プリンスエドワード島に来たらやっぱりロブスターを食べないと!今では高級品のロブスター、昔はPoor Man's Supperといって、肉よりずっと安価だったそうです。つまり日本で言うイワシやメザシみたいに、たくさん獲れるのですごーく安かったっていうことですね。もちろん今では普通のレストランで食べると一匹30ドルはします。お皿にまるまる乗ってくると、かなりテンションが上がるロブスターですが、実際食べれる部分はそれほど多くないので、一匹30ドルといってもかなり割高感があります。
さて、私たちが滞在した海辺の小さな町、ノース・ラスティコにもプリンスエドワード島でよく見かける「ロブスター・サパー」がありました。これは、ロブスター一匹につき、食べ放題のサイドメニューがついてくるというもので、決して「ロブスター食べ放題」ではあありません。食べ放題のサイドメニューに力を入れていることがポイントで、すごい量のサラダバーに、パン、デザートはもちろん、クラムチャウダー、スチームされたムール貝がついてきます。大きなレストランでは、着席するとすぐにボール一杯のムール貝がドンッとやってくるそうです。
シーフードが苦手な夫は、シーフード大好きの私に気を使ってロブスターを食べれるレストランに行こうと言ってくれるのですが、私としてもサラダバーしか食べれない夫を見るのはかわいそうなので、折衷案として、ロブスター・サパーではなく普通のランチで食べることにしました。
ロブスター・サパーを売りにしているこのレストランは、400人は入れる巨大ダイニングがありますが、そちらはサパー専用で開くのは夕方5時から。それ以外に「ファミリー・ダイニング」といって朝から開いているセクションがあり、私たちはそちらへ行きました。
夫は手堅くチキンのサンドイッチ。親切なウエイトレスがいろいろ教えてくれ、サパーの時間ではないけれど、サパーとほぼ同じバリューのセットがあるというので私はそれをお願いしました。サパーについてくるサイドメニューが全部ついてくるのですが、サラダバーのセレクションが限られているということでした。というのも、このレストラン、400人収容のダイニングにはガイドブックなどでもフィーチャーしている「20メートルのサラダバー」があるからで、一方ファミリー・ダイニングのサラダバーは約2メートルというだけ。2メートルでも十分なくらいのセレクションなのに、20メートルもあったらいったい何でスペースを埋めるんでしょうか?
さて、私のセットは以下のもの全てが入って30ドルでした。
スチームしたロブスター一匹
ミニコロッケ3つ
皿いっぱいのムール貝(お代わり自由)
シーフード・チャウダー(お代わり自由)
自家製パン(お代わり自由)
サラダバー(お代わり自由)
ココナッツクリームパイ
コーヒー(お代わり自由)
素晴らしかったです…!そして本当においしかった!お代わりしたかったけど、とてもじゃないけどできなかった。サラダバー、2メートルで十分。ムール貝は小ぶりで身がプリップリ。ガーリックバターといくらでもいけます。クラムチャウダーもホームメイドで体に沁みわたるおいしさ。最後のココナッツクリームパイに至っては、まさに天国の味。パリパリと薄いクラストにおいしいクリームがたっぷり(なんの面白みもないチキンサンドを食べた夫に、あっという間に食べられてしまいましたが)。濃いコーヒーも上出来で、ほんのり甘いパイにピッタリ。
カナダを旅して思うことは、田舎のこういうレストランは、シティーのレストランより「当たり」の確立がとても高いこと。まず、ほとんどのメニューがホームメイドなのがうれしい。冷凍品とか既製品を使ってないのが、味わっていてよくわかります。そして地元の人たちが利用しやすい値段設定、すなわちとってもリーズナブル、そしてボリューム満点。逆にマイナスなのが、メニューのバラエティーが少ないこと。これは仕方がないことですね。さらに面白いのがサーバーが必ずしも若くはない、ということ(笑)。シティーではサーバーは若者がほとんどで、見栄えはいいかもしれないけどサービスはマニュアル通り。田舎に行くとそれとほぼ正反対の現象が起きているのでとっても興味深いです。
大満足のランチでした。プリンスエドワード島にいらっしゃるなら、ぜひ体験してほしいです。
興味のある方へ。ロブスター・サパーで一番有名なのはニュー・グラスゴー・ロブスター・サパー。私たちは行っていませんが、次回機会があればトライしたいです。どのレストランも歴史がある一方、建物や内装はかなり「レトロ」なのでその辺は大目に見るつもりで…。
