父と母の与えてくれた命がつきるまで頑張って生きていきます。 | かもめ食堂とめがねのような暮らし。

かもめ食堂とめがねのような暮らし。

北欧雑貨・作家ものの器・読書・お散歩・かもめ食堂やめがねにパンとスープとネコ日和にしあわせのパンとすいかが好き。
毎日を穏やかに丁寧に暮らしています。

父が急逝して今日で11日目。

今でも毎日、ふとした瞬間に涙があふれてしまうけれど

元気に過ごしています。

父は亡くなる前日まで畑を耕していました。

きちんとした性格の父は警視庁の警官でした。

農家の後を継ぐために帰郷。

母とずっと葡萄を作ってきました。

まじめで几帳面な父が作る葡萄は県でいちばんおいしい葡萄として

表彰されたこともあります。

夏は特に忙しく朝は4時に起き日が落ちる7時過ぎまで働いていました。

何不自由なく育ててくれた父と母でした。

そんな父は母が亡くなった後も昨年、脳梗塞で倒れて不自由が残る

からだで自分の身の回りのことは自分でして旅立ちました。

最期の最後まで畑をきれいに整えて。

今は葡萄づくりはやめて家で食べる野菜を作っていた畑です。

庭も草がなくきれいに整えられていました。

ただ几帳面で食事を終えるとすぐに食器を洗って片づける父が

よほど体調がすぐれなかったのかキッチンの床にトレーに乗った

食器が残されていました。

夕食のあとのまま、テーブルには寝る前に飲んだ薬の空袋が

ありました。

しかも水の入ったコップとともに。

警察署での検視の結果、亡くなったのは翌日のお昼頃ということでしたが毎朝、身支度を整えると取りに行っていた新聞が郵便受けに

入ったままだったこと、朝食を食べていなかったこと普段着だったことから考えて朝起きてすぐに倒れて息を引き取ったのがお昼頃だった

ようです。

たまたまその日はヘルパーさんが来てくださる日で来ても鍵がかかって出てこないところで異常を感じ連絡してくださいました。

その日は午後から私も行く予定でまさに出かけようとしていたときに

連絡が入りました。

死因は心不全でした。

母が昨年8月10日に亡くなったときと同じように倒れているのが

発見されて同じ心不全で亡くなりました。

こんなにも早く亡くなると思っていませんでした。

母のぶんまで長生きをして欲しかった。

おとなしくてやさしい父でした。

最期に訪ねた日も私の手の病気の事や体調のことを心配して

いました。

自分のからだよりも私のことを。

母の亡くなったときにわかっていたことなのになぜ感謝の気持ちを

ちゃんと伝えておかなかったのだろう、

何故、父のためにもっと自分の時間を使ってあげなかったのだろう、

何故もっと優しい言葉をたくさんかけてあげなかったのだろう、

何故・・・・・何故・・・・・と後悔ばかりがつのります。

昨年の今頃はふたりとも元気だったのに何故、こんなにも早く

今も父が亡くなったことが信じられないときがあってかかってくることのない電話の着信を確かめてしまいます。

この世の中のどこにももう父も母も居ないのだという現実だけが残り

悲しく寂しくつらい気持ちでいっぱいです。

でも私には娘や息子との生活があります。

悲しんでばかりはいられません。

亡くなるまで与えられた命の限り頑張って生きた父や母のように

私も父と母から与えられた命の火が消えるまで頑張って生きていきます。

 

ここに私の好きな詩を載せておきます。

私は父と母にこうやって向き合っていたのか自問自答しています。

 

 

「手紙~親愛なる子供たちへ~」

年老いた私がある日 
今までの私と違っていたとしても 
どうかそのままの私のことを理解して欲しい 

私が服の上に食べ物をこぼしても 
靴ひもを結び忘れても 
あなたに色んなことを教えたように見守って欲しい 

あなたと話す時 
同じ話を何度も何度も繰り返しても 
その結末をどうかさえぎらずにうなずいて欲しい 

あなたにせがまれて繰り返し読んだ絵本の
あたたかな結末は 
いつも同じでも私の心を平和にしてくれた 

悲しい事ではないんだ 消え去ってゆくように 
見える私の心へと 励ましのまなざしを向けて欲しい 

楽しいひと時に 
私が思わず下着を濡(ぬ)らしてしまったり 
お風呂に入るのをいやがるときには思い出して欲しい 

あなたを追い回し 何度も着替えさせたり 
様々な理由をつけて 
いやがるあなたとお風呂に入った 
懐かしい日のことを 

悲しいことではないんだ 旅立ちの前の 
準備をしている私に 
祝福の祈りを捧(ささ)げて欲しい 

いずれ歯も弱り 
飲み込む事さえ出来なくなるかも知れない 

足も衰えて立ち上がる事すら出来なくなったなら 
あなたがか弱い足で立ち上がろうと
私に助けを求めたように 
よろめく私にどうかあなたの手を握らせて欲しい 

私の姿を見て悲しんだり 
自分が無力だと思わないで欲しい 

あなたを抱きしめる力がないのを知るのは
つらい事だけど 
私を理解して 
支えてくれる心だけを持っていて欲しい 

きっとそれだけでそれだけで
私には勇気がわいてくるのです 

あなたの人生の始まりに
私がしっかりと付き添ったように 
私の人生の終わりに少しだけ付き添って欲しい 

あなたが生まれてくれたことで
私が受けた多くの喜びと 
あなたに対する変わらぬ愛を持って笑顔で答えたい 

私の子供たちへ 愛する子供たちへ 
 

 

良かったらクリックをお願いします。

にほんブログ村 雑貨ブログ 北欧雑貨へ
にほんブログ村