去年ブログに触れましたが、現在の新型コロナウイルス感染にもお役に立てるのではないかと思い、もう一度詳しく書いてみます。


1000年以上前、京都の町で疫病が流行した時に、多くの人々が命を落としていました。


その時、、慈恵大師良源(じえだいしりょうげん912985年)さまが、自分が祈りを捧げている姿をカガミに写し、そのカガミに写っている姿を弟子に描かせたのがこの鬼です。





このお札のお陰で、疫病はなくなったと言われており、現在でも、魔除けとして使われています。


ユニバーサルスタジオのロードオブザリングのところにも描かれているそうです。


このお札が販売されている横川のお堂の中には、如意輪観音さまのマントラが書かれています。





元三大師さまが如意輪観音さまの化身であると言われおり、元三大師さまを拝む時は、この如意輪観音さまの功徳を讃えるマントラを唱えるそうです。

如意輪観音さまとは、Cintāmaṇicakra(サンスクリット語:चिन्तामणिचक्र)は Avalokiteśvaraを具現化した菩薩さまのことです。

Avalokitesvara のお名前は「ハートスートラ」般若心経に書かれています。

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Arya-avalokitesvara Bodhisattva

Gambhiram prajnaparamita Caryam caramano


Vyavalokayati sma : Panca-skandhas Tams ca Svabhava sunyan pasyati sma 



〜意味〜

聖なる如意輪観音菩薩さまは、瞑想によって超越した智恵を授かり、この世界を別次元から観ていました。


世界を創造する5大元素は、それだけで存在しているのではありません。






さて、元三大師様の如意輪観音マントラに話を戻しますね。


この文字はサンスクリット語ではなく、もっと古く、梵字と言われるものです。


梵字とは、インドではブラーフミー文字といい、由来は「ブラフマー神の文字」という意味です。


ブラフマーとは、宇宙創造の神、最高原理であるブラフマンを人格化した名称です。


このブラフマーのことを梵天といい、ブラフマーが話す言葉を梵語といいます。


もともと口承で伝えられていた言葉を文字にしよう!!っという流れから、ブラーフミー文字が考案されたのです。

 


日本でいわゆる「梵字」と呼ばれているものは、ブラーフミー文字がグプタ文字となりシッダマートリカーと呼ばれるものに変化したものです。


この、梵字と呼ばれるマートリカー文字は、現在、インドでは殆ど使わなくなっており、このマントラは日本で残されていたものです。


シーク教のマントラで使うグルムキー文字はこのマートリカー文字も使っています。


また、このマントラは、astra mantra  アストラ マントラとも言います。


男性のタントラ マントラであり、力強い武器になるマントラです。


また、血液を浄化するという 肉体に働きかけるパワーがあります。


かなりパワフルなマントラです。


正しい発音は上に書かれているものとは違います。


っと…ごめんなさい。

書き出したら止まらなくなってしまい長くなってしまいました。


このようなマントラや、般若心経ハートスートラ全文、また他にもたくさんマントラはありますので、ウェブサロンの方でもっと詳しく、発音もお伝えしていきます。