New Glasgow Lobster Supper
一方州都のシャーロットタウンではロブスターは食べないほうがいいかもしれません。観光客専用で経営しているレストランがほとんどで、クオリティーも値段も比べものにならないほど。特にフィッシャーマンズ・ワーフとかにあるレストランはダメでした。名前はあえて伏せますが。
(レストランの外にあった謎の木彫り水兵…)
彼はおそらく、焚き火をするという作業自体がとても好きなんだと思う。私はたき火が作り出す雰囲気が好きで、火もそれほど大きくなくぼちぼち燃えている感じが好き。夫は反対で、火は大きければ大きいほうがいい派。とはいえバックヤードでできる範囲焚き木は限られているのでキャンプファイヤーのようにはいきません。(わが町は、焚き火は家などの建物から10メートル離れていて、焚き火の直径(!)が1メートル以内なられば自己責任でやっていいよ、というおおらかな態度です。)
ところで、夫と付き合い始めてのころ、二人でキャンプに行ったことがあり、その時お世辞で「あなたはファイヤー・キングね」と言ってしまったのが、今でもあとを引いていて、焚き火をするたび「ファイヤー・キングは誰だ?」と焚き火の前で仁王立ちになり、変なポーズをして聞いてきます。焚き火をすると大体お酒を飲むので、ひどい時には一晩で5回も6回も同じことの繰り返し。あまり飲めない私にとっては、ただひたすら面倒くさい酔っ払いと化す夫。
さらに、夫と同じくらい焚き火が好きなお隣が、必ずと言っていいほど「お、やってるねー」といって、招いてもないのに参加してくるのでこれまた面倒くさい。しかもフェンスの横から顔を出しつつ、片手にはビール、もう一方にはマイ・チェアーまでしっかり持って、居座る気満々。ま、嫌な人たちじゃないし、まあまあ面白いこともあるからいいんだけど。
でもやっぱり、裏庭とはいえ、雑木林の手前でこうして焚き火をしていると自然に気持ちが落ち着いてきて、リラックスできるから不思議。うちは田舎で星も結構見れるので、芝生に寝転がって夜空を眺めることも。そうすると、なんだか地面からエネルギーをもらえる感じ。実際いま "Earthing" といって、裸足で草の上を歩いたり、素手で土をいじったり、ごろんと寝転がったりすることで、地球からのエネルギーをもらってリチャージしましょうというセラピーまであるそう。かなりヒッピー色が強いけれど、一理あるような気がします。
そうこうしているうちに、あたりはもう完全に夜で、焚き火の周りはすっかり冷え込んできているのに驚きます。カナダは夏でも夜はぐっと10度近くまで気温が下がります。やっぱり焚き火をするにはもってこいの国なのかもしれません。
私たちの回転するホテルから、ビーチまではほんの10分ほど。ピークシーズンにはまだちょっと早いとはいえ、この「人のいなさ」は半端じゃない。
正味1時間ほど、このビーチで過ごしましたが人に会ったのは、この場所にたっていたおじいちゃんのみ。私が近づくと「いい天気だねえ」と嬉しそうな笑顔。
砂丘を超えてビーチへのアプローチ。プリンスエドワード島は、場所によってこうした砂丘に守られているビーチがかなりあります。キャーいい感じ!しかもビーチも無人です。(この小道の先に転がっているのはロブスター・トラップです。)
広いビーチ。
自然が作り出すこういうアートを見ると血が騒ぐ私。
丸くてかわいい石も、砂岩でできているので、こうして割れてしまうことも(下)。
振り返ると砂丘の向こうに消える寸前の月がみえていました。
砂や石の写真をとるのに夢中になっていると、夫はもう波打ち際に行って何かをしていました。
やっぱり、描いちゃいますよね。コレ。
で、これで火がついちゃったみたいで、次々に作品を発表する夫。


赤い砂、クロース・アップ。
こういう崖、日本にあったら絶対立ち入り禁止だろうな…。でなきゃコンクリートで固めちゃうか。
でもこういう崖が必要な生き物もいるんです。この鳥ちゃんたち。天敵に襲われにくいこういう場所にたくさん巣を作って、せっせと餌を運んでいました。
海辺を歩いて、いい空気を吸ったらお腹がすいたので散歩はこれで終わり。

プリンスエドワード島のビーチでは、どこを見ても自然のアートだらけ。大好きな場所です。

























