『傲慢と善良』読みました。
一言でいうと30代の婚活の話ですが、面白かったです。
婚活が軸にありますが、引き込まれるのは多くの人の細かい心理描写で、なるほどと思わされて止まらなくなりました。
20代までの人が読んだら、あんまり理解できないかもしれないですね![]()
主に30代~60代の心理描写なので、その世代の人、特に30-40代の女性が「そうそう」と思って読める内容かと思います。
中受生はどうだろう?🤔テストでは小学生が関わったことの無いテーマのものもよく出てくるから(離婚、貧困、介護、恋愛、なども試験に出ますしね)、そういう意味では読めば見識が広がりそうです。(この本は大人向けなのでおすすめはしませんが。)
自分と似通った劣等感の描写に心が苦しくなったり、子どもを無自覚に縛ろうとする初老の母親に嫌悪感を感じつつも自分もそうなるのではと怖くなったり、読んでいて重苦しい気持ちにもなりました。
逆に、狭い地方の狭い価値観の中で生きる人物には優越感を感じるなんてこともありましたw
中受ブログ的に言えば、次女を地元の名門?お嬢様女子高に入れたことを誇りにしている母親が出てくるんですが、長女はその感覚を馬鹿げたことだと一蹴するし、次女の婚約者(東京出身)はその学校の名前を聞いたこともありません。そのあたりの価値観のズレが滑稽です。
10代、20代でこれを読んで心から納得感を得られるなら、進学も就職も結婚もこれから誰よりも要領よくこなせることでしょうね![]()
過去に後悔がある30-40代が読めば、その後悔が思い出されて暗い気持ちになるかもしれません。
気晴らしに良い本です(気、晴れませんけどね)