7月最後の週末、馬の体にドラゴンの頭のLong Maと、巨大スパイダー、その名もKumoがオタワの街を熱狂の渦で沸かせました。カナダ建国150周年のイベントとして、オタワ市が3億円払って招いたフランスのアーバン・シアター、"La Machine"です。
シアターは劇場で観るものという固定概念を取り払い、二つの巨大モンスターをストリートに放ってしまうという突飛もないアイディア。4日間に渡り、オタワのメジャーな観光スポット周辺に現れては大群衆の中を悠々と闊歩したり、ドラゴンとクモの戦いを披露。4日間で75万人のオーディエンスの度肝を抜き、大成功を収めました。
大体どの辺りに現れるかを、市がウェブサイトでアナウンスしてくれるのですが、どのストリートを歩くかはあえて発表されませんでした(安全対策上とのこと)。でもあまりに巨大なため多少遠くても十分楽しめます。
人混みが大嫌いな私は、メディアでモンスターを取り巻く大群衆の写真を見て行くのを迷いましたが、本当に行ってよかった!パフォーマンスは素晴らしいし、オーディエンスのマナーも最高!何十万という人混みだったにもかかわらず、一度も誰にも押されませんでした。たったの一度も!ちょっとでも体が触れればみんなすぐ謝りあって、さすが礼儀正しいカナディアン!自分が参加した中で一番大きな群衆でのイベントが、一番ストレスフリーだったことが今でも信じられません。今朝オフィスの同僚たちも同じことを口々に言っていました。素晴らしいことだと思います。
さてパフォーマンスですが、クレーンで宙にあげられた小オーケストラがそれぞれのモンスターの後ろから生で迫力満点の演奏をしてついていくので、臨場感満点です。かなりシュールな光景ですよね。
私たちが見に行ったのは二匹のモンスターが国立アートギャラリーの前で鉢合わせになり、威嚇しあった後ストリートに出ていくというシーン。
雄叫びをあげるドラゴン。鳥肌が立ちました。
米つぶのような群衆をご覧ください。
ドラゴンは表情豊かで長い睫毛の目をパチクリさせることもできます。
出番まではちゃんと眠っているドラゴン…カワイイ。
スパイダーが最初に登場したのはカテドラルの上。すごい演出力!
自分が映画の中にいるような、あるいは現実離れしたファンタジーの世界にいる気分でした。
スパイダーとケンカしているときはとても怖いのですが、ユーモアもあるドラゴン。3階にいた見物客にもサービス。プシューっと水蒸気を吹きつけていました(笑)。
ドラゴンもスパイダーも後ろからモーターで押されているので彼らの足が直接地面につくことはありません。ある意味優雅にさえ見えます。機械音はせず(してもオーケストラの演奏でうまくカバー)、意外に速く歩いていきました。
パフォーマンスが終わるとやんややんやの大歓声。誰もが一生に一度の体験ができたと顔を紅潮させて喜んでいました。
この迫力と臨場感は写真ではなかなか伝わらないので、興味のある方は是非YouTubeなどでご覧ください。La Machine Ottawaで検索を。