私たちの家から車で15分の小さな田舎町にあったチーズ工場が全焼してしまった。

St. Albert Cheese Factoryというこの工場は、チェダーチーズと、Curdというチーズの生成過程でできる硬めの豆腐のようなチーズで有名だった。濃いチーズが苦手の私もこのCurdは大好き。噛むと新鮮なためかキュッキュと音がする。

オタワの、特に西側の市町村は、フレンチ・カナディアンの人々がおおく、St. Albert Cheeseは彼らの絶大な支持を受けていた。うちの夫の家族はみな、フレンチ・カナディアンなので、集まると必ずこのチーズがだされ、みんな大好きなものだから、あっという間になくなる。レンガのブロックほどのサイズのチーズが、五分もしないうちにきえていく。

工場と言っても家族経営の本当に小さいもので、ちょっとした小売エリアと、外にできたてのチーズでつくる、フレンチ・カナディアン名物Poutine(これについてはまたじっくり紹介します)が食べれる屋外スタンドがあった。小さな田舎町の、唯一の雇用主として、100人ほどの人々を雇用していたとのこと。

チーズなしでは生きられないフレンチ・カナディアンのことだから、もう工場再建の計画を立てているようだが、1984年創立という、カナダにしては古い歴史のある工場が、なくなってしまったのは残念。

新しい工場ができるまで、チーズが値上がりしないかと、夫は不安そうである。

$カナダの風に吹かれて

愛すべき私の夫は、意外に疑り深く、時々とんでもない困ったちゃんと化す。




今週はいろいろ忙しかったので、週末じっくりブログでもしてストレス解消するぞーと思って楽しみにしていた。




そして金曜の夜。パソコンを開けて、素敵なブログを発見して、読者登録リクエストのメッセージを書いていた私。夫がやってきて、肩越しにのぞきながら「何やってるの?」と聞いてきたので、素直に説明する。




すると、「君はあったこともない知らない人に、メッセージを送ってるの?」と嫌味なコメント。もともと夫は、フェイスブックなどのソーシャルメディア関係に疎い、(というか弱い、私に言わせればね)。そして、そうしたソーシャルメディア全般を、オンラインーデートなどのサイトといっしょくたにして、微妙に嫌っている気もある。 なので、ブログなどというプラットフォームは、フェイスブックのアカウントさえない夫にとって未知の世界。しかも私が日本語でぱちぱちキーボードを叩いているので、日本語が一切わからない夫はますます不安らしい。




「何を書いているのか?」とよく聞いてくる。私が説明しても、結局彼は日本語が読めないわけだから、疑り深く、シニカルなコメントを残して去っていく。今日は「英語でできないの?」などとリクエストまでしてきた。私に言わせれば、英語は白黒はっきりして言語なので、日本語のような微妙な表現ができない。しかも、一日中英語で仕事をしている私にとっては、日本語でドバーッと何かを発散できる場所が必要。英語でブログをしたら、ますますストレスがたまる。




でも、彼の言い訳もわかる。彼はこういう場合。シニカルで嫌味っぽくはなるが、決して怒ったりしない寛大な心の持ち主。彼なりに精いっぱい、私にわかってほしいことがあるのだろうなーと思い、「じゃあ私のブログのページを見せるから。日本語でわからないと思うけど、写真とか載ってるし、何書いてあるか説明するよ。」と申し出た。




そしてブログのサイトを見せる。ほらね、と説明する間もなく「君のニックネームはChikiっていうの?」。そうだよ、と答えるが、様子が変だ。"Chiki? Really? That's your nickname. Ha! You know that's how guys call girls that are sluts."




え?




今度は私がびっくりする番だ。チキなんて、かわいい名前じゃないかとずっと思っていたし、実際そんなスラングがあるなんて知らなかった。




でももう時すでに遅し。彼は呆れかえっている様子。彼の中で、ブログ・イコール・オンラインデート説はゆるぎなく確立しまったであろう。




ただ今の時間、午前一時。ベッドを抜け出してこれを書いている私。こんなところ見つかったら、それこそ大変だろうな・・・・。




ま、しばらくの間、彼のいない間にブログは書くことにする。別にやましいことは何もしていないのだからね。ご主人が日本語を読めない、国際結婚のブロガーの女性たちはどうしていらっしゃるのだろう。 何かいいアドバイスがあったら、ぜひぜひお願いしまーす。





