季節は移り秋の気配が深まってきます…
09月08日 二十四節気【白露】はくろ
白い露の【白露】
なんかちょっと美しく素敵な響きの名称の節気ですよね
クールビューティーな雰囲気⁉
「陰気ようやく重なりて露こごりて白色となれば也」
陽氣と入れ替わった陰の氣が増えて
朝夕は気温が低くなることで
朝露が朝靄のなか草の葉に宿り白く輝く頃
夜中に大気が冷えて降りた露は白い粒のように光り
夜間の冷え込みを知らせてくれます
※白露・初候 9/07~9/11 草露白 (くさのつゆしろし)
草花の上に降りた朝靄が白く涼しげに見える頃
小さな露が降りるのは
放射冷却などで空気中の水蒸気が冷やされるから
そして雲ひとつない大きな高気圧に包まれるので
「露が降りると晴れ」はお約束ごと
ちょっとしたイベント続きです…
先ずは 九月九日 は『重陽の節句』
一年に五回ある節句の最後です
奇数=陽数・偶数=陰数
陰数が重なっても陰数ですが 偶数(陰)+偶数(陰)=偶数(陰数)
陽数が重なると陰に転じるとも考えられ 奇数(陽)+奇数(陽)=偶数(陰数)
邪気を払い神様をお迎えする行事が必要という思いが
次第にお祝いのかたちとなり
陽数の最大値、9が重なる9月9日を ”重陽(ちょうよう)“
と呼んで特におめでたい日として祝ってきました
また旬をむかえる “菊”は
翁草(おきなぐさ)・齢草(よわいぐさ)ともいわれ
邪気を祓い不老長寿の霊力を持つと考えられてきたので
この重陽の節句が『菊の節句』とも言われています
食用菊を日本酒に漬けた『菊酒』を飲んだり
お料理に菊を散りばめて召し上がると
菊の霊力が邪気を祓い清められて長寿になれるとのことです
次の日 九月十日 は『中秋の名月』
そして2022年9月10日は、十五夜満月🎑
えっ⁈もう…中秋の名月って思われた方も多いのでは
だって昨年2021年の中秋の名月は9月21日でしたもの
白い丸いお団子と
“秋の七種(草)“などを一緒にお供えします
※秋の七草
萩(はぎ)・尾花(おばな)・葛(くず)・撫子(なでしこ)
女郎花(おみなえし)・藤袴(ふじばかま)・桔梗(ききょう)
それ以外にも
菊(きく)・吾亦紅(われもこう)など季節のお花のお供えでも
畑ではお芋の収穫時期でもありますのでお芋をお供えする地域もあり、
無事収穫が済んだ感謝の気持ちをこめて「芋名月」とも呼ばれます
『菊花酒』につづき『月見酒』
もちろん綺麗なお月さまを愛でながら一杯って
風情がありますよね
お猪口にお酒をついでそこにお月さまを映してみる・・・ちょっと ”粋”でしょ
私はお酒ではなくお水なので『月見水』ですけどね
こんな感じ⁉でお月さまをひとりじめ🌕
そして今年の十三夜は10月8日です
この十三夜は、十五夜とセットでお祝いすることが良しとされており
どちらか片方しかお祝いしないと「片月見」といって良くないんですって
十三夜に是非お試しを
第2位
第1位