コロナ禍終息を願う漢詩!(完成版)
新型コロナウィルスの蔓延を防止し、最終的な収束を願うための漢詩ができました。これまで起句、承句、転句、結句の四句を示してきましたが、仄起こり七言絶句の形式に則った詩が完成しました。ここで、押韻は下平声八庚の韻目から「生」、「迎」、「平」の文字を用いました。
読み下し文と平仄を次に示します。
(標題)あくえきしょうめつをねがふ
(起句)ていじゅ しょうかん はんげしょう
(承句)さいじの かさい わらってあいむかへる
(転句)てんせんす れいしつ てんをあおいでたんず
(結句)さんぷくの しんゆう きたいらかならず
(起句)〇●〇〇●●◎
(承句)●〇〇●●〇◎
(転句)●〇●●●〇●
(結句)〇●〇〇●●◎
【大意】
庭の木をぼんやり眺めていると、半夏生の花が目にとまりました。思えばこのような花を愛でる光景は日常のことでありました。しかし、今は新型コロナウィルスの蔓延で世の中が激変したため、天を仰いで嘆くような思いです。真夏の憂慮は深くなるばかりで、気持ちも安らかになりません。