スーパームーンの夜、アルナーチャラ山の頂上で、サドゥ達との信じられない出来事から一夜明けた、次の日のお昼、私は、タクシーで6時間かけてバンガロールの空港まへと向かっていました。
私が参加したツアーは、アルナーチャラに8日間滞在するという内容でした。
実は、インドの空港から移動中のバスで、ブッタガヤーという地名を耳にした時、私の魂はかなり反応しており、ずーっと
「ブッダガヤーへ行きたい行きた〜い」
そう、呟いていたのです。
「ちかちゃん今回は諦めたほうがいいよ。どう考えても、このスケジュールじゃあ~無理だよ~」っとガイドさんから言われるものの……
どうにかして行きたい〜! そんな時の私はずーっと頭から離れなくなってしまう
そう!私がスリランカで大切なメッセージを頂いたブッダ菩提樹の原点であるその場所、ブッダが悟りを開いた木があるブッタガヤー。
今回の旅で絶対に行く…そう私の思考は無意識レベルから指示を受けとり完全に動き出していたのでした。
このアルナーチャラ・ツアーを終えたら、私だけケララに移動する予定なので、ブッダガーヤは全く違う方向!
ケララの滞在日数を減らすかどうか考えていたところに、アルナーチャラのあの奇跡的なスーパームーン・スペシャル・デーを迎え、私にとって
もうこの場所は一夜限りで十分過ぎるほどのギフトを頂き、フルコースを食べて、更に追加のデザートを食べ、お茶漬けで〆てしまったような感覚だったのです。
「今回はこの場所は終わった!」
そう思った私の行動の速いこと速いこと〜!
ハートの蜂の巣がぶら下がるアシュラムの宿で3時間ほど仮眠を終え…
目覚めるとすぐに外へと向かい、猿に襲われてしまうことに
なんと、手で隠していたお菓子とバナナを見つけられたのだ〜〜
凄過ぎる嗅覚
しかしもっと凄い事実を知ることに、このアシュラムの宿にはコブラがいるから注意してと友達は言われたらしい…知らぬが仏。
そして、アシュラムの宿から徒歩5分ほどの所にある、ネットが使えないネットカフェで、魅惑のミントレモネードを飲みながら、ツアーガイドさんのwifiを借りて、ガヤまでのチケットを手配することに…
そして、そこには、私と同じように自由な魂を持った人がいたのでした!
ツアー初日から、「ガンジス河に行きたい~!行きた~い!」っとボヤいている…
私と同じツアーの参加者であり、私と同じく、まったくツアーに参加していない謎のバリ人でした。
そして、なぜか彼と広いアシュラム内で何度もバッタリと会ってしまうのです。
奥様は日本人で、とってもとってもチャーミングで優しいお方!
自由奔放なご主人のことを「一緒にいて、とっても楽しい」っと、これまた笑顔で言えちゃう…なんとも暖かい懐を持っているのです〜!
その奥様はツアー参加者とともに行動しているのに、彼は全く興味ないことは絶対にしない…っというスタンスらしい
でも、いつも笑顔なので周りもそれを認めれくれて、自分の意志をはっきりと表明している方なのです~~素晴しいご夫婦です
そう!彼のニックネームはMr.スマイル!
その名の通り、何処に行っても自慢の笑顔で周りの人を虜にしていく…素晴しい才能の持ち主です。
なんと、今年、バリ島で選挙に出馬したらしく…確か、バリ滞在中に、彼のビッグ・スマイルのポルターを見かけた記憶があります。
なんと
彼と、そしてバリ島からやって来ている女性が、治安が悪いと言われているブッダガヤーに、私と一緒に行ってくれると言うではありませんか!
じゃあ~~そのあとはガンジス河に行こう~っということになり
普通だったら驚くほどの道のりも何も考えないで、ただ、エアーチケットだけをネットで購入して、私たちは、すぐにタクシーに乗り込んだのでした。
今考えても恐ろしくスピィーディーな行動
そんな突然の旅、6時間以上の車で移動しながら、私たちはずーっと笑いぱなし
Mr.スマイルと一緒だと、どんな悲惨な出来事も笑いになちゃうのです。
こんな綺麗な夕日も見ることができました
空港の近くのホテルに行くまでに、タクシードライバーからボッタガヤー?られそうになり、お金を倍近く請求されそうになっても、私が笑顔で、まるで子どもに教えるように若いタクシードライバーに金額の説明をしている姿を見て、スマイルさんも笑っており
「すごいね〜〜相手がどんな態度でも、何度も明るく説明している姿には驚いたよ」
こんな時、自分の気持ちを相手に伝えるには、冷静に穏やかな気持ちで説明することが大切。
あきらかに、相手がボッタガヤー(もう ええて~?)ろうとしていても…
育った環境や魂の学びが違うと怒ったりキレたりしても何も解決にならないから、この人も私の1部であり、自分自身も今世でなくても同じようなことをしていたのかもしれない…
私は中学高校とミッションスクールに通っていたため聖書を勉強しており、その中でとても好きな箇所がありました。
それは、ある女性が姦淫をした罪で多くの人から責められていた時、イエスがこう言ったのです。
「あなたたち の中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい」
すると、誰もそこにいることが出来なくなった…っというくだり。
私たちは自分の罪を忘れて、相手を責めることで自分のストレスから逃げようとする傾向があり、逆に言うとストレスがなければ、もっと穏やかに相手と話す事ができるのかもしれなませんが…、相手を責めたり怒ったりすることで、またストレスの悪循環を作り続けています。
「我らが彼らの罪を許すごとく、我らの罪も許したまえ」
まさにこの言葉は宇宙の法則そのものであり、自分が自由になりたかったら、まず自分の意識を自由にして、その訓練をすることが必然です。
そして、今回の遠隔セッション、宇宙からの課題もまさにこの内容です!
