ゴールデン・テンプル、黄金寺院
ついに参拝してきました
ダラムサラの最終日も早朝からヨガと瞑想の1日でした。
クンダリニーヨガは肉体と精神、両方にフォーカスする、とてもバランスが良いヨガです。
マントラの音で脳に刺激をしながら、生理学的にも科学的にも解放をうながします。
そして、更にイメージを使った瞑想を取り入れることで、その人それぞれの深い繋がりがある存在や自分自身の魂に繋がることができるのです。
昨日は、ヨギ・アマンディープからブラックマジックから自分の身を守るためのマントラとヨガのポーズを教えてもらいました。
ブラックマジックを使っている方は世界中にたくさんいます。私のクライアントで海外の政治家の方はあたり前のように口にします。
私自身は自分のクリアニングが進めば、あえてプロテクションはいらないと思っていますが、こうやって身体を使ってのヨガで身を守れるのならば、それはそれで知っておくのもいいですよね。
そんな素晴らしいヒマラヤでの学びが終わり、次はゴールデン・テンプルがあるアムリットサルでのリトリートが始まりました。
まず、シーク教のシークレット寺院を2つを参拝いたしました
何がシークレットなのか英語なので全然分かりませんでしたが 笑
とってもパワフルなお寺でした!
グル・ナーナクと深いゆかりのある場所です。
7月にパキスタンを訪れた時、グル・ナーナクの瞑想部屋で瞑想していると、水が溜まった落とし穴に多くの方が投げ込まれている映像のことを思い出しました。
私は彼らの魂が蘇るように、瞑想の中で、ただ、ただ祈り続けました。
その後、ニューメキシコで参加したティーチャーコースでは、寺院の中で瞑想をしていると、多くのスピリットからの愛を受け取り、感動の涙でグシャグシャになりました。
そして、その時に、もう1度パキスタンを訪れることを決心したのです。
今回のゴールデン・テンプルは、前回とまったく違うコースで、ヨギ・アマンディープ・シンが正式なご参拝の作法を教えてくださりました。
最初に訪れた場所は、ムガル帝国のジャハンギール帝によって処刑された、第5代目のグル・アルジュンの首を切られた絵が飾られており、私たちはここで祈りを捧げました。
その写真はまさに私が見た映像であり、その後に向かっ た、殺された歴代のグルやヨギが飾られた写真館では、かなりの反応が身体に起こりました。
水がはっている穴の中にたくさんの人が落とされている姿の絵や、無惨な死をとげたヨギたちの写真は悲惨なものばかりです。ここではゲップとアクビの連発でした。
17世紀、アウラングゼーブ帝のイスラーム教強制政策が始まり、たくさんのシク教徒が処刑されると、第10代のグル・ゴービンド・シンが、「清浄なる者たち」の意味であるカールサーという組織をつくりました。
その時から5つのシンボルがあります。
1.ケーシャ 髪も髭も伸ばす
2.カンガー 身を整えるために櫛を身につける
3.カラー 揺るぎない結束の意味を持った鋼鉄製の腕輪を右側につける
4.カッチャー ゆったりした半ズボン状のズボン下を着用する
5.キルバーン 自己防衛と不正に対する闘争を象徴する剣を身につける
ゴールデン・テンプルのご参拝のため多くの方が並んでいましたが、流れが速いので、すぐに中に入れました。
7月に私が訪れた時もチャネリングで言われましたが、このお寺はとにかくサードアイ、第3の目の進化に最適だそうです。
お寺を訪れる前も、ヨギ・アマンディープのご指導で、第3の目に蓮の花を思い浮かべ、そこに太陽と月が重なったイメージを持ち、さらにシルバーで輝かせ、歴代のグルに繋がるいうイメージの瞑想を全員で行いました。
ゴールデンテンプルの3階で瞑想を行った時も、第3の目を意識して深い恐怖を取り省くという遠隔セッションを行っていると、強いエネルギ−を第3の目に感じ、涙が止まりませんでした。
