寅次郎の診察日 カサブタの正体判明? | きなこ餅とオカン

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きなこ餅こと寅次郎とオカンとオトンと新しく家族になった
マーブルケーキこと華とチョコケーキこと慎之助が
繰り広げる日常のお話しです。

関東のみなさま雪大変でしたね被害はなかったでしょうか?

オカン地方も積雪はあったものの金曜は一日雨だったのでスッカリ溶けちゃいました苦笑

さて、ただいまオカンは何をどう書けばいいのやら足りない脳みそを
フル回転させて湯気出そうになってたりします(笑)


おさらいも兼ねて最初から書きますかね


文章力のないオカンなので話長くなるので途中に木曜の定期診察の後の寅次郎を
交えつつ書いていきますがお時間のあるときにでも読んで下さればと思います。


まず、寅次郎は三年ほど前に大学病院で扁平上皮癌と診断され、心臓の状態も良くないので
腫瘍摘出することもできず残された時間を過ごす・・・ということになりましたね。


しかしながら不整脈による発作は起きれど扁平上皮癌は悪化を見せず癌と診断された部分も
カサブタは出来れど扁平上皮癌が進行していった壊死によるグチャグチャ(お気を悪くされたら
ごめんなさい)状態にならず素人ながらにも本当に皮膚癌なのか??なんて思う日々でした。


そんなこんなで皮膚癌と診断されて早二年以上たち、今まで通院していた病院が
閉院することになって先生が新しく勤務する病院は車で20分ほどかかるため
近くの違う病院に通うことも考えたけど寅次郎の今までの状態をオカンは説明する
自信がなかったため(笑)カルテや画像など新しい病院に置いてあるので
肉球にもカサブタが出来ていて切らせてもらえない爪を切ってもらうために行くことに


そこで、カルテと寅次郎の状態を確認した院長先生が寅次郎は扁平上皮癌ではないかも


いくら高齢で進行が遅かったとしても二年以上もこの状態はありえないのと
皮膚の状態が皮膚炎のものに近いということでアレルギーや精神的なものなど
他に原因があるかもしれないということでアレルギー用のご飯に変更したり
今までとは違う消毒液や塗り薬など試すことになりました。


もう新たに治療とかするつもりなかったけれど、カルテや画像があるからといって
流れ作業のように適当にあしらわれるより良いか~それで今より良くなればいいしと思い
いろいろ出来ることを試していく一ヶ月でした。


そんなこんなで、寅次郎の悪臭もなくなりオカン的にはカサブタの部分も以前より
かなりいい状態が続いているのでよかった~なんて思ってたものの院長先生からすると
これだけいろいろしてみてこれくらいしか良くなってないのは普通の皮膚病ではないっぽいとの事


そんな時、新しい病院は年に何回か皮膚を専門に研究?している偉いの先生を呼んで
勉強会を開いているそうでそれがたまたま2月14日にあるということでこのひと月の間の
画像やらを見てもらい何が原因かなんの病名か判断してもらうことが出来るそうで
本当は画像ではなく実際の状態を見てもらったほうがいいので連れて行けるなら
連れて行きたいと言われたけれど心臓のことがあるので怖いからお断りすることに苦笑


                 断る!




そして、その偉い先生の見立てを土曜日に連絡してくださることになってたのでその電話を受け
どうやら大学病院で診断された扁平上皮癌はあながち間違ってはく扁平上皮癌であるけれど
扁平上皮癌でない・・・なんのこっちゃ(笑)と言われる


寅次郎のカサブタの病気はどうやらボーエン病の疑いが濃厚とのこと


ボーエン病とななんぞ??と院長先生に説明していただいたものによると
(以下、院長先生に書いてもらったものをそのまま書きます)


ボーエノイド  in situ カルシノーマ

(表皮に限局した扁平上皮癌)


原因はウィルス誘発性?(不明)  パピローマウィルス(乳頭腫)


というものだそうで、扁平上皮癌であるけれど扁平上皮癌のように皮膚表面から次第に
体内へと進行していくものでなく皮膚表面にとどまる癌らしい

--------
角質
-------               角質と真皮までが上皮
真皮
-------
皮下


皮膚がこのように分けられ、扁平上皮癌はこの上皮の部分にがん細胞が出来それが
進行していくと真皮のほうへと癌が拡大していき壊死していき最終的には他の臓器へ
転移してしまうものだけど寅次郎のボーエン病は上皮部分に留まり横に広がることも
あるけど皮下のほうまで進行していかないらしい


