次の日、ティンちゃんから
「私のクンダリーニYoga クラスに参加する?」
っと、連絡があった。
私は彼女の車の助手席に乗り込み、彼女がインストラクターをつとめるスタジオまで向かった。
彼女独自の雰囲気持つ、伝統的なものを重んじたYogaクラスだ
ヨガをしている最中、クンダリーニ ヨガ創立者 ヨギ・バジャンが現れた。
久しぶりに私を指導してくれた。
クンダリーニ ヨガを習った日の夜、彼と、シーク教初代グルのグル ナーナクが、私の中に現れなかったら、団体行動とマントラが苦手だった私が、こんなにもクンダリーニ ヨガにのめり込むことがなかっただろう…
ここのところ…
「今はゆっくり休め…」
っと、いうメッセージばかりだった。
9月のインドまで身体をケアすることばかりを、宇宙の存在にも、ヨギ・バジャンにも言われていたのだ。
おかげで、すっかり 筋肉が衰えた気がする今日この頃
「もっと力を抜いてもっと速く」
2年前は毎日のように言われていたメッセージが次々に降りてきた。
そして、ヨギ・バジャンの姿を見ながら泣けてきた
ネィティブ アメリカン達との出来事と、ヨギ・バジャンの苦労が重なったのだ。
絶対に公開してはいけないと言われていた極秘のクンダリーニ・ヨガを、肌の黒いインド人が異国の地 アメリカで多くの若者のために広めたのだ。
もちろんインド側からも攻撃を受けた。
当時のアメリカは、ドラッグを使うヒッピー達で溢れかえっていた。
ヨギ・バジャンは、ドラッグで人生を台無しにしている彼らに、健康的で、ドラッグ以上に幸せな感覚になるための脳内物質をつくれる、クンダリーニ ヨガを教えたかったのだ。
新しい道を切り開こうとしたのだから、想像以上の多くの障害があったはずだ。
でもその追い風を見事に飛躍するために使うことに成功したのだから凄い
ヨギ バジャンの嫌な噂も耳にするけれど、成功者にはありがちなことであって、彼のしたことは、形は変わっても、これかも永遠に受け継がれていくはずだ。
サンフランシスコも、クンダリーニ ヨガが盛んになってきているそうだ
フェスティバルの会場で、ドラッグを使用して変になっている若者達の姿や、ネィティブ達が今だに差別されているような光景を目の当たりにしていたので、
まるで、当時のヨギ・バジャンの思いが伝わってきたようだった。
私をもっと成長させて欲しい…
この私に何ができるか分からないけど…
この世で私ができることを精一杯させて欲しい…
そんな気持ちでいっぱいになった。
ヨガのあと、ティンちゃんが
「今日は、なぜか分からないけど、涙が溢れて止まらなかった… Chika ありがとう…」
っと、言ってきた。
「私こそ、貴重な体験ができて嬉しかった!ありがとう」
私たちは心からお互いに尊重できる仲である。
この日、私たちはベジタリアン カフェでランチをしたあと、一緒にアシュタンガ Yogaに参加する予定だった。
でも、なんだか気が乗らない…
頭、特に目の奥が重かった。
身体も浮腫んでいるし…
やっぱり断ろう
借りてるアパートの部屋に戻り、お風呂に入って、ぐっすりと眠った
玄関からの物音で何度か目が覚め、ここの大家さんであり、ティンちゃんの生徒のマリアが帰って来たことが分かった。
しばらくして、私がリビングへ行くと、マリアの犬が吠えながら私に近づいてきた。
マリアは驚いた顔をして
「あら!お部屋にいたのね? てっきり、ティンと一緒だと思ってるたわ 」
っと、小さなチワワを抱えながら言った。
「疲れていたので、寝てたんです。」
私は、まだボンヤリとした脳を必死に目覚めさせようとした。
「ディナーと食べた?昨日の残りならあるんだけど…」
バタバタと冷蔵庫を探っているマリア
「あっ 大丈夫です。さっき、ベジタリアン カフェで、豆のスープを食べたので…」
そんなことを言っている間に、私の前に、お野菜と魚、ライスが並べられた。
そんなにお腹も空いてなかったけれど、一口食べると、なぜか食が進んだ。これが太る元である 笑
マリアがニコニコしながら私の前に座って、いろいろと話だした。
彼女は58歳でロシア人、看護師として生徒に教えている先生である。
自分のことをひと通り話すと、今度は私のことをいろいろと質問してきた。
夫の職業や、私の職業、子どもは何人で何歳か、どこに住んでいて、なぜ、サンフランシスコにいるのか…
何度か私の英語が聞き取れないようで、同じ質問をもっと深く聞いてきた。
クンダリーニ ヨガも学んでいる彼女は、私がどんなヒーリングをしているのか、かなり興味津々の顔で目を丸くして聞いてきた。
私が簡単に説明をすると、彼女は自分の抱えている問題を単刀直入に聞いてきたのである。
この展開が思わぬことになってしまった…
ほんとうに人生何があるかわからない
だから やめられない とまらない
スピリチャルな旅 あはん
つづく…
P.S
ナナさん
ティピーは移動式住居で、スェッド ロッジとは浄化のために儀式を行うためのものです。
チーシーキと日本でスェッド ロッジをやりたいと思っています。
10年前頃、メキシコでスェッド ロッジに参加した時のお話しなんですが、通常、外で石を燃やしてロッジの中に穴を掘り、その石を運んでハーブを振りかけ、さらに水をかけて、スチームサウナ状態にするんですが、この石のかけらを歯に挟んで、2人のネィティブ アメリカンが癌患者の方に儀式を行ってました。患者から悪いものを吸い込むような動作をしてました。
どうやら長年のこの儀式で、歯はすっかり真っ黒に溶けてしまったようでした
チーシーキにも、やるように勧めたけれど、歯は自分の命?らしいです あっはっはっは
のりこさん
サンフランシスコにお住まいなんですね。
私は、今まで空港で乗り換えはしたことがありますが、街中ははじめて
思ったより寒くてビックリ、でも、美味しいチャイティーラテで癒されました。
サンフランシスコで私のブログを読んでくださっている方がいるなんて〜
とっても嬉しいです
とっても励みになります
ありがとうございます