そして、もうすぐ頂上というところで、昨年と同じように、聖なる山を敬うためにサンダルを脱いで裸足になりました。
1歩、1歩、歩いていくと、美しく輝くスーパームーンとともに頂上が見えてきた
すごいパワーです。全身が痺れ、あまりのwelcomeの強いエネルギ-に涙が溢れきました!
ここまで登れた喜びではなく、ただ、ただ、この山との深い繋がりに、魂から感動しており、いえ、感動なんて通り越した、素晴しい洗礼を受けているようでした。
泣いている私を見て、ガイドの彼は驚いた顔をしながら振り向き、
「大丈夫?もう、そこだから…」っと、
私が山登りで疲れて泣いていると思ったのか、身体を気遣って優しくそう言いました。
「そうじゃなくて、私の身体はとても敏感なの…この美しいエネルギ-を受けて感動しているの」
そう言いながら、私はさらに大泣きしたのです。
頂上の1番聖なる場所に辿り着くと、私は、自分の第3の目で、ガネーシャがそこに座っているのが見えました!
なんで…シヴァ神の山なのに、ガネーシャが見えるんだろう…そう言えば山を登ってくる時にもガネーシャが見えたな…
知人に「なんでだろう…ここに、ガネーシャが見える」っと言うと、
2人は「へーなんででしょうね」なんて言いながら、私の言葉を気にもせずにヨガを頂上で楽しんでました。
素晴しい、この光景の中でヨガができるなんて~!
私達は、バリ島でヨガレッスンの時にかかる曲をかけて、ヘッドライトをつけて、3人でヨガ、ダンスをしながら大笑いをしてスーパームーンの明かりを楽しんでいました。
すると…そこに長い髭をはやした男性が現れたのです。
どう見ても、年期の入ったサドゥ、出家者だ!
私が慌てて曲を消すと、ガイドの彼が、「曲はいいんだけど、ライトは消して!って言ってるよ」っと言うので、ライトを消して、彼に頂上を譲り、私たちは少し離れた所に座りました。
「彼は70歳を過ぎており、もう40年以上も食べ物を食べてなくて、ミルクとチャイティだけで、あとは自分のお小水を飲んで循環しているヨガマスターなんだ」
え~~~! 自分のオシッコを飲んでるの?思わずギョッとしながら、彼を見ようとすると、
「今、見ちゃダメだよ!裸で月のエネルギ-を受け取っているから」
そんなこと言われたら、余計に見たくなるじゃないか~~!
チラ見をすると、彼は空に向かって祈りを捧げながら何か儀式のようなことをしていました。
うわぁお~~、ターバンを巻いたレゲエのような髪型と細い身体が月に照らされながら、まるで映画のワンシーンのよう!なんてすごい神秘的な光景なんだろう…
彼は、それから、瞑想を始め…私たちもそれぞれ、寒くなってきたので風をよけれるような岩の影に身を置き瞑想をしました。
そして、ガイドに呼ばれるまま、彼の住む小屋に連れられて行ったのです。そこには5人ぐらいの彼の弟子がおり、自分たちと一緒にミルクを飲むように勧めてきたのです。
まずはマントラを唱え、そして祈りを捧げ、そして甘いミルクを一気に飲み干しました。
「ミルクにあたらないように、中にあるハーブも一緒に食べて!」
なにやら薄暗い中でミルクを覗き込むと葉っぱやら何かの実やら…いろんなものが入っていました。
ミルクにあたらないように…って、今、言ったよね。
怖っ!と思いながらも、私は3杯も飲んだのでした。(笑)
そして、サドゥの弟子がこう言いました。
「さあ、今から頂上で瞑想する時間だ、そして、それが終わったら、またチャイティをここで飲むからね」
私は思わず日本語こう呟きました…
「え~~何なんのこれ?誰も頼んでいないのに、何のツアー?勝手にスケジュールを組んでくれてるし…」
それにウケた友だちと一緒に声を出して笑うと、「しーっ」っと言われ、私たちは慌てて下を向いて真顔にしました。
そして、私は頂上で瞑想していたものの、途中であまりにも寒くなり、ヨガをして身体を暖めることにしました。
ヨガのポーズを取りながら、
この、「どうしてもやらなきゃいけない瞑想&ヨガコース」は私にピッタリだと笑いが止まらず、1人ニヤニヤしながら、そして、素晴しい月夜に酔いしれていました。
そろそろかな…っと思い、小屋に1人で戻ると、先ほどの長老グルがマントラを唱えているから一緒に聞くか?っと言われ、私はうなずきながら小屋へと入っていきました。
なんと美しいマントラなんだろう
この世を捨てて、すべてをこの山に捧げた、そのグルの声が響き渡り、私のチャクラを刺激していました。
そして、そのマントラの儀式が終わるとチャイティの時間となり、ガイドに呼ばれた友達2人もやって来て、3人で温かなチャイティを飲みまた頂上で横になっていると…
出家している2人の男性がガネーシャの大きな置物を持って現れたのでした。
そして、なんと~ 私がガネーシャの幻を見た場所に、そのガネーシャの像を置き、祈りの儀式を始めたではないですか
