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たつきちのブログ

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何十年ぶりかで、紙芝居を描いてしまいました。

「きつねと源十郎」(「金兼藁(きんけんこう)」より)
文と絵/清水竜基(←たつきちのペンネーム) 


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むかしむかし、鎌倉のまちに源十郎という、魚売りが住んでいました。

源十郎は、今日もたくさんの魚が入ったかごを背中にしょって、まちの中を売り歩いていました。

そのとき…


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「ほほぅ、今日もうまそうな魚がいっぱいだなぁ~」
通りの家の屋根の上から、3匹の猫が源十郎の魚を、じぃっと見ていました。
「ちいっとばかり、わけていただきましょうかねぇ」

そう言って、猫たちは、なんと屋根の上から…


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なんと屋根の上から、ぴょーんと跳んだかと思うと、源十郎の魚に襲いかかりました。

「こら、何をする。また、お前たちか。やめろ、やめないかぁ」


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「源十郎さーん、いつもおいしい魚をありがとう」
「こらぁ、だいじな売りもんを盗みやがって」

源十郎は、叫びましたが、猫たちは笑って手をふるばかり。

そのとき…


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「た、た、た、助けてくださーい」

一匹のきつねが、おおあわてで通りを走ってきたかと思うと、なんとなんと…


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源十郎の背負ったかごの中に、

すっぽーん

と、飛び込みました。

「こらっ、おまえもおいらの魚を盗みもうっていうのか」
「助けてください。助けてください。らんぼうな野良犬たちに、追いかけられて困っているんです」

きつねは、ふるえながら言いました。


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気がつくと、たくさんの大きな野良犬たちが、源十郎ときつねの周りを取り囲んでいました。
今にも飛びかかってきそうです。

「こらぁ、弱い者いじめは、やめろぉ」

源十郎は、必死で野良犬たちを追い払いました。


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「ほれ、もうみんな行っちまったぞ」
ようやく、野良犬たちを追い払うと、源十郎は、きつねに言いました。

きつねが飛び込んだので、かごの中の魚はめちゃめちゃです。

「魚はもう売りもんにならねえな。ほら、一匹おまえにやるから、持っていけ」

きつねは、何度も振り向きながら頭を下げて、山へ帰っていきました。


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その夜、源十郎の夢の中に、きつねが出てきました。
「今日は、あぶないところを助けていただいて、ありがとうございました。
お礼に良いことを教えましょう。
あなたは、魚売りをやめて、畑で大根をつくってください。
きっと良いことがあるでしょう」

源十郎は、目をさまして、夢できつねが言ったことを考えました。
「大根をつくれって、いったいどういうことだ」


さて、源十郎の運命やいかに。
続きはまた明日のお楽しみ~。(え~っ)