皆さま、あたたかいコメントありがとうございます
Jetwings Ayurveda Pavilions ホテルを出発した私は、友達のニルーシャに会うためにコロンボに向かいました。
でも、その前にどうしても寄りたい場所があったので、少し時間を早めに出発したのです。
それは、ケラニヤ・ラジャマハ寺院
昨年の2月26日に、友人がコロンボ空港に到着するまでの時間、タクシードライバーが連れて行ってくれた場所です。
この寺院に、アダムスピーク 、いえ、仏陀の寺院の場合はスリーパーダですね。
そう、スリーパーダに導いてくださったお礼をどうしても伝えに行きたかったのです。
私は訳もわからず、ただ涙が止まらなくて…
この美しい寺院を左手からゆっくり歩いて周りました。
とても神聖なエネルギーに満ち溢れている寺院です。
仏陀がここにやってこられて、瞑想をしていた場所でもあります。
ひとつ一つの像にお祈りをしていると…
「 いいから、早く入って来なさい 」
という声が聞こえて来たので、呼ばれる方向へと引っ張られるかのように向かいました。
「早く、急いで 」
目の前に見えて来たのは…
仏陀像と、その背後には、真っ白に雪化粧されたスリーパーダの絵。
私は、お祈りしている人たちの邪魔にならないよう、その薄暗い部屋を見渡し、1番奥の隅で正座をしました。
「 どうしてそうやって遠慮するんだ。前へしっかり座りなさい 」
そのお言葉に胸が熱くなり、私は涙が止まりませんでした。この感情を表す言葉はどんなに探しても、この地球上には存在しないでしょう。
以前訪れた時には感じることができなかった、優しい光のエネルギーを「 黄金の仏陀像 」から包み込むように私に流れてくるのを感じました。
私はほんの少しだけ近づき、しばらく子どものように泣きじゃくっていました。
「 新しい人生が始まった。過去のことはすべて捨てなさい。過去の苦しみや悲しみ、執着もすべて手放して自由になりなさい。そして真実の愛を受け取って生きていきなさい。」
まさに、Dr. ET スキャンが私に最後に言った、
「 新しい人生を楽しんで 」
その言葉に続くようなメッセージが聞こえたのです。
私は、ただただ溢れてくる涙を止めるべきか、このまま人目を気にせずに思いのまま泣き続けるべきか、少しだけ、意識と感情が掛け違えたボタンのような感覚の中、コロンボまでの渋滞を心配したいたニルーシャとの会話を思い出しました。
「 ケラニア寺院に寄ってお礼を伝えるだけだから、ほんの数分だけ!すぐコロンボに向かうから心配しないで!」
私は、彼女にそう伝えた手前もあり、慌てて、目の前の優しく微笑んでいる仏陀像を手元に残しておこうと、真っ赤な手さげ袋からiphone を取り出しました。
画面をカメラモードに切り替えようと試みたけれど、真っ黒なまま…うんともすんとも言わない…
あれ? おかしいな…ほんの少し前まで使えてたのに…充電もまだ十分あったし…
「 あっ…これは 」っと思い直した私は、深呼吸をしながら精神を整え、ここでも「 大日如来のマントラ 」を唱えることにしました。
しばらく唱えていましたが、この寺院はとても静粛な雰囲気なので、他の方に迷惑になってはいけないと思い、違う場所に移動することにしました。
私はゆっくりと立ち上がり、そして、この寺院の情緒ある壁画を観て歩き、心穏やかになる懐かしいエネルギーを感じていました。
すると、あるお坊さまが片言の英語で私に話かけてきたのです。
「 どこのクニからキタの? 」
私が「 日本です 」っと伝えると、その方は、去年、日本の広島を訪れたと話されました。
「 イツクシミ…」っとおっしゃるので
私は、ヨギ・アマンディープとヨガのワークショップを行なった「 厳島神社 」の写真をiphon から探し出し、お坊さまに差し出しました。
「 あれ?そう言えば、iphone 使えてる…」
心の中でそう思っていると、
その方が、ご自身の携帯を私に示してくれました。
そこには「 慈しみ寺 」っと書かれ、英語と日本語で住所が載っていました。
今回、私がこのスリランカの地に降り立った時のテーマ 「慈悲 」、その熟語の意味でもある「あわれみ、憐憫、慈しみ」
その言葉の意味を、目の前のお坊さまが、そのキラキラ輝く優しい目で伝えてくれているようでした。
私はなんとなく、その住所を私のiphone のカメラで撮り、それから、2人で少しだけ笑顔で会話して会釈して別れました。
次の部屋へと移動して、そのままこの寺院を出ようとしたところで、さっきまで涙を拭っていたハンカチがないことに気づき、再び、仏陀像の前へとハンカチを探しに行きました。