去年のクリスマスに、夫が買ってきてくれたのがこのチョコレート。

The Bayで購入できます。空港に売っているような、いかにもカナダというようなものと比べても、こちらの方がオシャレじゃないですか?描いてあるイラストがとっても可愛いのと、カナダの歴史のヒトコマを描写しているのがいいなと思いました。

中身はトリュフです。一粒ずつキャンディーのようにくるんであるので、見た目もきれい。以前カナダに来たばかりの頃、日本へのおみやげに、メープルのクッキーや、チョコレートなど持って行ったのですが、実家で家族と開けてみると、クッキーはボロボロ、チョコレートは、白く粉をふいたようになっており、反応いまいち。

次に里帰りする時には、空港ではなくベイでこのHudson's Bay Company Collectionの品物をかっていこうとおもいました。パッケージがとってもおしゃれですよ。

$カナダの風に吹かれて


$カナダの風に吹かれて


$カナダの風に吹かれて





応援クリックありがとうございます!

去年の大晦日と今年の元旦のディナーは、2日続けてロースト・ビーフ(こちらの人はプライム・リブとも呼んでいるが、私にはいまいち違いがわからない。)であった。そして、どちらもとても美味しかった。


大晦日は夫の友人夫婦と過ごし、料理上手の奥さんのクリスティーンが作ってくれた。彼女はとても料理が上手で、特にタイ料理が得意なのだが、基本的にはどんな料理もささっと作ってしまう。この日は前菜にチーズ・プラターとバゲッド、ホタテを軽くバターソテーしたものを出してくれ、メインがこのプライムリブであった。作り方を聞くと彼女はいとも簡単そうに「お肉につぶつぶマスタードを縫って、オーブンに入れるだけ。入れたら初めの15分ぐらいは高温で、そのあとは温度を下げて、お肉の内側の温度が適温になるまで入れてままでいい」とのこと。簡単そうでしょ?そして、実際彼女が出してくれたロースト・ビーフはとてもおいしかった。


そして翌日の元旦、今度は夫の実家でのディナー。義母もお得意のロースト・ビーフを準備していた。彼女のレシピはクリスティーンのよりは手が込んでいるが、基本は同じ。彼女の場合、マスタードとバターを混ぜたものを肉に塗り、玉ねぎ一個を刻んだものを肉の下に敷いてオーブンに入れる。同じ要領で調理し、出来上がったら、鍋の底に残った玉ねぎの柔らかくなったのを取り出し、グレイビーソースの足しにする。


ね?やっぱり簡単そうでしょ?夫の妹のステファニーに至っては、「手がかからないから、平日でもよく作る」などと言っている。だったらトライしない手はない!やってみよう、ということになった私と夫は、早速週末に材料を買いに。日曜日のディナーとして、朝鮮してみる予定が、急なお客さんがあリ、予定変更。


そして月曜日。ブルー・マンデーというように、あまりやる気の出ないのが月曜だ。あいにくこの日は一日中雪が降り、帰宅も1時間以上遅れ、6時を回っていた。それでも私たちは、「マスタード塗ってオーブンに入れるだけ」「平日でも作っている」という希望に満ちた言葉を胸に、準備を開始した。途中、夫が「鍋にフタはしないのか」「本当に肉だけで、水は入れないでいいのか」とスルドイ質問をしてきたので、記憶があいまいだった私は義母に電話し、「水もフタもいらない」ことと、オーブンの温度の確認をし、自信を持って肉の塊を、オーブンに入れた。


一定時間がたったので、オーブンの温度を下げる。20分後、肉の内部の温度を測るとまだ120度にしかなっていない。温度計を刺したときの刺さり具合もなんだか生っぽく、予想と大きく違っている。それでも義母に言われた通りの温度で、さらに20分オーブンに入れておく。


オーブンのガラス越しにのぞいてみるのだが、なんだか様子が違う。ジュージュー音がなく静かである。温度を測ると130度。え??ゴールは180度なのに、20分で10度しかあがらないということは・・・。しびれを切らした夫が、肉を出して切ってみると、まだ中は真っ赤っか。おなかぺこぺこの私たちの脳裏を不安がよぎる。