大きなガネーシャの像をグルグルと何度も回して踊る、すごすぎる…サドゥ達
しかも裸で腰に短いサロンを巻いているだけ…
洋服を着ていてもかなり寒く、防寒着を持ってこなかったことを後悔しながらブルブルしている私たちには考えられないことです。
実は、東京で荷物をまとめている時に、防寒着が必要だとチャネリングで言われて持ってきたのですが、まさか、今回は山に泊まることになるとは、さすがのジャッキー・チェンの妹も悟らず、アシュラムの部屋に置いてきたのでした
宇宙よもう少しちゃんと教えてよね〜〜がはあはああはあ〜〜
これからは、山に登る時は何が起きてもいいように、必ず防寒着を持とうと学んだジャッキー・チェンの妹であった。あはっ
「これから、プジャをするために秘密の洞窟に行こう!」っと言われ、頂上から雑草で覆われた道なき道を、ガイドとサドゥ2人に連れられ歩いたのでした。
ちょうど、頂上に登る裏側になる、その洞窟を案内され、私たちは奥へと入って行そこきました。
すると、すでに先ほどのやたら派手なガネーシャの像とリンガが祀られていました。
私は、ババジーという、この儀式を仕切っている男性の横に座るように指示され、そして、持って来たお供え物を置き、袋に入ったミルクを天井に飛ばしたのです。
ミルクでビショビショになった私たちを、そのサドゥはさらに、頭からミルクをぶっかけて、私たちを清めてくれたのでした…
ひぇ〜〜
しばらくして、彼らが祈りを捧げ出すと、ものすごいエネルギ-が私を突き抜けていきました。
「う~~~わぁ〜」っとそのエネルギ-を受け止めていると、彼らがマントラを歌い始めたのです。
「オーム・ナマシバーヤァ」っと、唱えているマントラを聞いていると、私の身体はいきなり動き始めたのです。
勝手に身体が動き出すのはもう慣れているはずなのに、今回のは今までにない動き!
そして、いきなり彼らが何かのマントラを唱え始めると、私はマントラなんて何も知らないのに、すごい勢いで何語か分からないマントラを唱え始めたのでした!
それには自分も驚きながら、まるでその行動が当たり前のようにも感じられ、意識がもうろうとしていると、ババジがいきなり、私をめがけて「ぎゅう〜〜」っと、清められた灰を私の第3の目に擦り付けたのです。
そして彼は自分の指を私の第3の場所に突き刺すように、エネルギ-を入れ始めました。
すごかった
何が起きたか分からない私は、ただ一瞬でトランス状態になり、もうクラクラになりながら、かなり大きな声で、お経のようなマントラを歌い始めたのです
羞恥心なんかはなく、この儀式は前から決められていたように、当たり前のように…私は彼らと一緒にマントラを歌っていました。
1人のサドゥは笛を吹き始め、サドゥ2人と私は素晴しいマントラ・セッションを楽しんだのでした。
私は、途中、「はーっ!」っと、間の手を打つように声でパワーを呼び込んだり、面白いことに、サドゥ達と私の声の強弱の波がまるでリハーサルをしたように一緒なのです。
「オーム・ナマシヴァーヤ」と唱え始める瞬間も一緒で、そしてマントラの歌を止める箇所も最終的に終わらせる箇所も何度も練習したかのようにピタっと同じだったのです。
隣では友だちが感動して泣いている…
あとで「今まで受けたプジャの中で1番美しくて感動した」っと言ってくれました。
普段、私はカラオケも唄えないぐらい歌は無理なのに、本当に自分でも驚きました。
そして、私たちの名前と家族の名前、前もって頂上で透視して解放のワークを済ませておいたworldセッションを受け下さっている方達全員の名前が書かれが紙を前に置き、そして供養が始まったのです。
「すべてのご先祖様が浄化された!」っと私たちを振り返りながら、「私たちのすべての苦しみがなくなった…」っと、更に言葉を足して、「これからは新しい人生になる」と、ババジーが言ったのです。
彼が私と友達に向けてかけた言葉は。私たちの現在の状況であり、見事に的中しており、彼のリーディングの力を証明するかのようでした。
そして、彼は私に、「過去世でこうやって隣で何度も一緒に儀式をしたね。次はインド人に生まれてくるだろうね」っと言いながら、1年間、ガネーシャの首にかけて儀式をしていたというインド数珠を私の腕に巻いてくれたのです。
いや~~ん次は宇宙人ってことで~~お願いします~!(笑)
インド料理もインドも今回の旅で大好きだと再確認した私ですが…
インドはどうだろう…あはっ
しかし、本当に素晴しい1夜となりました。
スーパームーンをアルナーチャラの頂上で見られるだけでも贅沢なのに、初めて会ったサドゥ達に供養までしていただいたのです。
私たちはあまりの感動に酔いしれていたので
後で…あ~~ん もっと写真を撮っていればと後悔!
