Netflixでまた映画見ました。
【彼らが本気で編むときは 、】
あらすじ
「かもめ食堂」の荻上直子監督が5年ぶりにメガホンをとり、トランスジェンダーのリンコと育児放棄された少女トモ、リンコの恋人でトモの叔父のマキオが織り成す奇妙な共同生活を描いた人間ドラマ。生田斗真がトランスジェンダーという難しい役どころに挑み、桐谷健太がその恋人役を演じる。11歳の女の子トモは、母親のヒロミと2人暮らし。ところがある日、ヒロミが育児放棄して家を出てしまう。ひとりぼっちになったトモが叔父マキオの家を訪ねると、マキオは美しい恋人リンコと暮らしていた。元男性であるリンコは、老人ホームで介護士として働いている。母親よりも自分に愛情を注いでくれるリンコに、戸惑いを隠しきれないトモだったが……。
あらすじも読まず何となく題名だけで観てみました。
いやー良かったです。
トランスジェンダー役の生田斗真さん
最初、出てる人も確認せず観てたので
あれ?この女優さん誰?って思ったくらい。
すぐに生田斗真さんてわかりましたけど。
彼(彼女)の所作が丁寧で美しい。
綺麗な心を持った人、という設定を
見事に演じられていました。
少年時代の苦悩、大人になってからの世間の反応。
なかなか難しい問題ですね。
自分の息子がこんな苦悩を抱えていたら
全力で守ってあげたいと親なら思いますね。
子役の女の子もとても良かったです。
【空白】
あらすじ
「ヒメアノ~ル」の吉田恵輔監督によるオリジナル脚本作品で、古田新太主演、松坂桃李共演で描くヒューマンサスペンス。女子中学生の添田花音はスーパーで万引しようとしたところを店長の青柳直人に見つかり、追いかけられた末に車に轢かれて死んでしまう。娘に無関心だった花音の父・充は、せめて彼女の無実を証明しようと、事故に関わった人々を厳しく追及するうちに恐ろしいモンスターと化し、事態は思わぬ方向へと展開していく。悪夢のような父親・添田を古田、彼に人生を握りつぶされていく店長・青柳を松坂が演じ、「さんかく」の田畑智子、「佐々木、イン、マイマイン」の藤原季節、「湯を沸かすほどの熱い愛」の伊東蒼が共演。
こちらは、とても重い映画でした。
みんなが被害者とも言える状況で
どんな風に自分の気持ちに折り合いをつけて
昇華してゆくのかが描かれています。
どの立場だったとしても
一生もがき苦しむのだろうな、と思える悲しいお話でした。
決して後味の良い映画ではなかったけれど、
それぞれの心情に共感してしまう映画でした。