8月29日(月)
am8:00 Gobindghatを出発。
標高3,049mのベースキャンプ地へ向けてトレッキング開始です。
この時、グル・ゴビンドシンと繋がるためのマントラ(Gobinday Mukunday)を唱えながら登りました。
Gobinday Mukunday Udaaray Apaaray Hariang Kariang Nirnamay Akamay
グル・ゴビンドシンとは
完全なる気づきを持って生まれた存在と言われ、9歳の時に、初代シク教グル・ナーナクから始まった、悟りを得た一族の第10のグルに選ばれました。
ヨギ・バジャンによるとグル・ゴビンドシンは、創造主が創造したなかで、最も完璧な人間であり、輝きに満ちた真実のグル、家庭を持つ戦士、詩人、そしてヨガマスターだったそうです。
Rishi Dushat Damanという伝説のヨギーが、宇宙意思のもとで、人類を内側にある真実に導くために、グル・ゴビンドシンとして転生したと言われています。
Rishi Dushat Damanとは
古代インドの伝説、サンスクリット語で書かれた最も古い書記によると、彼は黄金時代の偉大なるヨギでした。
王として生まれた彼は、帝国を離れて真実を捜し求めました。そして、辿り着いたヒマラヤ山脈の山岳地帯で、3億5千年という長い間、4つの時期において瞑想を続けたのです。
この4つの時期とは、ヒンドゥー教の宇宙論であり、宇宙は 最善の時代である 成劫(じようこう)と 破滅の時代である 壊劫(えこう)を周期的に繰り返すと言われています。
1)クリタ・ユガ kṛta‐yuga
仏教において 成劫(じようこう)
最善の状態 黄金時代
2)トレーター・ユガ tretā‐yuga
仏教において 住劫(じゆうこう)
3) ドバーパラ・ユガ dvāpara‐yuga
仏教において 壊劫(えこう)
4)カリ・ユガ kali‐yuga
空劫(くうこう)
破滅の状態 暗黒時代
カリ・ユガの時代とは、紀元前3102年2月18日から始まり、43万2000年続くと言われています。
また、カリ・ユガの現代は、人類が文明の発達により欲望だけに走り、自分の内側にある神意識と繋がることを忘れるために、多くの貧困や悪事などが蔓延する暗黒時代だと言われています。
古代から、この暗黒時代に輝きを取り戻す方法として、マントラを唱えることが1番有効的だと言われていました。
Rishi Dushat Damanは、いつもサマディーの状態でほとんど何も話しませんでした。
サマディーとは、個人の自我の感覚が宇宙意識に溶けた状態です。
彼の教えはスーニャ(ゼロ)、つまり沈黙のなかでエネルギーとして伝えられており、そのエネルギーに繋がることができれば、私たちは言葉を超えた領域で、データーをダウンロードすることができるのです。
なので、ヨギ・アマンディープは、私が英語を聞き取れなくとも、側でエネルギーを感じていれば良いといつも言います。
私たちが完全な悟りを得たとき、もうこの世に生まれ変わる必要はありません。
Rishi Dushat Damanは完全な悟りを得た存在であり、この世に戻る必要はありませんでした。
しかし、カリ・ユガ(kali-yuga)暗黒時代がやって来たために、彼の思いによって、グル・ゴビンドシンとして転生をして、人間を内側の真実へと導くための指導者となったのです。
原始の賢人Devas(人類の祖先)でさえ、多大な敬意の中で Rishi Dushat Damanが転生することをを待ちわびていたと伝えられています。
また、何世紀もの間 Rishi Dushat Damanのエネルギーは 地球の第10の門ヘムクンス・サヒブの山頂において輝きながら反響し続けていると言われています。
光明を授かった者が存在した場所には、特定の振動が残存しています。
数千年の時が経過したとしても、その存在のバイブレーションが空間の中で反響しており、山や湖、木の枝や石からも、その特別なエネルギーを感じることができます。
私が訪れた、高野山には空海のエネルギーが、また比叡山には最澄のエネルギーが反響し続けており、そのエネルギーと繋がることで、私たちは光明に導かれていきます。
仏陀が悟りを開いたと言われているインドやスリランカもそのような場所です。
その人がそこには存在しなくとも、たとえ歌い手がいないとしても、その記録はいまだにそこにあり、私たちは時間を超えてその幻の美声を聞き、バイブレーションを感じることができるのです。
ヨギ・バジャンは、Rishi Dushat Damanは放射体になって、ヒマラヤ山脈で存在しており、彼のことを知らない者も彼と繋がることによって、全てのヨガの形態をマスターすることができると言っていました。
彼の輝くオーラは25マイル(約40km)まで拡張されていたそうです。
そのRishi Dushat Damanの強いエネルギーに導かれ、多くの探求者がこの地に訪れ、ハートに花を咲かせ、Universal Mind、宇宙意識を授かっています。
このムクンス・サヒブの山頂は、パワフルに充電された意識のフィールドを持つ神聖な空間のため Tirathとも言われています。
9月1日 私はこの場所からWorldセッションを開始します。
ヨギ・アマンディープの知り合いのヨギーです!
Gobind Dham(ベースキャンプ)まで13km
徒歩で通常4〜7時間の道のりを、参加者の方や息子と一緒に写真を撮りあったり、会話を楽しみながら、ゆっくりと8時間かけて登ったので、思っていたよりも簡単に到着することができました。
途中、川で瞑想もしました。
さあ!これからが本当のヒマラヤ・ジャーニーの始まりです!
標高3,049mの酸素が薄い場所でテント生活を4泊しながら、さらに標高4,329mまで登るので体力勝負となります。