今度は夫が義母に電話をし、何やら話している。早とちりな私たちは、オーブンの温度ばかり気にして、実際に180度になるまで、どのくらいの時間がかかるのか、最も重要な質問をするのを忘れていたのだ。そして、平日6時過ぎに帰宅して、ローストビーフを作ろうとした自分たちの愚かさを呪った。でももう後戻りはできない。肉はオーブンの中である。それでも、空腹に負けて理性を失った私たちは、とにかく早く食べたい一心で、オーブンの温度を上げた。ジュージューする音がうれしかった。でも肉料理の調理法としては最低である。が、もう出来はどうでもよかったのだ。


疲れ切った私たちがやっとのことで、この痛恨のローストビーフを口にできたときには、時計は9時を回っていた。唯一救われたことは、この無謀とも思われる調理方法にもかかわらず、出来上がったローストビーフは、ちぎれたり、細切れであったりして見た目は悪かったが、なかなかのミディアム・レアの色合いで、グレイビーもおいしくでき、最終的には二人とも満足度80%であったということである。




カナダの風に吹かれて
イメージおよび希望的仕上がり図
(実際の写真はとてもじゃないけどお見せできません。次、頑張りマス!)










オタワの市営バス、OC Transpoの運転はかなり荒っぽい。


日本でバスに乗ることの多かった私にとって、彼らの運転のレベルは、はっきりいって危険度120%。ほかの都道府県ではどうかわからないが、田舎育ちの私に沿って、市営バスといえば、安全運転のモデルのようなもの。一本道の県道などで、後ろに車が滞ってこようものなら、ハザードを出して、路側帯にいったん停止し、お先にどうぞと一般車を促したりさえしていた。


日本でバスに乗っていて、「怖い!」と思ったことはたった一度だけ。忘れもしない京都は祇園の夜でのこと。この日は日本初めてで大興奮の夫と、祇園でしゃぶしゃぶなど食べ、いい気分で京都駅行きの市営バスに乗ったのだが、ロン毛の若い車掌さんは、何か相当嫌なことでもあったのか、もうこれは捨て身の運転としか思えないほどのハンドルさばき。実際、途中で若者を轢きそうになリ、車内にざわめきが起こった。この一度を除けば、日本のバスに乗って危ないと思ったことは一度もない。


オタワに来てからバスに乗ったのはたった4回ほどだが、そのいずれの場合も、私は手すりにしがみついていた。運転手は公共交通機関の自分を優先しろ、と言わんばかりの運転の仕方で、ぐいぐいアクセル、スピードも全開で、血迷ったかというような運転。赤信号も時々通過している。ローラーコースターに乗っているようだ。さらに、自分が車線変更したければ、隣の車線に何台車がいようと、どんどん割り込んでくる。さらに公共交通機関ということで、一般車と事故に巻き込まれても、OC Transpoはかなり強気でなかなか落ち度を認めない。


数年前、仕事帰りの同僚と私は、交差点(十字路)で信号待ちをしていた。すると、右折してきたバスが、あまりスピードを落とさず、思いっきり歩道に乗り込んできた。そこにいた私たちを含めた歩行者全員が、転びそうになりながら、後方へ飛んで逃げた。


特に、ここに載せたような、2台のバスをアコーディオンでつなげたようなダブルサイズのバスは、右折、左折の際、よく歩道に乗り込んでくる。自分が長いのわかってるんだから、もっと余裕をもって、ちゃんと黄色信号で止まればいいのだ。笑っちゃうのが、こういう長いバスが、黄色信号を無視して十字路に入ったものの、それ以上進めず、青信号になった側のトラフィックを、完全にシャットアウトしてしまうとき。こういうときにはここぞとばかり、あちこちからクラクションが上がる。


それでもつい最近まで、これは日本のバスになれている私が、単に過剰反応を起こしているだけかも、とも思っていた。しかーし!ひと月ほど前、ついにローカル紙がこの問題を取り上げ、オタワ市内で起きるバス対一般車の交通事故は、約30%がOC Transpoに落ち度がある、という統計を出した。よくぞすっぱ抜いてくれた!でも冷静に見て、この統計、かなりゆゆしいことではないか?


まあ、私がこんなに腹を立てても仕方ないのだけれど、バスイコール安全運転という私の神話は、ここオタワではことごとく破られている。どうぞオタワへお越しの際は、OC Transpoにお気をつけて~。



カナダの風に吹かれて
問題のアコーディオンタイプののダブルバス。


カナダの風に吹かれて
これはバスとバスの事故。