手術、するの?しないの?
と散々やきもきしていた私たち。
大量化学療法後のCTとMIBGシンチの結果を受けて、
手術する方針が外科で決まったと告げられた。
大量化学療法後の経過が微妙なので、
日程は確定ではないけど、やる予定らしい。
それを聞いた時は、
やった〜!!取ってくれるのね〜〜!!
ありがとう〜〜!!
それならこのままこの病院でお願いしましょう!!
ベテランっぽい(雰囲気で判断)先生がやってくれるもんね!!
やっぴ〜〜!!
と、内心とても喜んだ。
(もちろん表面上は普通の顔)
だけど手術を受けるのは私じゃなくて、娘。
娘は当然気になって仕方ないようだ。
「しゅじゅつってなに」
「いたいの」
とずっと聞いてきた。
私もいつもの、落書きを書いて説明をした。
娘ちゃんのお腹の中に、悪いおだんごがいるよね。
そのおだんごに、強いお薬をたくさん使って、小さくしてきたよね。
いまは小さくなって弱ってるよ。
いい感じ。
だけど、このおだんご、悪いことばっかりするからさ、
娘ちゃんの身体から、ブチっ!と取って、ぽーいっ!て捨ててしまいたいのよ。
(絶対こんな効果音じゃない)
「ここでふえちゃうよーって?」
「おおきくなっちゃうよー!って?」
そうそう。
そんなことばっかり言ってるのよ(知らんけど)
そんな悪いやつ、早くどっか行ってほしいよね。
「うん」
だから手術でとっちゃう!
「…」(不安そう)
大丈夫。
したことあるよ。痛くなかったでしょ?
娘ちゃんが眠ってる間に、先生が忍者みたいに全部終わらせてくれるよ。
「…」(不安そう)
しばらく毎日こんな説明をして、
YouTubeの手術室の動画を何度も一緒に見ていた。
娘はなぜかこういうのが大好きなのだ。
病院が用意してくれた、移植の説明資料(紙)もボロボロになるまで読んで(私に読ませて)
覚えてしまっていた。
こんなに予習ばっちりの子も、なかなかいないだろう。
このときは、手術をすれば全てOK!
いいことばかり
娘の心の準備もできてるし!
うまくいってる!はっぴー!
と超単純に思っていた。
既に手術が終わりましたが、
実際は普通に術後は痛いし(当然)
手術の内容も楽観的に思っていたのとは違いました…