日本の紋章の起源は平安時代といわれています。公家が宮廷に行く際に用いた牛車などの輿や、正装した衣服などに用

いた文様が徐々に紋章と化していったと考えられています。

 

やがてそれらの紋章は時の権力者と密接に結びつき、次第に権威を帯びていくことになるのです。神社・仏閣なども神格化・威厳の象徴としてあがめられていきました。

 

それぞれの紋章は世襲により受け継がれ、やがて独立して家紋に移行したと思われます。

 

今日まで千数百年の長きにわたって継承された家紋文化に、我々はもっと関心を持つべきではないでしょうか。