HSS型HSP(繊細気質)の38歳
5歳女の子あり扶養内パート主婦OBAです。

元浪費家のマキシマリスト。
ミニマル&シンプルライフを目指しながら
暮らしと心を整え中です。

自己紹介はこちらからどうぞ 看板持ち




どうも、OBAです。






物は確かに物だけど、

物は物単体で存在しているのではなく、





物には愛着やら執着やら未練やら

所有者のさまざまな

感情が張り付いている。





モノと感情はニコイチと言っても

過言ではない。





断捨離とは物に張り付いたそれらの

感情の接着を1つずつ剥がしていく作業。





べったり張り付いた接着は

なかなか剥がすのが難しい。





今日は私がその接着を剥がすのに

とても苦労難しかった1冊の本を

ピックアップ。




 


それが、こちらの本。

「司会・幹事 段取りの仕方」






その昔、私が会社員だった頃、

職場でアナウンス技術を学んでおり、




仕事の延長でイベントの司会をしたり

結婚式の司会をさせて頂くことがあった。





会社経由で舞い込んでくる司会業には

台本があり、私はそれをこなすだけ。




苦労したのはプライベートで引き受けた

結婚式の司会である。





結婚式の司会といっても

プロとしてではなく、



親しい会社の先輩上司の結婚式司会、

いわゆる友人司会が主だった。




アナウンスをかじっているとはいえ、

素人であるという事実に変わりはなく、





そんな素人に結婚式の司会を依頼するなんて

なんて懐の広い上司だろうと当時は他人事のように感心したものである。

(自分だったら怖くて無理ー)





お粗末な友人司会は見るに耐える。

大抵の人間にとって一生に一度の結婚式が

司会者で台無しというのはよくある話しだ。





私もそれを心得ていた。





素人の友人司会とはいえ司会の仕事を

引き受けるからには失敗は許されない。





覚悟と責任を持って引き受けた。







新郎新婦と式場の担当者の打ち合わせに

なぜか同席する私(想像するとウケる)





いや、当時の私は真剣なのである。





新郎新婦の生い立ちからご家族のこと、おふたりの出会いから結婚に至るまでのありとあらゆるプライベートなエリアに入り込みながら台本に起こしてゆく。






台本を作る際に参考にしたのがこの本だった。

ウェルカムスピーチ、プロフィール紹介

主賓の挨拶、お色直し、花嫁の手紙、





私はこの本とネットの情報の独学だけで

台本を作り上げさもプロのような顔をして

結婚式の司会を成し遂げたのである。






本に挟んであった台本達。

ありがとう、さようなら。






20万円の大金をはたいてプライベートでアナウンススクールに通ったのもいい思い出。





この歳になって子どもを育てながら土日が全て潰れる司会業の道にいくことは、きっと今もこれからもうないだろう。



物は捨てても想い出は消えない。



心のどこかでくすぶっていた私の気持ち、

長いこと待たせてごめんな。



もう大丈夫、ありがとう、さようなら!






たった1冊の本を手放すまでに

10年以上かかってしまった。

過去への執着を

過去への未練も全て手放そう。





私は、私たちは、

「今」を生きなければ。






そう、断捨離が大変なのは



ああなりたかった

あれもやりたかった

これもやりたかった

でもできなかった

まだやりたい



そんな想いや執着や思考に

決着をつける作業。




逆に断捨離して削ぎ落としていくと

本当にやりたかったことやりたいことが

見えてくる場合もある。




再度チャレンジするきっかけを

くれることもある。




面白いね。







余談ですが、




司会をさせて頂いた先輩方とは

今でも年賀状のやり取りをしています。




ちなみに、年賀状という風習も

整理整頓ミニマルライフ界隈で

賛否両論あるアイテムだが、

それはまた別のお話し、、、。





最後までお読みくださり

ありがとうございました。




またお会いしましょう、

OBAでした。





いらっしゃいませ指差し