2015年11月5日 火のセレモニー

 

日本でいう護摩滝のようなことをして頂き、遠隔セッションの皆さまと繋がっていきました。

 

 

 

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チベット仏教の御堂の中で、真夜中の12時から、7時間に及ぶチャントを7グループに別れて、1グループごと1時間づつ声を出して唱えていったのです。

 

 

 

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御堂の中ではゴングの音とともに皆のマントラを唱える声が響き渡り、とても神聖な雰囲気の中で横になって眠ったり、一緒に瞑想したりととても貴重な経験をすることができました。

 

 

私は最後のグループだったので早朝4時からのパートとなり、それまでは遠隔セッションを受けられている方たちと繫がりながら、皆さんのハートが開いていくようにお祈りをしていました。

 

 

 

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順番が回って来たので、御堂の2階へと向かい、私のグループの6人と一緒に床に座ってマントラを唱えていました。

 

 

もっと大きな声で、しっかりと唱えなさい

 

ヨギ・バジャンの声がチャネリングで聞こえてきたので、私は出来るだけ大きな声で唱えるのにチャレンジしましたが、声を大きく出すのに慣れておらず、途中で喉に引っかかり少し痛みさえ感じました。

 

頭の中で、声が裏返ったりしたら嫌だなっと思ったり、他のことを考えたりすると途端にマントラを間違えてしまうのです。

 

その度に「もっと大きな声で」っと言われ続け、

 

 

 

30分ぐらい経過してまたもや声が…

 

1つ1つのマントラに深い愛と感謝を込めて

 

 

 

1回ごとに愛と光をイメージしながら、

 

どうそ皆さんが抱えている問題が解決しますように

 

っと、更に感謝を込めて何度も唱えていると、

 

 

 

もっともっと出来るはず

 

今度は、私の心の声が聞こえてきました。

 

 

もっと愛を込めて

 

っと、自分自身に挑戦するかのように1つ1つのマントラを大切にして唱えていると、1時間なんてあっと言う間でした。

 

 

何度もマントラを唱えていると私のハートが更に開いていくのを感じて、それと同時に喉が開いていくのが分かりました。

 

 

途中、ハートからエネルギ−が声を押し出すようなり、自分でも信じられないぐらい美しく唱えられることができて、私の声がお寺の中に響き渡っていました。

 

 

やっぱり歌ってすごいんだな〜〜っとひしひしと感じました。

歌手の方は、歌をマントラのように多くの人の心に届ける天命があって、その波動をナチュラルに受信してらしゃるのでしょう。

 

日本に戻ったら、お寺でヨガ&瞑想のワークショップを行う予定です。

その時はお経を唱えたり、写経をするのもいいなっと思っています。

 

 

宗教を超えた領域で私たちはお互いを認めあっていき、そしてすべてのエネルギ−が統合されることで、あらゆる時代を生きた古代の遺伝子が活躍するのだと感じました。

 

 

最後の方のマントラでは、身体中が痺れてきて肉体がないような状態になり意識だけが宇宙と繋がっていきました。

 

私はここにいる

 

そんな感覚になり、私の大きな声に夢と希望が織り込まれたような、そんな唱え方をすることが出来ました。

 

 

 

これが最後のマントラだ

 

っと、誰にも言われてないのに、自分の中で気づき、そして、それが終わると同時にヨギ・バジャンの録音された声が聞こえてきました。

 

 

私たちは肉体を持っていない。思考もない。魂もない あるのは神と繋がる呼吸だけ

 

 

 

英語で話している彼の肉声にかぶさるように、もう1つの彼の声が私の中で聞こえてきたのです。

 

 

あなたはここにいる。私もここにいる。それだけでいい。

 

何度も聞こえてくるそのメッセージを通して感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

 

この地球に生まれて良かった

 

それは魂の叫びのようでもあり、私の中から自然とでてきた言葉でしてた。

 

 

そして、ヨギ・バジャンの声の波動が心に染み渡り、まだ痺れたままの身体と彼の声、内なる声が混ざり合わされ、それは涙として現実的なものとして形にしてくれたのです。

 

私は震えるように泣きました。

 

 

心から感謝の気持ちに満たされている瞬間でした。

 

 

背後に座っていたフランス人の男性が、泣いている私の肩に手を置いて、いたわるようにハグをしてくれた時、まるでヨギ・バジャンが彼の肉体を通して、「私はここにいる」この感覚が最も大切なことなんだと語りかけているようで、さらに安堵の気持ちになっていきました。

 

 

私たちは色んなことを背負い過ぎて、ただ個体として生きていることだけを感じることができず、美しい花として咲き誇っている自分自身を見落としてしまっています。

 

 

こんな環境で生きて来たから、こんな経験をしてしまったから、こんなプログラムがあるから、でもそれは、ただ「今、この瞬間を感じる」だけで、すべてに意味がなく、意味付けをしているのは自分自身だけなんだということを知るでしょう。

 

 

それこそが瞑想をすることの意味でもあり、瞑想を通して受け取れる大きなギフトでもあり、ただそれを感じるだけで、この地球で生かされていること、この地球にいることの素晴しさを魂で感じ、今、この瞬間に自分だけが持っている素晴しい花が咲き誇るのです。

 

もしかしたら何の情報もいらないのかも知れません。

 

自分が1番の癒し人であり、ヒーラーはそれに気づくための道しるべであって、それをお互いに分かっている状態であれば、すべてのことが成立するのでしょう。

 

そんなことを遺伝子に深く浸透させられた1夜でした。

 

 

薄らとした空にはこの場所に来て1番の晴れ模様で目の前のヒマラヤが神々しく立ちそびえていました。

 

 

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夜明けとともに、ヒマラヤを照らしていくピンクがかったサンライズの光が美しく、そしてヒマラヤから覗く太陽の光が更に私の心にパワーをくれました。

 

 

昨年の今頃は、まさかヒマラヤの麓で、こんな風にインド人の先生とマニアックなクンダリニーヨガや瞑想をしたり、英語の世界にどっぷりと浸かるなんて思いもよらなかったです…

 

 

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人生は一瞬で変わります。

人との出会い、場所との出会いによって