そう言えば…
今回のリトリート中、ジャイナ教の本拠地へと向かう前に行った朝のヨガクラスで、質問タイムの時に、ヨギ・アマンディープはこんなことを語っていました。
スーフィーはこう言っている!
ユダヤ教徒はこう言っている !
ヒンズー教徒はそう話している!
皆さんはそうおっしゃいますが、しかし事実は違います!
真のスーフィーも、真のユダヤ教徒も、真のヒンドゥー教徒も、今はいなくなっています。
現在は根本的に固定概念で固められ、コミュニティーという籠の中で形式的なものだけになってしまっているのです。
籠の中にいるため、実際は何かを変える必要がある時でさえ、変えたくてもそれが出来ずに何も手に入らない環境の中であくせくして、仕方なく皆んなと統一を求めることで神様とつながろうとしています。
問題は過去 じゃなく現在、今どうするかです。
今、神々につながって感謝してください。
この場所に座っている時も、周りの人たちを思いやる気持ちを持ち、ハートをつなげていってください。
その思いを持って座ることは、マントラを唱えたり、いろんな場所を歩きまわることより大切なことです。
スーフィーはいつもハッピーな気持ちでいました。マハウィヤもハッピーでした!
これからジャイナハワスを訪れますが、彼らは、彼らにとって異教徒のマントラであっても、偉大な意味が理解できれば、そのマントラを唱えています。
皆さんも、スーフィ寺院でアッラフーを唱えましたよね!
私はとても嬉しかったです。
ありがたいことに、私はこの意味をとても深く理解することができました。
私は厳粛なシク教徒ではありません。キリスト教の洗礼も受けてはいません。仏教徒なのか、神道なのか、よく聞かれる質問ですが、どの教えも1つの真実からつながっていると思っています。
「人を思いやる気持ち」です。
この「人を思いやる気持ち」をあらゆる角度から理解することが宗教なのです。
自分を犠牲にしてまで、人に尽くし過ぎることは、無意識の領域では恨みや怒りになります。
また、相手の気づきを遅らせてしまいます。
「私は人が喜んでくれることが喜びだから、自分を後回しにしてもいいの」
そう口でおっしゃっていても、無意識では、「どうして分かってくれないの?」「私の人生はなんだったんだろう…」、そう、多くの方は心の奥深いところで嘆いています。
セッションを通して、そのような方を多くみてきました。
だからと言って、いつも自分を優先することは、神の意志とは違い、神の領域のエネルギーを受け取ることはできません。
ヨギ・アマンディープが何気なく言ったこと
「今、ここで神々につながって感謝して下さい。」
この言葉はとても深い意味を持っています。
つながれば、何をしたら良いのかが自然とわかるからです。
実はこの日、マイクの調子が悪く使えず、質問タイムが始まる前、ヨギ・アマンディープが後ろに座っている方々にこうたずねました。
「私の声は聞こえますか?」
その質問に対して、1人の女性がこう言いました。
「聞こえないので、もっと大きな声を出して下さい。」
それを聞いたヨギ・アマンディープは、さらにこう言ったのです。
「これから1時間も、私は大きな声を出し続けれません。どうぞ、聞こえないのなら、もっと前の方にいらして下さい。」
その後、ある方の質問が、「スーフィ寺院でなぜ違う宗教のマントラを唱えたんですか?」っという質問になり…
彼が、宗教を超えた領域の話を語り出したのです。
「あれは違う、これは違う、っと、いろんな組織や人は言うけれど、そんなことよりも、今ここで、今この瞬間、どんな思いやりを持って、あなたはこの場所で座っていますか?」
その「思いやり」の方がとても大切なことだと言いたかったのです。
「神さまの判断力」です。
自己的な判断ではなく、真の思いやりの心を持つ「神さまの判断力」を養うことが大切なのです。
今この状況の中で、どうすることがベストなのか?
今あなたは神さまとつながることができる行動をしていますか?
このような「神さまの判断力」を養うことが、どんな知識よりも実践的で確実なことなのです。
人を批判することや、自分を優先することは容易いだけれど、もし、「神々とつながりたい」と真に思うのならば、「神さまの判断力」を身につけることが大切なのです。
ステージに座っている先生がマイクを使えない状況なら、声が聞こえない生徒は、座れるスペースが前方にあるのだから移動することが、先生を思いやる「神さまの判断力」です。
この時のエネルギーワークでは、クリシュナとイエスキリストのエネルギーが降りてきました。
彼らはとても似てるエネルギーをしています。
クリシュナは知的で魅力的なエネルギーをしており、数々の女性と関係があったと言われており、1600人ものパートナーがいたとも言われています。
それだけ人を惹きつける色気があるエネルギーなのです。
この日、私たちはジャイナ教の寺院だけでなく、ヒンドゥー教寺院にも訪れました。
私はそこでも、手が多数ある多くのクリシュナが舞っている姿を目撃しました。
千手観音さまのような上品さでした。
クリシュナはいろんな神様に化けることもできて、自分や他者のエネルギーを抜きとり、体の大きさや体重も変化させることが出来る存在なのです。
笛を吹いている姿が印象的なクリシュナでもあります。
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