
翔side
「あっごめん…足元がちょっと危なかったから…」
なんて自分でもわけわかんないこと言ってる
なって思いながら手を引き寄せた言い訳をしてみた
ちょっと下を向いてふふっって笑って
ふわふわした髪の毛が鼻をくすぐった
「Sho はもう家に入ったの?」
「いやまだ入れてもらってないし入ったら出口がわからなくなりそうだけど…」
「ならまだ部屋は決まってないってことかな?それならちょうど良かったボクのへやが空いてるからちょっと狭いけどそこでいいなら
隣だし…何かあったらすぐに呼んでくれれば
執事より早く行かれるから…」
「雨避け出来ればそれでいいよ」
「じゃ家に行こ〜自転車の後ろに乗って…」
「自転車なら俺が漕ぐからJunが後ろに乗ってよ…ほらちゃんと捕まって…」
Junは俺の腰に手を回してJunのほっぺが俺の背中で感じてる
俺はひとりっ子こんな弟がいたらなって
そんな風に思えた
屋敷いや城だ…城に入ったら…
「Jun坊っちゃま…ランチも取らずに…また海に行ってたんですか?からなず誰かに言って言ってくださいませ」
「心配させてごめんね…これからはこの人Shoがいるから大丈夫だから…部屋の準備手伝って…」
「誰か行かせますが…お部屋は東の〜」
「あそこじゃボクの部屋から遠いいでしょ
隣でいいから…もういいよShoボクが手伝って
あげるから…着いてきて…」
ここに来るのはどこを曲がって来たっけ?
って思うほど広くて俺はこの先何回迷子の呼び出しになるのかと思うほど城は想像の上を越えていた
エレベーターに乗ってどうやら最上階へ
「Sho…この部屋使って…3年前まで部屋として使ってたけど…ちょっと狭くてね
中の物は良かったらそのまま使って…」
ドアを開けるとそこは普通に3LDKのマンションっていう程の広さ
俺が居たのはワンルームこの部屋の3分の1
程度の所で…俺は全くこの状況がわかってない
ちゃんと聞かないと
俺は一体なんのためにここに来たのか
そしてJunのこととその家族そしてここは一体どこなんだ
「Jun…君に聞きたい事がある」
「わかった…なんでも答えるよ…ボクの部屋に
来て…」
ボクの部屋って言いながら奥へ行くJun
奥に行くと扉がありそこを開けると
またそこはバカでかい空間
「Shoの部屋とボクの部屋はこの扉で行き
来できるよ…ボクも鍵をかけないからShoもかけないでね…まぁ適当に座って…」
座ってって言っても落ち着かないなぁ
ベッドルームもシャワールームもトイレも
ウォークインクローゼットも全てスケルトン
なんの仕切りもないひとつの空間
「落ち着かない?もう余分な物はいらないんだ
って言っても隣の部屋に要らないものを
押し込んじゃったけど…邪魔だったら言ってね捨てるから…」
「いや全然邪魔じゃないし…むしろいて
くださいだし…」
「そうそれならもうしばらく置かせて貰うね
ボクは飲むものはほとんど水でいいんだけど…Shoは何が好き?」
「出来ればコーヒーそれにミルクを入れて
冷たいのね」
「わかった覚えておくね
作るからほんと座ってて…で今一番Shoが思ってること…ここはどこだってことだよね
ここは日本から独立した国Wonderland
一応その国の皇太子ってことかなHAHAw」
「わっWonderlandってあの俺が生まれるずっと前に日本から独立した国それがここ
それでその国の皇太子って」
「びっくりした?」
「そりゃびっくりするでしょ」
「Shoこれからよろしくね…近づきのしるし」
Junの顔が近づいてそのまま唇が重なった
♡翔くんこんなイメージ❤️
遅れてごめんなさい