少し久しぶりとなりました。

今日、いきなり、とっても立派なりんごが大きな箱で届きました。

宛名を確認したら、ALSで亡くなった母が1ヶ月以上一緒の部屋だった女性からでした。

そのかた(Iさん)は、とにかく母を慕ってくれていて、毎日、母のベッドまで来て、

一緒に部屋からの景色を眺めて、今日もがんばろうねって話していたそうです。

窓際の上の階だったので、母のベッドからは特に見晴らしが良かったみたい。

母が2日だけ彼女より早く退院する時、「絶対に一緒に箱根温泉に旅行に行こうねって約束したんだよ」って、

Iさんが涙しながら、母の手をぎゅっと握ってくれたことを今でも鮮明に覚えています。

もちろん私も母もその約束を励みに、病院をあとにしました。

その想いもむなしく、母は退院からわずか、20日ほどで旅立ってしまったんですが。。

 

Iさんに亡くなったことを連絡したかったのですが、母のメモが見当たらず、すぐに連絡できませんでした。

それからちょうど1週間後、Iさんから、母に届け物があり、それで住所を知って、手紙を書きました。

でもそれっきり返事はなく、今日まですごくすごく気になっていたんです。

そして、5ヶ月ぶりのりんごの贈り物。

ああ、ちゃんと私の手紙が届いていたんだ。そして、今でもこうして思い出してくれているんだ。

と、嬉しくて嬉しくて、母の仏前にりんごをお供えしながら、報告しました。

思い出してくれる人がいること、それがどれだけ有り難くて嬉しいことかと思います。

ふとした会話で、母のことを話題にしてくれたり、不意にお線香を上げに来てくれたり、

遠くからでも思いを馳せてくれる人がいることが、どれだけ支えになるかわかりません。

ありがとうございます!!