もちろん、私もできない時もあります。
嘘でしょ〜〜 っという行動に対して、自分の中で感情を処理する時間がかかる時もあるのです。
ただ、自分自身の癖が自分を支配していていることに気づき、この癖を手放すことに意識を向けることで、宇宙のサポートにより、補習テストに合格できるのです
私のWorldセッションは、とても良い例で、宇宙から参加者全員に私を通して解放のエネルギ-が送られるので、宇宙テストに合格しやすくなっています。
しかし最終的にはその人自身の行動に委ねられており、どれだけ、意識レベルを上げられるか、それが大きな課題になっているのです。
自分が得することばかり考えてはいないか?
人を批判していないか?
笑顔で接しているか?
だからといって、ボッタガヤー(まだ使うんかい?)されてお金を払うわけではなく、きちんとこちらも粘ることが大切!
2度目のインド滞在で、私はこれをゲーム感覚で出来るようになりました。
こっちが勝ったとしても相手は笑顔でいてくれる
この笑顔をもらえることが本当にパスしたことを意味していました。
2度も粘って安くしてもらったのに、「元気?」って、ドライバーから、最終目的地のケララに到着しても何度も電話がかかってくるぐらいだから大勝利
あはっ
Mr.スマイル 、略してスーさんも、同じように笑顔で対応している人でした
私はインドのチェンナイで合流してから、ずーっと彼の行動を見ながら、堂々と笑顔で自分の気持ちを表現する彼を素晴しいと思い、見習いたいと思いました。
そして、ガヤまで行く飛行機に乗り換える時、彼との会話の中で、こういう話題がでたのです。
「どんな時でも笑顔と言葉の使い方は大切。自分の気持ちを伝えたとしても相手は嫌な気持ちにならないからね。」
彼はバリ島の大学で宗教と哲学を教えているので、哲学的にもとても長けている人でした。
「難しいことを簡単に相手に伝えることも大切だ」っと…この言葉はまさに目から鱗で、私のマインドをぶち破ってくれたような気さえもしました。
そして、飛行機の席に座ると、私に宇宙からの課題がしっかりと待っていたのです。
隣に座っている女性が携帯電話で誰かと話していた。そのうち切るだろう…っと思っても、まだ話し続けていて、なんと飛行機が動き出して飛び立とうとしているのに切る気配なし!
「え~~!信じられない」っと一瞬思ったものの、これは言わねば…っと、
頭を切り換えているとスチュワーデスさんと目が合ったので手招きして、ジェスチャーで隣の人が電話していることを伝えました。スチュワーデスさんが彼女に「携帯を切って下さい」っと言っている間、私は心の中で「普通だと常識だけど、彼女は声が迷惑にならなければ良いとだけ思っていて、電波が飛行機のシステムにダメージを与えることを知らないのかもしれない…」そう感じたので、その気持ちを彼女に伝えることに…
私は笑顔で彼女に「携帯は飛行機のエレクトリックシステムに悪い影響を与えるんですよ。飛行機が落ちちゃったらいけないですもんね」っと言いました。
そして、インド特有のビンデー、第三の目に粉をつけている彼女の顔を見ながら、自分の第3の目を指さして素敵ですね!っと、彼女に伝えました。
すると、彼女は嬉しそうに自分のバックから、その白い粉が入った箱を取り出して「使ってみて」っと私に手渡してくれたのです。さらに1冊の本を取り出して私にプレゼントするというのです。
それは、5年ほど前に東京でお会いしたことがある、Sri Sri Ravi Shankar の本でした。
私は喜んでその本を手に取り、ひらりとめくってみると…そこには、
「笑顔でいることはタダだけれど、これは高価なものになります。怒ることはタダのようで高くつくのです!」っと書かれていたのです。
まさに私とスマイルさんが交わした会話、そして、今回の遠隔セッションのお題が書かれていル内容でもあるのです!
「うわぁ~~お!すごく素敵なメッセージですね!」っと私が彼女に伝えると、
「そうよ!あなたが笑顔だったから、だからその本をあげたくなったの」彼女もとびっきりの笑顔を見せてくれました。
なんて、素敵な会話なんだろう
相手に自分の気持ちを伝えて、1つ間違えるとクレームとして取られてしまう内容なのに、彼女は私がした行動に賛同してくれたのです。こんな嬉しいことはなかった
彼女と連絡先を交換して、また会う約束をして別れたのでした