ファング一家の奇想天外な秘密 | チャレンジの日々

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ストーリー
ケイレブ・ファングは芸術家として活動していたが、その作品は「一家で銀行強盗の芝居をする」「自分の子供を人前で罵倒する」など奇天烈極まりないものであった。ケイレブの変人ぶりは子育てにも遺憾なく発揮され、芸術の一環として子供のアニーとバクスターをそれぞれA、Bと呼んでいた。その結果、2人は普通とかけ離れた幼少期を送ることになった。ケイレブは「子供たちが芸術の素材になると気が付くまで、私は父親としての役目を果たすことに一切関心を持てませんでした」と語る始末であった。

アニーとバクスターはそうして大人になっていったが、中年期にさしかかった2人は仕事面で行き詰まっていた。アニーは映画界で成功を収めていたものの、加齢が原因で出演オファーが少なくなっていた。ついにはトップレスでの演技で巻き返しを図るに至ったが、不発に終わってしまった。バクスターは小説家として活動していたが、スランプから抜け出せずに苦悩していた。しかも、記事を書くための取材中に負傷して入院することになるという不運に見舞われた。アニーは病院にバクスターを見舞った。

アニーとバクスターは久しぶりに帰省することにした。帰省して早々、2人はケイレブの芸術に付き合わされる羽目になった。しかし、ケイレブの芸術センスは2人の子供時代に比べて衰えており、それを目の当たりにした2人は失望することとなった。それからしばらくして、ケイレブと妻のケミーユは失踪した。ケイレブの車は近所の駐車場で発見されたが、血痕がついていた。事件の可能性を疑った警察が捜査に乗り出したが、アニーは失踪事件が両親の芸術活動なのではないかと疑っていた。一方のバクスターは警察とアニーの言い分のどちらが正しいのか判断できずにいた。

その後、アニーはふと高校時代に起きた事件を思い出していた。学校祭の出し物で『ロミオとジュリエット』を上演することになり、アニーがジュリエット役に選ばれたのだが、ロミオ役の男子が緊張のあまり演技ができない状態に陥ったのである。その代役としてバクスターが選ばれ、アニーとバクスターは姉弟でキスをする羽目になってしまったのである。バクスターは姉とのキスを嫌がったが、その光景を見た観客は爆笑し、アニーは侮辱された気分になった。観念したバクスターは舞台上でアニーにキスをしたが、それを見た校長は激怒し、演出を担当した教師(デラノ)を解雇した。デラノは「自分がクビになったことも、ケイレブさんの作品の一つになれるかもね」と2人に言った。自分たちのキスシーンがケイレブによって仕組まれていたことを知った2人は戦慄し、それ以来両親の芸術活動に一切協力しなくなったのである。

2人は両親の捜索を諦め、思い出の品々をフリーマーケットで処分することにした。両親が所有していたCDをBGMにかけていた2人はある曲を聞いて仰天した。その曲は子供時代に自分たちが芸術活動の一環として歌わされた曲であり、一家しか知り得ない曲だったからである。2人はその曲を歌っているバンドの自宅に押しかけた。そこで2人が目にしたのは余りにも過酷な真実であった。


以上、wikiより引用


「アート」と称して、他人にドッキリネタを仕掛けて、その映像を撮るファング家の両親ケイレブとケミーユ。

それを、手伝わされる子供たちアニーとバクスター。

人は、環境に育てられるのか、遺伝子で育つのか、よく考える問題だけど、こんな家庭で育つと、やっていいことと、いけないことの区別が分からなくなることは必然だと思う。

それでも人は、親だけが全世界、という年齢から離れていく訳で、アニーとバクスターも、女優と作家として大人になることができます。

それでも、大人になったある日、両親は、車に大量の血痕を残して失踪します。

これは、いつもの「アート」なのか、はたまた本当の犯罪に巻き込まれたのか。。。

結論は、また「アート」と称する彼らの茶番なのですが、それが分からない子供たちにとってはいい迷惑ですよね。。

両親を探し出した姉弟は、もうつきあいきれない、と両親と決別します。

私としては、当然だなあと。

子供は、いつまでも親の絶対的支配を受けなければならないものでもなく、巣立っていくものだし、ようやく親の呪縛から解放されたアニーとバクスターは、そこから心の自立が出来ていくのだろう、と思いました。

しかしこの親。。。アメリカなんだから、虐待で逮捕されてもおかしくないような。。。

ミス.ニコール・キッドマン

いつもながら、お綺麗でしたウインク

私的評価星