![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191224/15/chikasumomo/e0/c9/p/o0322047714684145150.png?caw=800)
ストーリー
舞台は人種問題が白熱していた1971年夏のノースカロライナ州ダーラム、討論会の議題は学校の人種統合である。弁の立つ公民権運動家アン・アトウォーカーと、白人至上主義をかかげる過激派団体の支部長を務めるC・P・エリスはしぶしぶ地元の討論会の共同議長を引き受けたにより友情が育まれ始める。しかし、その裏で投票者たちへの妨害工作を企てる者たちがいた。
ダーラム、そして二人の人生を一変させる衝撃のラストが待ち受ける。
タラジ・P・ヘンソンとサム・ロックウェルのW主演による実話に基づく感動の友情物語。
以上、作品情報より引用
実話ですね。
時は1971年。
黒人学校が火事により、アフリカ系アメリカ人の子供たちが学ぶ場に困り、白人の学校と人種統合する提案が出るのです。
その実現に向け立ち上がるのが、黒人側が、公民権運動家のアン。
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向い撃つ立場の白人が、KKK支部長のエリス。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191224/15/chikasumomo/4f/65/p/o0235017214684145235.png?caw=800)
KKKというのは、言わずと知れた白人至上主義団体です。
1971年なので、現代に続くナショナリズムの台頭で数を増やしている第三のKKK世代ですね。
黒人の子供たちの学ぶ場さえ認めない白人。
一体何なんでしょうね。
白人は、黒人がそれほどまでに怖いのでしょうか。
恐怖は無知から来るもの。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」って感じ?
もしくは、黒人に対して酷い扱いをしてきたことに対する罪悪感という恐怖でしょうか。
う~ん。。。。もしくは。
例えば、ここ日本においては、教室の隣の席の子がアフリカ系アメリカ人の子であっても、皆何とも思わないのではないでしょうか。
黒人が同じ学校にいるのは嫌という子供なんて、アンケートを取ったとしても、100人中0人の気がします。
ということは、黒人嫌悪は、アメリカ人のDNAに刻まれてしまった悪しき遺伝なのかもしれません。
ダラムの街では、シャレットを開催して、黒人と白人が話し合います。
シャレットとは
通常、1週間程度の短期間に、20人近くの様々な領域の専門家が、行政や住民と会合を重ね、何回も議論を繰り返しながら具体的な計画案を示し、最終的な合意案を確定する
通常、1週間程度の短期間に、20人近くの様々な領域の専門家が、行政や住民と会合を重ね、何回も議論を繰り返しながら具体的な計画案を示し、最終的な合意案を確定する
何が正しいことで、どうすべきか、議論を交わしていく黒人と白人。
アンとエリス。。。。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191224/15/chikasumomo/b8/c2/p/o0811032314684145206.png?caw=800)
最終投票は、代表者14人の多数決で、8人の賛成がなければいけません。
KKK側は、権力を行使して、脅し・暴力を駆使して、票の動きを有利にしようとします。
しかし、そんな脅しに負けない白人もいて。。。。
最終的に、エリスの1票の差で決定することになるのです。
エリスの1票の行方は。。。。。?というドラマティックな展開。
結果としては、エリスは黒人側につくのです(#^.^#)
話し合ううち、仲間内のやり口を見るにつけ、正しいことは何なのか、自分で判断できるようになっていくのです。
その過程に胸が熱くなりましたね。
良いストーリーでした。
私的評価
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