シク教の旅
パキスタン北部のパンジャーブ地方、人口711万人と言われている、パキスタンではカラチに次ぐ第二の都市、ラホールに滞在しました。
ここではシク教のゆかりの場所や
16歳でクンダリニーヨガマスターになり、ヨガをインドからアメリカへと広められたヨギ・バジャン(Yogi Bhajan)の生誕地へ
まずは、バジャン先生はシク教徒でもあったので、シク教のカリスマ的存在である初代教祖グルナーナクがいつもシク教の聖典を読まれたり、お休みになたれていた場所に、なんと奇跡的に訪れることができました
この場所は一般的には公開していない場所なので、日本人では私たちが最初に足を踏み入れるそうで… なんとも貴重な体験!
しかも、護衛のための警察がこの何倍も!
一緒に同行して下さったいる、トラベル・ミットラーのガイドさん大麻豊さんもかなり興奮気味!
「すごいことだ!すごい貴重な体験だ! 」っと連呼されていました
インド歴、マハグル的な大麻さんがそうおしゃるのだから…本当に凄いことなんでしょうね。
しかも、やはり外国人がラホールに入国することも凄いことらしく、町中どこを訪れてもスター、まるでスーパースータ
そして、今日は30人を超える警察の護衛が私と同行していました。、まるで王妃か天皇陛下になった気分…
グルナーナクからメッセージを受け取りました。
「いつも心を平和にしなさい。たくさんの争い事があったとしても心の中はいつも平和で保つことが大切です。
誰かがあなたに嫌なことをしたとしても、それは彼らの問題であって、あなたの中がいつも平和であればそれさえも認められるようになるから、破壊は再生の始まりです。」
私の目に涙が滲んでいて、ふと隣を見ると、このツアーに参加して下さった方も一緒に涙
そこに居合わせていた皆が心に 平和を感じて大きな解放が起きているようでした。
この部屋でグルナーナクがシク教の聖典を読みながら過ごされていたので、小さなベッドの上に聖典が置かれており、その上に布がかけかれていました。
ベットにはクンダリニーヨガのマントラ
「Ek Ong Kar Sat Nam」のシンボルがありました
この歌のような歓喜のメロディーが私のハートの中で今日1日流れていましたよ〜〜〜ん♪
ケララから北へと上がってきて、もちろんインドでも強烈な経験をしたけれども、こんなにも平和なエネルギ−を受け取ることは出来なかった。
まるで柔らかな綿菓子のようなフカフカのベットにいるような、お母さんの子宮の中で羊水に包まれ安心な気持ちになれたような感覚です。
このツアーを決めた時にバジャン先生のメッセージで
「素晴しいものを見せてあげるから」っと…
すっかり忘れていた私ですが、ブログを読まれている参加者の方が教えて下さり、心から納得!
ハートが癒され、純粋になっていくのがわかります。
まだラホールに滞在して2日目
心が愛と平和で溢れ返っています。なんて素晴しい経験をしているのでしょう。
この町はもともと金曜日がお休み、金曜日はモスクでのお祈りのためです。
今は金曜日と日曜日がお休みだそうです。
そして、現在、イスラム教のラマダン中、多くの方が日中、日が出ている時は断食を1ヶ月間行っているのです。
さてさて…いよいよ!このツアーのビッグ・イベントである「ヨガ・バジャンの生誕の地を訪れる」旅が始まりました。
なるべく早く到着するようにと、警察の誘導で、高速道路も反対車線を走っていた
バスで片道2時間かけてバジャン先生が生まれ育った村へと向かいました。
ガイドさんが「村の人々が待ち構えてます!」っと…
なので、いつもの私ジョークで
「昨日はAKBのようなアイドルスター、そして今日の午前中は警察の護衛がついて王妃か天皇陛下、さて午後は蒲田行進曲かな〜〜」っと
私が19歳の頃、演劇学校に通っている時に、よく、映画「蒲田行進曲」を教材にして演技指導を受けていた…
「銀ちゃ〜〜〜ん 階段落ちしなきゃ〜〜〜♪♪、」
売れなくなった女優、小夏(松坂慶子)が妊娠をして、お腹の子の父であり人気が低迷気味のスター銀ちゃん(風間杜夫)から、「父親になれ!」っと押し付けられて結婚することになったヤス(平田 満)。
