36.5℃の壁

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体温が低い人が多いな~と思う。

 

風邪をひいて治りにくい患者さんに聞いてみると、平熱が低い人が多い。

普段35℃台。なので、37℃でも普段より2℃高いわけで、とても辛いと思われる。

 

 

ちなみに人間の平熱というと、だいたい36.5℃~37℃。

このくらいの平熱であれば、基本的に風邪はひかない。

 

 

感染症法では37.5℃以上を「発熱」、38℃以上を「高熱」としている。

しかし、個人個人の体が違うのに「法律」で定義を決めているのはなんだか笑ってしまう。

(もちろん、境界を決めたり定義づけしなければ、データを取ったり物事をまとめたりできないので仕方ないのだが)

 

 

 

さて、どうして低体温は良くないのだろう?

 

 

それは、「自分の免疫力が十分に働くことができない」から。

 

私たちのカラダには60兆個の細胞がある。

その細胞たち一つ一つに、全身に張り巡らされた血管内の血液が栄養とか酸素を送り続けている。

 

細胞たちも生きているので、うんこ的な「老廃物」を出すわけだが、血液がそれを回収したりしている。

細胞たちの身の回りを常にキレイに保ってあげているのだ。

 

そして、この血液の中に「白血球」も存在する。

彼らは病原菌をやっつけたり、異物を食べてしまう働きをする。

 

「街」に例えてみよう。

街全体がカラダ、道路が血管、家一軒一軒が細胞。

そしてゴミ回収車を白血球としよう。

 

家から毎日出されるゴミを、自治体のごみ回収車が回収してくれなかったら街は

ゴミであふれかえり、大変なことになる。。。こんなイメージ。

 

夏でも冬でもゴミ回収車はきっちり来てくれるが、カラダはそうではない。

 

低体温の状態になると、血液の流れが鈍くなり、おそうじ機能が進まない。

それどころか細菌やウィルスが入ってきても、それを退治する白血球が到着するのが遅くなる。つまり、病気になりやすくなる。

 

そして更に厄介なことに、低体温の人はがんにかかりやすいこともわかっている。

 

 

白血球は、ウイルスや細菌だけでなく、がん細胞が体の中にできるたびにそれを攻撃をしてくれている。

 


なんと、健康な人でもがん細胞は1日に5000個もできている!

そのうち1個でも生き残ってしまうと、それが倍倍になって日々増えていくのだ。

1センチのガン細胞として認識されるまで、10年かかるといわれている。

 

 

白血球の戦いが、毎日5000勝0敗でないといけない。

なんと過酷なことか。。そしてカラダとはなんと素晴らしいのだろう。。

 

 

ガン細胞ができてしまうのは活性酸素など色々な原因があるけれど、低体温もその一つ。

 

 

ガン細胞は36.5℃で死滅する。

 

 

この「36.5℃」という体温!

これを保っておけば、ガンになる確率が格段と減るわけである。

 

本来の人間の平熱がこの温度と言うのは、もともと人間はガンにならないものなのでは・・と思う。

現代の生活スタイルが明らかに多くの病気を生んでしまっているなぁ。。と思う今日この頃。