友達と飼い犬の話をしていて…
そうだ
ブログでこの話をしよう。
と思いつきました。
うちのワンちゃん、元繁殖犬です。
保護犬施設に引き取りに行った日の写真。
悪徳ブリーダーの元に生まれ、ケージに入れられっぱなしのまま数年。
可愛がられることも散歩に行くこともなかったようです。
そして
繁殖犬引退(繁殖能力低下)で捨てられました。
・
同じ頃、ちき姉さん実家。
先代犬が虹の橋を渡りちき父はとても落ち込んでいました。
生きがいがなくなり、ちき母への言葉の暴力がひどくなったり、免許の返納を渋って「俺の楽しみを全て奪うつもりか!」と怒鳴ったり物に当たったり、イライラ。
そんな父がぽつり。
「保護犬を飼いたい」
私と母は顔を見合わせました。
父はこの時すでに80を超しており、本人はいつまでも元気なつもりみたいだけど、ペットを飼う責任という意味では無責任と言わざるを得ません。
ただでさえ審査が厳しい保護犬の里親になれるとは思えませんでした。
けれど本人は一気にその気に。
ネットで保護施設を調べ始め、
「若いご家族が責任を持つのなら、そのご家族の審査と面会をさせていただき、もしかしたらお譲りが可能になるかもしれません」
と言ってくださる施設を探しあてました。
若いご家族=ちき姉さん
若くはないけど
とにかく
私が審査を受けることに。
ある県の田舎にある保護施設に伺いました。
清潔な施設で、広ーいドッグランがあり、おりこうそうなワンコがたくさん
(何かの事情で人には譲れないワンコなのかも…)
この時自分の現況についての書類をいくつか提出したような気がしますが(覚えてない)、多分重要だったのは施設長さんとの面会です。
色々お話をさせていただき
私も父も無事合格
そのまま日本スピッツの5-6歳の女の子を連れて帰ることになりました。
(お譲りするとすればこの子になります、という連絡は事前にいただいていました)
ガリガリ!
雪のように白いので
六花(りっか)と名づけました
※六花=雪の結晶
私の名義で譲ってもらった子ですが、世話をするのは父です。
まぁ実家は同じマンションで、私の家の1階下にあるので、父が何かの用事でお世話できない時は私がお世話するという感じ。
最初は大変でした。
犬らしい反応がない
しっぽを振らない
歩かない
撫でても無反応
リードが少し触れただけでビクッと硬直
すごくおとなしいんです。
人に敵意を向けることは全くなく、ボーッとしてる感じ。
お散歩したことがないから歩くこともできませんでした。
少しずつ少しずつ慣らして行き…
1か月でお散歩ができるようになりました!
2.3ヶ月でしっぼを振れるようになり
数ヶ月でペロッと手を舐めるようになり
1年で顔を舐めるようになり
3年経った今は笑顔が出るようになりました。
でもまだ写真は嫌がるので、離れた場所からしか撮れません。
昨日です
スマホ向けたのがバレてこの後逃げられたという
ちなみに、父もものすごく元気になり、母は「私にとってはりっか様様だよ」と言っています。
・
すみません、長くなりました。
人間の都合によって不幸な動物が増えないように、心から願っています
自己紹介