昨日、余命宣告を受けました。
がんと上手く付き合いながら、結構元気に過ごしてきた夫。今も元気だし普通に喋れる。
食欲は少し前から落ち始めて少し痩せたけれど、でも元気でお仕事にも行ってました。

先週の通院日、いつものように笑って、行ってきますのハグとキスをして笑顔で出掛けて行った夫。
数日前から乾いた咳が出ていて気になったので、先生に相談して咳止めもらいなよ〜?なんて送り出して。

帰宅するはずの時間に帰って来ず、代わりに病院から電話がかかってきました。
「肺炎になってらっしゃる様なので、このまま入院になります。抗菌薬入れてしっかり治しましょうね」
そう言われました。

それなのに、2日後病院へ呼び出されて突然の余命宣告。。。
全く頭が追い付きませんでした。
先生は画像を私に見せながら説明をされました。

癌性リンパ管症

肺に水がたまってきている事、肺への転移がかなり進行している事、この症状が出ると長くない事、、、

ちょっと、ちょっと待って。
肺炎じゃなかったの?長くないって何?

抗菌薬にリアクションが全くありません
白血球数が跳ね上がってるのは癌の影響
便秘気味で痛いと仰ってた腹痛や脇腹の痛みは癌の疼痛

見た目元気で、ご主人本当にタフでケロッとされてるので信じられないと思いますが、もう来月亡くなってもおかしくない状況です。

今は酸素もいらない程度で済んでるけれど、近いうちにガクっと急に苦しくなります。そうなったらおそらくあっという間です。もうそんなに時間がありません

いつも、ふんわりと穏やかな喋り口調の先生が、いつになく強い口調で断言されたのを見て、あぁ…本当にマズイ状況なんだな、、、と。
只々、そう思ったのを強く覚えています。

御本人に伝えますか?

と先生。

自分の会社の事やいろいろ、やっておかなきゃならない事が沢山あるはずなので伝えてください
と答えました。

看護師さん連れられて入室してきた夫は私を見て笑顔で手を振りました。自分が来月には死ぬかもしれないなんて、そんな事言われるなんて微塵も思ってなかったと思います。

先生は私にしたのと同じ説明をもう一度夫に。

隣で手を握りながら見つめていた夫の顔が、サーっと強張るのが分かりました。
本当に自分の癌は治ると信じていた夫。
これまで何度も奇跡みたいな事を起こした夫。
強気で一切ヘコまずに前だけを向いて病に向き合ってきた夫。
隣にいる私も、なんだかこのまま彼の癌は消えてなくなって、すっかり元気な体に戻るんじゃないかと思わされるほど、うまくやってこれていました。

それなのに
こんなに急に最期はやってくるの?

ちょっと、、、急で僕も驚きました、、、
と先生も少し呆然とされていました。

何も気持ちがまとまりません。
頭の中がチャグチャしていてまとまりません。


彼がいなくなるなんて。
癌になってから覚悟はしてきたつもりだった。
でも、覚悟なんか1ミリも出来ていなかった。
耐えられない。
想像すらつかない。
子供達はパパが元気で帰ってくると思ってるのに、
もうすぐパパは死んでしまうだなんて、どう伝えたらいいの。

ちょっと、気持ちがまとまり次第また書きます。