そして、このゴールデン・テンプルを初めて訪れた今年7月から、4ヶ月間の思い出のシーンが次々と頭に浮かんできていました。
8月のニューメキシコでのティチャーコースでの葛藤を乗り越えたこと、シャスタ山でのクンダリニーヨガ・リトリート、ヨーロッパでの遠隔セッション、伊勢神宮…
そしてこうやって、またゴールデン・テンプルに再び戻れたことに喜びと達成感を感じていました。
宇宙のお導きと、私の魂の旅に関わってくださった方々に、心から感謝の気持を送り届けていきました。
今回の旅では、夢と希望に溢れた若者たちの波動を引き寄せ、その美しさを感じさせてくれたことにも感謝していました。
ニューデリーで出会った、ガイドのキルキルミキル君はキラキラとした目で夢を語ってくれていましたが、このツアーのカメラマン、ニルベー君も同じように、今をしっかりと生きている瞳をしていました。
彼は、ドキュメンタリー映像を作成しています。パキスタンやいろんな僻地に訪れているそうです。
ある日、一緒に食事をしていると、彼がこんなことを私に言いました。
「Chikaのヒーリングしている所を見たいな〜!5分でいいから誰かにヒーリングにしているところを見せて!」
じゃあ〜っと、私は彼自身をヒーリングすることを提案して、少しだけ透視してみました。
彼はとても芯が強く、自分自身を信じていて、それでいてハッピーなオーラに包まれていました。ただ、子どもの頃に頑張らなくてはいけないことが多くて、それに押し潰されそうな時期もあったようで…そのことを彼に伝えると、
「子どもの頃はパキスタンとインドの争いで牢屋に入れられていたんだ。でも、そんなことはどうでもよくて、とにかく、今できることを精一杯やって、こうやって撮影しながら、いろんな場所で自然と繋がっていくことで、自分や多くの人を元気にしたいんだ。自然はね、僕にいろんなことを教えてくれるんだ!」
キラキラした瞳の幸せそうな笑顔で、そう語ってくれたのです。
まだ22歳の若さなのに、物怖じせずに自分の意思をはっきりと語り、屈託のない笑顔は周囲も幸せにしてくれます。
私は、そんな昨夜の出来事を思い出したら涙が溢れてきました。
私が経験してきたことなんて、彼らにとったら ちっぽけなことかも知れない…
多くの方がトラウマという次元から抜け出せたら、今、何をして楽しんで生きるかにフォーカスすることが出来たら、きっと彼らのように夢や希望の中で生きていけるのでしょう。
こうやって地球で生かされていること、その命の尊さを感じ、自分に与えられたことを一生懸命、愛と光の中でさせてもらうことの大切さを感じていました。
そして彼らに共通していることは、深い感謝と愛を幸せの笑顔に変えていること
生命力あふれた瞳と純粋な笑顔が、私にたくさんの愛を与えてくれたのです。
彼らこそ真のヒーラーなのだと思いました。
ゴールデン・テンプルを出ると、観光客が誰もいない、歴代のヨガグルの写真が祀られた場所へ訪れました。
この地下には300年前からヨギが火を使って祈りを捧げているという場所があり、そこで瞑想をしていると、灰を使った儀式をグルから受けている前世を思い出しました。
しばらくすると、頭頂から輝く光が入ってきて、第3の目が広がっていくのを感じました。
私は、自然と、今まで以上の学びをしていき、私ができる奉仕をしていくことを誓いました。
この場所は一般的には知られておらず、一般人は入れないように門番が立っています。
グルとは闇を光へと導く存在のことを意味しています。
瞑想を終え、私がこの場所を離れる時、サドゥーと写真を一緒に撮ってもらったのでお礼にお金を渡すと、彼はポケットから赤い布を出してそれを契り私に差し出してくれました。
「これは、ヨギの血だよ。これを持ってなさい」