オフィスに出ている今週。金曜の午後なので、ちょっと散歩に行くかと思い、外に出ました。オタワ市役所をぐるっとまわって公園に入ると、こんな素敵な風景が。

今は財布は持たなくても、iPhoneは必ず携帯する私。もれなくパチリと写真をとってオフィスに戻りました。

いつもほとんど人に会わないエレベーターホールには、結構人がいて、いつも秒で降りてくる三基のエレベーターがなかなか降りてこない。やっと一基きたと思ったら、工事のお兄ちゃんたちが出てきて「このエレベーターは停まるよ」とのこと。コロナでエレベーターに入る人数が二人に制限されているので、待つのには相当時間がかかりそう。

仕方なく、意を決して階段へ。私の前にピザを買ってきたらしい男性が階段に向かっていて、彼が「お先にどうぞ」といってくれましたが、「いえいえ、こちらこそお先に」と私。「あなたの方が先につくでしょう?私は7階です。」というので「私は9階。息切れする予定なので、ゆっくり行きます。どうぞどうぞお先に。」とお願いしました。

それから9階までの階段の長かったこと。先に行く男性が持っているピザの美味しそうな匂いが、ますます悩ましい。リフレッシュどころか、とんだ有酸素運動になりました。笑
コロナでリモートワークになって、オフィスを出たのが三月半ば。あの日はそれから半年以上、リモートワークが続くとは夢にも思わず、それでも万が一のために、オフィス中の観葉植物に受け皿ヒタヒタになるほど水をあげて出ました。

一月以上経って、リモートワークがさらに続くことがわかった時には、枯れ果てていくであろうオフィスの植物のことを思うと、とても残念でした。

9月の終わりにやっとオフィスに戻った日には、90%の植物が枯れていましたが、奇跡的にほっそりと、なんとか生きながらえてるものもあり、無我夢中で水をやり、世話をしました。

(かつて観葉植物を置いていたのに今は…。)

カナダは今第二波の真っ只中ですが、以前のような完全なロックダウンには今のところならないようなので、また一から植物たちを育てようと思います。




写真のポトスはサバイバーの一つ。手前のジャーに入っているのは「ハエトリグサ」。同僚が珍しがってプレゼントしてくれました。

植物があるだけで、空間がとても潤う気がします。やっぱり緑は大切ですね。
夫の知人の貸し別荘を週末だけ借りてステイしてきました。

別荘といっても、古いキャビンのようなもので、ラグジュアリーの正反対といった風情ですが、いい意味で言えばより自然を近くに感じられます。

夫はもちろん釣りですが、もうカナダは寒くて魚も湖の底でじっとしているようでした。


私は例のごとく、iPhoneで写真を撮るのが楽しくて、そんなだから3日いて、1匹ブラックバスが釣れたのみ。でも私はもうそれで大満足。


それにしても思った以上に寒くて、上は5枚ぐらい、下はレギンスにモコモコスエットパンツに、防水パンツといういでたち。もちろん毛糸の帽子と手袋もはめていました(笑)。これでも何時間のボートの上にいると、体の芯まで冷え切ってしまいました。キャビンの薪ストーブが嬉しかったです。




ミヌーが虹の橋を渡って行ってから、日常生活がだいぶペースダウンしました。その中でも1番大きな変化は、外出時に帰宅時間を気にする必要がなくなったことです。ミヌーがいた時は、投薬のタイミングなどを考慮して、一泊外泊するのも迷うことが多かったのですが、今は何泊でもできるようになりました。ただそれが良いかと言うわけでもなく、急いで家に帰る必要がなくなった寂しさを感じます。帰宅するたびに、玄関で出迎えてくれたミヌーが今でも恋しいです。

今年の夏は、釣りが趣味の夫と一緒に、たくさん釣りに出かけました。釣りといっても、釣るのはもっぱら夫の方で、私はボートの上でぼーっとしたり、おやつを食べたり、写真を撮ったり、昼寝したり、と言う時間の方が多く、竿を出している時間は夫の半分くらい。
自然の中、特に水の上にいると、マイナスイオンの影響か、セラピーを受けているような気分になります。オンタリオ州にはたくさんの湖があり、ほとんど人も見ないので、美しい風景を一日中独り占めできます。

今年の夏は、こうして自然の中で、たくさん時間を過ごせたことが、私の精神を安定させ、ミヌーとの別れを、ゆっくり消化していく手助けをしてくれたような気がします。





前回の記事から、半年以上空いてしまいました。

主な理由は7月の終わりに、最愛のミヌーにお別れしなければならなかったことです。

時間がたち、夫と二人の静かな(笑)日常にも慣れてきました。


カナダは今、コロナの第二波の真っ只中。今週から半年ぶりに、オフィスへの隔週出勤も始まりましたが、この分ではそれもいつまで続くのか。

また少しずつブログも書こうかな、と思っています。どうぞよろしくお願いします。