そして、私はババジーに手を引かれながら下山することになりました。
しかも、ババジーから、「月明かりだけを頼りにして歩きなさい。神様が守ってくれるから、信頼するのです。」っと、言われ、ヘッドライトも消すように指示されたのでした。
何度も足場がわからず転けそうになる私に、ババジーは太い眉毛とアイラインバッチリのような目力で私を圧倒させながら、
「オーム・ナマシヴァーヤと唱えればシバ神が守ってくれるから大丈夫だ~~!」
っと叫び、私の手を掴んで、すごい勢いで、崖のような、大きな石で出来た道を駆け下りて行くのです。
「ゆっくり足を出すんだ~!」っ言うのだが、
そんな~せっしょうな~~
私を引っぱっているババジーがすごいスピードで降りているんだもん~
でも、だんだんこの意味が分かってきたのです…駆け足なんだけど、足はゆっくり出している感覚、丁寧に決めるところは決めるような感じ。
バリ島では、滞在していたアシュラムの儀式はまったく興味がなく参加していなかった私
1度、「オーム・ナマシヴァーヤ」と唱えながら歩く儀式の方法を教えてもらったものの、それっきりで、まったくする気にもならなかった私。
そのアシュラムで「オーム・ナマシヴァーヤ」と白い服を着て、真面目に唱えながら歩く人達を横目に…
なんと、私は、その道場の広間で、友達2人と、ヨガで出会ったばかりのインド人の男の子を誘って、AKBの「恋するフォーチュンクッキー」のDVDを流しながら、大爆笑しながら、振り付けを踊っていたような~
そんな!そんな!不届き者の私!
しか〜〜〜し! さすがに、このアルナーチャラの山を降りる時は違っていた
なんせ、命がかかっているのである。真っ暗な中、意識を集中しながら、とにかく、
「オーム・ナマシヴァーヤ」を藁にもすがる気持ちで唱えた~!
石に足を取られるたびに、「オーム・ナマシヴァーヤ~~!」とババジーと2人で叫んだ!
まさに!ぶっつけ本番の私である!トランス状態にならねば無理な状況!
怖い~~とか、恐怖心がチラっとでも出てくると、もう足がフラフラするのである。
何をしているんだ~~!私は~~! っと思いながら…
…ふと、後ろを振り向くと友達2人はヘッドライトをつけて降りてきている…
いや〜〜〜ん どぼじて…、私だけ… 菊ちゃん、花ちゃん
一体、何故こんなことになったのか…朝らか1日を振り返ってみた…
あの時、声をかけられて、そして私が「ガイドしてくれる?」っと言ったのが始まり…
いや、私が足を怪我していたから話しかけられたのが始まりなのか…それならば、バリ島でバイク事故が始まりなのかもしれない…って考えてたたら、きっと赤ちゃんの時まで遡るだろう(笑)
そう言えば、この下山の時、バイク事故で1番大きな傷となった膝の部分を大きな石で3回もぶつけてしまったのだ。
「どうした?」っと尋ねてきたババジに、バイク事故のことを言うと、
彼は太い眉毛の剛毛を一気に伸ばすように、こう叫んだ!
「トラウマをとってやる〜!トラウマをとってやる〜〜!」
私の膝を何度も祈りながら、火を起こすように摩り始めた!
「ぎゃ〜!痛い〜〜! これがトラウマになるからやめてけろ〜〜〜!」
そう叫びながら…
私の脳裏には羽を広げて青光りしている孔雀が鮮明に写し出されていた。
山の頂上で瞑想、ヨガ、プジャっというフルコースを体験して、今、こうやってマントラの力を借りながら、真っ暗な中、満月の明かりだけを頼りにして、素っ裸で腰に布だけを巻いて、筋肉ムキムキで黒光りしている、今日、初めてあった男性と駆け足で降りているのである。
じ…じ…じ…人生は何が起きるかわからない…
そう!奇跡はいつも起きたがっているのである!
途中何度も、「さあ、ここでシバ神に祈りを捧げるんだ」っとシバ神ポイントで瞑想をするように言われ、蚊に刺されながら私は必死に瞑想をしたのであった。
でも、すっごく楽しかった なんせ神聖な山の中でスーパームーンなのだ~~
とっても気持ちが良かった 最高の気分でした~~
山を降りきった時には、自分の中の恐怖心が消えており、
たくさんの野良犬に囲まれて、吠えられても…
てやんで~~「アパッチ少年団」(知ってる人いるかな?)の一員のような気分!
ババジーと一緒に肩で風を切りながら、夜が開ける中、ホームレスが寝ている不気味な道路を横断していたのでした。
そして、アパッチ少年団は、私たちにさよならを告げ…
また、肩で風を切りながら、腰巻き1つだけ纏った姿で、遠くへと去って行ったのでした。
ババジーは私に特別なリンガをプレゼンとするから、明日、マハラシの瞑想洞窟に1人で来るようにと…言葉を残しましたが、
私は次の日、お昼から、飛行機でブッタガヤーを目指して飛びだったのであった~~
さらばじゃ〜〜〜 ババジー〜〜!
ジャッキーチェン・シスターは今日も飛ぶ!飛ぶったら 飛ぶのである〜〜〜♪♫