人の気配がなくなった部屋を覗き込み、遠くに見えるハンカチを拾いに行くと、突然、こう聞こえたのです。
「もう1度、大日如来のマントラを唱えるように 」
私は、仏陀像の前にある、石に描かれた「 大きな蓮の花 」の上へと、少し躊躇しながらも座り、それが全チャクラと繋がるように意識して、マントラを唱えてみました。
マントラの音の響きは、今までで一番美しい波動となり、この空間に水輪のように広がっていくのを感じました。
涙がまた溢れ、朝からずっとあった頭痛がなくなっていくのを感じ、それは、まるで頭から輪っかを外されているような感覚でした。
そう言えば、今回、Dr.ETスキャンは、私の頭に対して、固い粘土をこねるように何度も上から圧力をかけて、それから長くヒーリングをしてくれていました。 すべての指が的確なツボに置かれているのが分かりました。
初めてお会いした時に、「子どもの頃に頭痛があったこと」を指摘され、それは生まれた時に頭が締め付けられたから…って言っていたけど、
確か母も、歩いて病院に向かっている最中に、私の頭がすでに出てきていて、急いで病院のベットに寝かせてもらったと言っていました。
現実的な問題は、宇宙のソースと繋がっており、自分か歩いてきた道の深さと太さによって、その時期が来たら解放されることになっており、 すべては自分の中から発信しているものであり、努力なしではなし得ないものなのです。
「 今回は身体がかなり良くなっているから、もっと深いヒーリングができるね 」
Dr. ET スキャンが今回の診察で、私に伝えた言葉は、それだけ…
この数年、極力、個人セッションせずに、自分を浄化することだけを考えてきました。
特にこの1年は、かなり深い瞑想を続け、直感で良いと思ったデトックス法を取り入れてきたからこそ、今回、大きなエネルギーを受け取ることが出来たのです。
デトックスの過程はとても辛いものです。心身ともにネガティブな状態になります。
すべてが嫌になり、浄化するのも嫌になります。
「こんなことをして意味があるのかな…」
っとマインドが囁いても、やるしかないのです。
自分の身体の声を聞き、喜ぶことに意識を向けることは、ご先祖への慈悲であり、自分自身への慈愛になるのです。
そして、今、この寺院で聞こえてくる
「 さあ、自由になりなさい 」
その言葉と、私のマントラの声が絡みあいながら、天に向かってシャンバラへの虹の橋をかけてくれているようでした。
しばらくして、涙で濡れた瞼を開けると、50人以上の子ども達が私の周りでニコニコと微笑みながら、私の顔を覗き込んでいるのです。
そのキラキラとした笑顔の瞳から放射される、純粋な光が眩しくて、さらに号泣しました
引率の先生方が、ちょっと複雑な顔をしてらしたので、
「 子ども達、可愛いくて綺麗な笑顔ですね 」
あっはっはっはっは〜〜〜〜
そう言いながら、急いで涙の跡がついた頬をハンカチで拭いながら立ち上がると、まるで、子ども達がつくりだした光の輪の中心にいて、下に描かれた蓮の花のようになっていました
子ども達は、特に私を変な人だとは思ってないようで、(笑)
日本人がめずらしいのか、握手やハイタッチを求めて私の周りに集まってきました。
その可愛い姿に癒されまた涙…
こんなにも無邪気に笑う子ども達がこの地球にはいて、私たちも生まれた時はそうだったはず…
神さまから与えられた大切な命とからだ
そんなことを思いながら子ども達を見つめていると、先程のお坊さまもいらしたので、皆んなで写真を撮ることにしました。
とても美しい仏陀像です。
まるで微笑みかけてくれているかのような、とても温和で上品なエネルギーを感じます。
この寺院はとても優しくパワフルな癒しの空間を与えてくれます。
そういえば、この後で、さっきのお坊さまに、オレンジ色の布をまとった方たちが、ひれ伏して拝んでいました。
お若い方でしたが、とても優しく、やはり、子ども達のようにキラキラとした目で素敵な笑顔の方でした
ホテルを出発した車内で、
「こんなに素敵なスリランカの旅をありがとうございました。」
っと、感謝の気持ちを天に向かって伝えていると…
「 まだ終わってないよ。まだこの旅は続くよ… 」
っと聞こえてきたのは、このことだったんだ…
( 実ははまだあるけど… )
少しだけ立ち寄るつもりのケラニア寺院で、こんなBig なプレゼントが待ってるなんて、思いもしませんでした。
まるで、南インドのミーナクシ寺院のようです。
だからやめられない止まらない、デトックスと進化の旅は
Wahe Guru
Happy Evolution