星を獲得している牛肉料理の専門店
外観
お店は祇園四条駅と三条駅のちょうど中間、元お茶屋の京町家が道なりに並ぶ風情たっぷりな新橋通にあります
店内
目の前に広がるピカピカに磨かれた調理場が印象的なカウンター席
平日ということもあり、この日のカウンターは終始貸切状態でしたが、カウンターの奥にある座敷席は団体客で賑わっていました
最初の一皿は、卵黄の衣で包まれたみずじの煮込み
中心がほんのりピンク色をしたミスジは、咀嚼するごとに肉の甘みと上品な出汁がじゅわぁ~っと口の中に広がり、これから始まる牛肉懐石へ期待が高まる美味しさでした
※予約時も来店時にも特に何も言われなかったので正確な金額は分かりませんが、口コミ等を拝見すると夜は¥10,000のコースのみらしいので、私たちがいただいたのも多分¥10,000のコースだったと思われます
目にも美しい牛肉の豪華三点盛りは、手前から時計周りに「ミノの黄身酢かけ」、「ローストビーフ」、「タンの塩漬け」
●ミノの黄身酢かけ・・・黄身酢の味がぼやけ気味で、ミノの味わいにも少しクセあり
●ローストビーフ・・・真空調理によって旨みが凝縮された肉質に、後味に香るスパイシーなカレー風味が面白い
●タンの塩漬け・・・絶妙な漬け加減のタンは、白ゴマの香ばしさと食感がいいアクセントになり、お替りしたくなるほどの美味しさ
若草色のお出汁に浮かぶのは、刻んだ筍入りの真薯
こちらは肉料理専門のお店ですがら、もちろんふわっと軽い口どけの真薯の中にも、箸で簡単にほどけるぐらい柔らかい牛肉が隠れています
独特の発酵香と酸味のある京漬物のすぐき漬けと合わせた、ちょっと大人の牛たたき
あまり得意ではない「すぐき」と大好きなタタキの組み合わせでしたが、意外にもこの二つの相性は良く、すぐき漬けが少し好きになりそうでした
サシの入り具合がきめ細かく美しく、見た瞬間にその美味しさを確信できるタン刺し
何も付けず、純粋にタンの味を堪能するのもいいですが、生姜がピリっときいた塩ダレで和えた九条ネギを添えていただくと、口の中で華麗にとけていく繊細な甘みを、より深く楽しむことができると思います
表面を軽くソテーした少し濃いめの牛テールが味を引き締める、湯葉仕立ての優しいスープ
ここまでで既に6品ですが、牛肉づくしの料理はこの後もまだまだ続きます