仕事の帰り道、白い杖を持った人が
バス停の横の工事中の柵の所で、杖で探りながらウロウロされてた…。
きっとバスに乗りたいのに、バス停の様子がいつもと違う事に、困惑してはるんや…
バス停はちゃんといつもどおりだけど、
見えないとそりゃわからんよな…
すごく困ってはるのは手に取るようにわかるが、
咄嗟に身体が動かない…。
確かこの前テレビで、視覚障害の人には、
前から急に声かけると、びっくりされるから…っていうのを見たしな…
立ち止まってオロオロと様子を見守るが、
どうしたらいいのやら…
近くを歩いていた何人かが、気にしているも、 誰も声をかけられず…
…と、その時、ちょうど通りかかったおっちゃん
何のためらいもなく
「あ、ちょっと行き過ぎてしもたんやね!
バスに乗りたいんやね…
ちょっと待ってよ〜
はい、腕につかまって…」
と声をかけはった
「えっと…バス停は…」
と、そこで、やっと自分の身体が動いた。
「あ、ここです〜!こっち!」
バス停を指 指した私を見て、ニコリとしたおっちゃん、
その方をちゃんと自分の後ろ側の腕につかまらせて、(そうそう、テレビでも、そうしてあげるのが一番良いと言ってたんだった)
バス停まで丁寧に誘導
その視覚障害の方も、すごく安心した顔されて
お礼を言っておられた…
よ、良かったぁぁぁ〜
それにしても…
おっちゃん、
かっこいぃ〜
咄嗟にそういう事が、すっと出来る人に、
私もなりたいのにな…
まだまだ修行が足らん…
世の中には、ほんまにかっこいぃ人が
たくさん居てはるな…
世の中 捨てたもんじゃないな…
と、たったこれだけの出来事だったけど、
とてもホッコリした日でした(*^o^*)