笹川記念保健協力財団のブログから思うこと | ふるさとの空 都会の空

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 笹川記念保健協力財団の喜多会長さんの財団ブログを時々見ていますが、2017年12月26日付の『仲間の「看多機」が兵庫県知事賞受賞!!!嬉しい日々・・・』という記事を見て、「看多機」という文字が目に止まりました。

 なんだろう?と思って調べてみましたよ。

 まず、福祉・介護分野の施設や制度等いろいろありまして、非常に複雑で覚えるのも大変ですが、どんなものがあるかとあげてみると

施設サービス
●民間 運営
(有料老人ホーム)
  ・介護付有料老人ホーム
  ・住宅型有料老人ホーム
  ・健康型有料老人ホーム
(その他の施設)
  ・サービス付き高齢者向け住宅
  ・グループホーム

●公的施設
(介護保険施設)
  ・特別養護老人ホーム
  ・介護老人保健施設
  ・介護療養型医療施設
(福祉施設)
  ・ケアハウス
  ・養護老人ホーム

居宅サービス
●居宅サービス
  ・訪問介護
  ・訪問看護
  ・通所介護
  ・短期入所等

●地域密着型サービス
  ・定期巡回・随時対応型訪問介護看護
  ・小規模多機能型居宅介護
  ・夜間対応型訪問介護
  ・認知症対応型共同生活介護等

 など様々なサービスがあり、それぞれ介護度により受けられるサービスが細かく制限されているようです。

 ここまで来て、『小規模多機能型居宅介護』という言葉が出てきました。2年前場で地域医療連携の事務仕事をしていましたが、恥ずかしながらこの知識がありませんでしたので少し調べてみました。


 厚労省のホームページで『看護小規模多機能型居宅介護(複合型サービス)について』と解説があります。
◆厚生労働省のホームページ ←解説

 少し中身を見てみると

1.看護小規模多機能型居宅介護とは

 「看護小規模多機能型居宅介護」とは、下記のようなニーズのある方々を支援するため、平成24年度介護報酬改定で創設された(当初の名称は「複合型サービス」下記参照)新しいサービスです。

 ○ 退院直後の在宅生活へのスムーズな移行
 ○ がん末期等の看取り期、病状不安定期における在宅生活の継続
 ○ 家族に対するレスパイトケア、相談対応による負担軽減

 平成24年4月に、「訪問看護」と「小規模多機能型居宅介護」を組み合わせて提供するサービスを創設し「複合型サービス」としていましたが、提供するサービス内容のイメージがしにくいとの指摘も踏まえ、平成27年度介護報酬改定において「看護小規模多機能型居宅介護」と名称を変更しました。

 なお、平成23年の介護保険法改正で創設した「複合型サービス」は、訪問介護、訪問入浴介護、訪問看護、訪問リハビリテーション、居宅療養管理指導、通所介護、通所リハビリテーション、短期入所生活介護、短期入所療養介護、定期巡回・随時対応型訪問介護看護、夜間対応型訪問介護、認知症対応型通所介護、小規模多機能型居宅介護の中から2種類以上組み合わせて提供することが、特に効果的かつ効率的と考えられるサービスの総称です。

 とありました。

 そして、平成29年3月時点の群馬県の◆事業者数を見てみると、高崎市4、桐生市2、伊勢崎市1、館林市1とありました。全国では約350か所あります。

 ここで喜多先生のブログの中での文章を挙げてみます(一部加筆あり)。
『看多機は、現在、日本で300を超えていますが、端的に申せば、医師のいない診療所(ベッド数20床以下が診療所、20以上は病院)とも申せます。経験を積み、それなりの研修を終えた看護師が、外部の医師や医療施設との連携のもと、専門的な「看護/ケア」を行います。高度で侵襲度の高い医療行為はありませんが、穏やかに、個々人の生命力回復力を尊重した医療が行われるところです。

 大槻氏(一般社団法人ソーシャルデザインリガレッセ代表)は、在宅/訪問看護センター開業後、早い時点で「看護小規模多機能型居宅介護施設」を立ち上げられました。といっても、それは、地方自治体の指定が必要なので、実際には、開業準備中から、「看護小規模多機能型居宅介護施設」をも想定した行動をとっておられました。』

 地域に必要な医療施設として大規模な総合病院はもちろんのこと、現在の医療制度は大病院、中小病院、診療所・クリニック、リハビリ施設、介護入所施設、介護通院施設等が機能を特化し、それぞれ連携した『地域医療連携』が特に必要となっています。

 渋川地域では、昨年4月に渋川医療センターが開院し、北毛地区の中心的な医療施設として充実しつつあります。小児科や産婦人科などの医師が医師不足の影響で採用できないため、機能的にはまだまだ十分とは言えませんが、渋川地域全体が一つの医療施設として連携し、小児科は小児医療センターに、循環器は北関東循環器病院、整形外科、産婦人科なども民間の病院・診療所などと連携して足らないところをお互い補っていくような連携が取れていればといつも思っています。

 国の医療制度の仕組みが、急性期→亜急性期→回復期(リハビリ)→社会復帰または介護施設&在宅医療といった流れになっています。

 200床以上の大病院に紹介状なしではかかれないか若しくは選定療養費として負担が必要となったりしますが、このような国の医療制度を地域住民もしっかりと理解し、軽度な疾病は、診療所やクリニックなどのかかりつけ医を普段からもって治療にあたるように心がけることが必要な時代になっています。

 私は、今まで比較的健康で、あまり医者にかかったことがなかった分、かかりつけ医を持っていないので少し不安な面もあります。

 で、話がまとまりませんが、がん患者などの場合は、大病院で手術や抗がん剤療法、放射線治療などを受けて回復期には療養型の病院に転医し、リハビリ治療を受けて治癒した場合は社会復帰し、治療継続の場合は介護施設に入所するか在宅医療などとなります。
 ここで、退院直後の在宅生活へのスムーズな移行やがん末期等の看取り期、病状不安定期における在宅生活の継続、家族に対するレスパイトケア、相談対応による負担軽減などが必要な場合、「看護小規模多機能型居宅介護」の機能が発揮されるのだと認識しました。

 うまく書けませんでしたが、これからの時代、このような医療・介護連携がますます必要になってきます。渋川地域でも医療と介護の連携について関係者が調整していると聞いています。渋川地域だけでなく、手薄なところは広く前橋、高崎、利根沼田、吾妻地域の医療・介護の連携がスムーズに取れるように、隣接地域全体で連携が行われるようなシステムが構築されると住民も安心して暮らせると思います。

 発展を続ける渋川市行幸田地内
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