お節料理。
一年を締めくくる12月の恒例行事として、暗黙の了解のうちに組み込まれているものの一つがお節料理作りだ。
いつも実家の母と二人、12月30日の朝からお料理を作りまくるのである。
母ので指令?により、毎年新作を入れることになって数年がすぎ、最近では20品近くつくる。おかげで、我が家の定番メニューも増えてきた。
毎年、疲れるよねー、作る数減らせばいいんじゃない?と言いつつ、やっぱり品数は減らない。折り詰めの18の枠に全て違う種類を入れるために頑張ってしまう。
このお節料理づくりには、いろいろな思いがある。小学生のころ、お節料理は祖母がどこかで買ってきたものを食べていたのだが、それがなんとも口に合わなかった。今思えば、日持ちをさせる都合もあったのだろうが、砂糖や酢の使い方が好みではなかったのだろうと思う。祖母は料理をあまりしない人で、ある時までお節料理とはそんなものだと思っていた。しかし、ある時、母のつくった田作りを食べて、そして、学校の正月料理の調理実習の体験で、気が付いた。自分好みの味で美味しく作ればいいのだ、と。
最近は料亭のお節料理なども一般的になって、きっと買うものも美味しいんだろうな、とはおもうのだが、私の幼少の原体験から、今も手作りにこだわってお節料理作りをやっている。
