可憐なチューリップの哀愁 | 『千佳子日記』

『千佳子日記』

~絵を描き、音楽と植物を愛し、映画を楽しむ~



 先日、新潟県胎内市の「チューリップフェスティバル」に行った。






 昨年初めて「チューリップ畑」を見に行った。

それまで「チューリップ」は春に咲く当たり前の花としか思っていなくて興味もなかった。

 行動規制が始まった4年前、散歩に明け暮れ公園通いを始めたのをきっかけに、花への興味が沸いた。
 昨年あたりから、「花祭り」が再開されるようになると、私は近場のあらゆる「花祭り」に通うようになった。

 胎内市は新潟県でもチューリップ栽培が盛んな地域。

 会場は、赤、黄色、オレンジ、ピンクなどのチューリップが咲き並び、青空とのコントラストがさらに彩りを際立たせた。


驚いたのは、「チューリップ」にはたくさんの品種があり、バラやボタンのような華麗なものやユリのような清楚なもの、ツバキのような可愛らしいものなどなど、『これ、チューリップ!?』と思うようなものを見ることができた。

 それからというもの、「チューリップ」は一気に〈好きな花〉の1つになった。







  チューリップは、毎年多くの新種が作られ、古い品種は人が意図的に温存しない限り消えてしまう。

 胎内市では、古い品種のものも絶滅しないように、保存栽培の取組みもしているそうだ。


(私が心踊らせていた珍しいチューリップたちは、人工的に作られたもので、古いものは見向きもされなくなってしまうのか…)


そんなことが心をよぎって、なんか複雑な気持ちになった。