自然の中にいると、なんだか癒される感じしますよね。

カウンセリングルーム心奏
高見です。

今、悲しみの最中にいる人、

落ち込んでいる人、

へこんでいる人、

元気が出ない人、

人生はままならず、

最悪だと思い、

早くこの苦しみから抜け出したい、

そう思うのは当然ですよね。

最近、グリーフケアについて学んだり考えたりする機会があり、

縁あって

当カウンセリングルームで、

グリーフケア講座を連続でやっている最中なのですが、

改めて、

かの有名なエリザベス・キューブラー・ロスの著作の1つ「永遠の別れ」(共著ですが)を読みました。

大切な人を喪失した時の悲しみについて、

悲しみ抜くことそのものに癒す力がある。

と書かれてあります。

悲しいときは悲しんだらいいのですね。

本を読んで、

それを早くどうにかしようとか、思わずに、

落ち込んだ時も、へこんだ時も、

元気が出ない時も、

きっと、

まるごとそんな自分を受け入れて、

味わいつくすと、

自然に自浄作用や、自分の中の回復力が発揮されて、

また、新しい自分に出会えるかもしれない、

そんな気持ちになりました。

ますは、
落ち込んでいる自分を、悲しんでいる自分を、
へこんでいる自分を

まるごと抱きしめてほしいものです。

私自身も、

落ち込んだり、

元気が出ない時ってありますが、

その理由みたいなものがわかったり、

その落ち込みや元気の出なさを

味わったりしているうちに、

だんだんと

回復していくときは何度も経験してきたので、

本に書かれていることはなるほどと納得できたのです。

E・キューブラー・ロスは、

今でこそ

ターミナルケアや緩和ケア、全人的ケア、

の重要性が公にも認められるようになったし、

医療の中で、スピリチュアルケアの大切さも認められるようになり始めましたが、

そういうことがなかった時代の全人的なケア、スピリチュアルケアのパイオニアの一人だったのでしょうね。

パイオニアは、多くの人に認められる反面、理解されず、孤立したり、批判されたり、苦難も同時に体験するようで、、キューブラー・ロスも、様々なたいへんな思いをされたようです。

でも、彼女は自分の信じる道をひたすら歩いた。
やはりすごいとしか言いようがない。

スピリチュアルというと、誤解されるかもしれない言葉だなと思うのですが、

スピリチュアルケアというのは、

なぜ生きているのか、

何のために生きているのか、

毎日繰り返される体験の意味は何か、

自分はなぜ病気なのか、

自分はなぜ死ななければならないのか、

死んだ後はどうなるのか、

人間に生まれ、人間として生きているということはどういうことなのか、

などの問いに真正面から対峙し、探求し、健全な解決へと向けて絶え間なく働きかけること、
(ウィキペディアより一部引用)

だそうです。

誰にでもスピリチュアリティニーズというものはあり、

つまり、

なぜ生まれてきたのかとか、

この人生の意味は何かとか、

そういうことへの答えを求め、満たされたい気持ちがあるということですね。

満たされているときは、

何で生まれてきてんだーとか、

この人生の意味はなんだーとか考えないけど、

苦難に出会ったり簡単に答えの出ない理不尽さに苦しんだりするときに、

なぜ?!

なぜ、こんな目にあうのか、

それでも生きていく意味は何か、

問いたくなるし、答えが欲しくなるものではないかと思います。

簡単に答えの見つかることではないけれど。

特に大切な誰かをなくしたり、

大きな喪失の後とか、

自分自身の身に起こる、納得できない悲しみに出会うときとか、、、問いたくなりますよね。

この人生の意味は何か?!

私も長いこと、困難に出会い、

この人生の意味、生まれてきた意味を考えてきた一人なので、

スピリチュアリティーニーズは、

よくよくわかります(^^)

人によりそれぞれ求める答えも違うでしょうが、

スピリチュアリティニーズに寄り添えるような

人でありたいと思います。

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