ま、院長先生の言葉をそのまま書くと扁平上皮癌の親戚みたいなものだってさ(笑)


で、もひとつ平たく言えばボーエン病はイボのような癌?という感じらしい


ちなみに人間もこのパピローマウィルスに感染しちゃうこともあるようだけど
人間はイボになることが多いそうです(たぶん水イボのようなものかな)


そして、このボーエン病という皮膚がんは命にかかわるような癌ではないとのことでした。


              それは嬉しいこっちゃな♪




ということで、じゃぁボーエン病の治療は何をするの?ということなんだけど実はこの病気
とても珍しいらしく診断してくださった偉い先生のとこでも2例しか診てないという
くらいだそうです。


ま、もしかしたらもっとたくさんこの病気にかかっている子いるのかもしれないけど
ボーエン病と診断出来る獣医さんほぼいないらしくうちみたいに治らないねぇ~
ってな状態で一生を終えてる子がいるんじゃないかな~なんて思ったり。


ということで、そんな珍しい病気なため有効治療というものがないらしく(ってかそもそも
開発してない?)イボのような癌ということで人間でもこういったウィルス性のイボには
ハトムギが良いらしいのでハトムギを飲ませれば・・・という簡単なものではないらしく
人間が飲むようなハトムギの漢方薬では効果がなく特別に作ったハトムギエキスが
あるそうで偉い先生のところのその2例の子はかなり効果を出しているとのことなので
寅次郎も試す価値アリとのことでした。



しかしながら、その漢方薬のようなお薬はまだ試験段階に近いものなので一般では
手に入るわけではないようで・・・どんだけお金かかるんだろと今からドキドキよ


そんな簡単に手に入るお薬ではないのでより明確な診断をするために皮膚の細胞を採取して
その検査を偉い先生のところにお願いして診断してもらいボーエン病と確定されたら
ハトムギエキスの漢方薬を試していこうということに


そんなこんなで土曜日は急遽病院に行って局所麻酔にて細胞採取してもらいました


               ところでオカンこれなんか間違ってないか?



・・・かおぷ


そんなわけで、細胞検査にかかった費用・・・三万二千円ちーんちーん


イタイ出費だけどね・・・珍しい病気だし院長先生も寅次郎のような病気の子もう
これから先出会うことないかもだから興味深いって言われて命に関わる病気でなけりゃ
もう今のままでいいよ・・・なんて言える雰囲気でもなかったのよね・・・(笑)


でもまぁ、こんな珍しい病気で治療法も一応放射線治療などするらしいけど有効治療じゃないし
今後同じような病気になった子のためにも寅次郎がひとつの治療症例としていい結果を出せたなら
いいことではないか~うんうん!そうそう!だから出来ることをしていこうじゃなか驚きガッツオー


と、自分に言い聞かせてるオカンであった(笑)


ちなみに細胞採取された寅次郎は少し抵抗を試みたようだけどそんなの無視されて
皮膚を少し切り取られてご立腹で診察室から出てきたよ(笑)


細胞検査の結果は10日ほどでわかるとのことでまたその時に結果を書きますね。


しかし、もう長くはないと言われ残り少ない時間を悔いのないように過ごそうと
好きなようにさせて時には悲しくなったりしてたのに・・・死なへんのかよ(笑)


となると、人間というものは欲深い生き物で皮膚癌が命にかかわるものでなけりゃ
ずっと諦めてきた心臓の治療をすればまだまだ生きれるんじゃね?なんて思ったりして


院長先生も寅次郎の皮膚がんがボーエン病でそれに関しては心配することないのであれば
心臓を安定させる薬を飲ませたりして治療をしてあげると寿命をまっとう出来るでしょうって
言ってたしホントに東京オリンピックまで生きれるんじゃね?なんて思ったり(笑)


ってか、寿命をまっとうってすでに平均寿命超えてるきがするんだけどね苦笑


ということで、なんだか思わぬ方向へ向かいつつある寅次郎にビックリしてるオカンであった



ジジイよ・・・そんな珍しい病気になるなよな(オカン心の叫び)