ヤスは小夏を両親に紹介するため田舎へと戻り、その時、村中でヤスが女優さんと結婚すると噂になっていたので、村の人々が歓迎のための演奏や花吹雪で彼らをもてなす…そんなシーンを思い出していた私
残念ながら…
あの日本アカデミー賞を総なめした「蒲田行進曲」を知っていた…のはたった1名〜〜
がき〜〜〜ん 年齢バレちゃう〜〜
そう、「蒲田行進曲」のあの感動シーンみたいな歓迎ぶりだったりして
っと、笑っていたら〜〜〜〜
ほーーーーーーんーーーーーーーとーーーーーーーうーーーーに
「
蒲田行進曲」パキスタン風〜〜〜〜〜のお出迎えが待っていたのです
バスがヨギ・バジャン生誕の村に到着するやいなや〜〜〜
あ〜〜らら おったまげたよ〜〜〜ん ルパン三世もアゴが伸びちゃた
太鼓の音に、ぴーひゃら〜〜ぴーひゃら〜〜 まる子もビックリ仰天
余談:このツアーのガイドさん、インド歴40年 通算200回もインドに通いながらも、今1番行きたい国はという質問に インド!っと、ほんわか笑顔で即返答の〜恐るべきインドマニア大麻豊さんは、さくらももこさん著「さるのこしかけ」に実名で登場されています。
私たちが次々にバスから降りると、なんと〜〜真っ赤な花びら吹雪の嵐〜〜〜
本当に、蒲田行進曲の小夏になってしまった〜わらひなのら〜
飛びます 飛びます
銀ちゃんも ヤスも 階段落ちで…
飛びます 飛びます
更に多くの警察に護衛されながら、今はラマダンで、静かな時を過ごさなければならないこの時期に、私たちのために村総出で私たちを歓迎してくれてたのです。
来客用のイベント的なテントとイスまで用意して大歓迎♡
村長さんまで〜〜ご挨拶
「すごいものを見せてあげるから…」
ヨギ・バジャンのメッセージはこのことだったのでしょうか…
こんな大勢の人達が喜んで歓迎してくれているなんて本当にありがたい…
そう心の中で囁く私に
「君は、バリ島でもインドでも山を登りながら、どんな場所でも原住民のさまよっていた魂を癒してきたじゃないか〜! 今、肉眼で肉体を持った笑顔の彼らが君を歓迎している姿が見えるだろう、肉眼では見えない存在も君のためにいつも応援しているんだよ!」
そんなメッセージが聞こえてきて、涙が溢れだしました。
泣きながら、一歩一歩、歩き、何が起こっているのかわからない状況に身を任せていました。
この出来事が、私の純粋意識を目覚めさせる素晴しい一幕となったのです。
たくさんの屈託のない笑顔、透き通るような瞳
この村では1度も警察沙汰になるような事件はないそうです。
私たちを一目見ようと多くの子ども達や大人までが、家の屋上や屋根から顔を出して手を振ってくれています。
その愛で溢れた笑顔に癒され、まさに究極の純粋意識のパラレルワールドです。
ヨギ・バジャンが生まれ育った家
その中でラマダン中だというのにチャイティを振る舞ってもらいました。
私は長老たちと一緒に「日本とパキスタンの友好!」っと叫びながら、
村中の人達に愛と光を送り続けました。
握手を求めてくれる人達にも握手と一緒に精一杯のエネルギ−を送り
この感動を伝えてみました。
なんて至福に包まれた時間なんだろう
なんて自由で愛に溢れているんだろう
バスに向かう道でヨギ・バジャンが遥か彼方の世界からこう囁いた
「クンダリニーヨガは危険じゃないのが分かっただろう…こんな至福の愛に溢れている領域に繋がる方法なんだよ」
もう、歓喜で胸が熱くなっていました。
ホテルに戻って行ったYogaクラスでも、まるで自分の中に自信を取り戻したようでした。
グル・ナーナクは、ヒンドュー教思想である、バクティー、一心に神に祈りを捧げる偶像崇拝や複雑な儀式を反対しており、外側の意識ではなく、心の目を研ぎ澄ませて内なる神と繋がることを教えていました。
そして慣行、苦行という道を選択しないで、自分が与えられた職業の中で、自分を生かして一生懸命に働くことを重んじていたのです。
そう言えば、グル・ナーナクの瞑想ルームで瞑想をしている時、大きな目が私のハートの中で見えました。その目の眼球が割れると、そこから輝く強いビームのようなエネルギ−が放出されたのです。