初めてアグン山にチャレンジして、頂上までには行けなかったけれども、とても充実感を得たその感覚を残したまま次に日を迎えました。
その日はある方の３度目のマッサージを受けにウブドへと…
2013年３月、初めてのバリ島で、今考えると、１週間前に２人分の予約を取れたのは奇跡だったかも！彼は午前中のみしかマッサージを行っていないので、すぐに予約が一杯になってしまうのです。しかも、ニュピの2日後でした。
実は麗子さんは、亡くなったご主人と一緒に、このスパにも行ったことがあったのです。優しいご主人が麗子さんのためにマッサージを予約してくれたそうです。
そして、今回２度めのバリ島旅行でも、同じ方のマッサージを予約しましたが、すでに一杯で１度しか予約が取れなくて残念がっている私に、マッサージ後に、その方が３日後が休日だから時間を空けてくれると言ってくれたのです。
その日が、初めてアグン山を登った次の日でした。
4階にある眺めの良い彼のマッサージルームに入り、彼にお礼を伝えてベットに横たわりました。彼のマッサージはチャクラを念入りに刺激しながら開いていくので、かなりキワドい所までギリギリ、マッサージをします。
１度目よりも２度目の方が、かなりギリギリ。
実は、ちょっと心配になった不謹慎な私は、ドライバーさんにこう聞きました。
「彼、真面目だよね。H じゃないよね。」
ドライバーさん、「違うよ～～～！ 彼はバリアン（ヒーラー）じゃなくて、神を信仰している方で、彼のアシュラムも持っているんだからね～～凄い人なんだよ～」
どうも、お寺に通うドライバーさんの中で、バリアン（ヒーラー）＝ 不真面目 という構図が出来ているらしいようです…
確かに、私も、世界中でヒーラーがセクハラ行為をするのを耳にしますが…その反対に素晴らしいヒーラーだってもちろんいます。
ああ～～ブルブル（頭）そんなことはどうでもいい、さあ３度目のゴットハンドは～～！
なんだか２度目よりも、凄い勢いでマッサージが始まったのです。
でもギリギリ～～尾骨も肘でマッサージ ひぇ～～超ギリギリ～
ちょっと心配になっている私の気持ちをよそに、彼が第３チャクラに手を置いた瞬間、突然、涙が出そうになりました…
なんだかとても静かで優しい気持ちになる自分がいたのです。
そして次に、彼が私の頭を指先で触り始めるとドンドンいらないものが映像と一緒に出ていくのが分かり、ドンドン頭が空っぽになっていくのです…うわぁお～～ 頭を掻いているだけなのに～～
全身からいらない力が抜けて、脱力～！
「知らなうちに、たくさん溜めてたみたい」っと彼に伝えると
「Oh~! yha~!」とか言ってた気がします。（笑）
そして、すべてのチャクラに手を置いてくれる度に、とても優しいのにめちゃくちゃ強いエネルギーが上昇していくのを感じていました。今回は第３チャクラを念入りにエネルギー調整をしてくれています。
彼のマッサージを受けながら、同時に私も宇宙から直接エネルギーを受け取り、そして自分のクンダリーニ・エネルギーと混じり合わせて、頭上まで流す瞑想をしていたので、彼が受け取っているエネルギーと混じり合い、ドンドン背中から第三の目そして頭上へとエネルギーがすごい勢いで登っていくのを感じていました…
すると、いきなり、ものすごく強烈なエネルギーが背中から向上し始めたのです！
「あ～～～っ！失神するかもしれない」っと咄嗟に感じてエネルギーを止めようと必死に身体をねじったのですが、
もう時は遅し、勢いついたエネルギーはジェットコースターのようにクンダリーニが頭上から突き抜けました！
今思い出しても、あの強烈さは凄過ぎて、またもう１度…って言われたら丁寧にお断りしたくなるような…出産に近い衝撃でした。
彼は特に必死にエネルギーを送っているわけではなく、ただチャクラに手を置いているだけなのに、私は喘ぎ叫んでいました。
彼より、私の方がかなり危険な人になってしまい、止まらない身体のクネリと喘ぎ声を出しながら危うくマッサージベットの角を手持ち上げて壊しそうになりました。。確かバキバキって音がしてました
すごいエネルギーに失神しそうになりながら、あっけに取られた彼の顔がおかしいのと、怪しい自分にがおかしくなり、苦しみながらも大笑いする私。
「リラック リラックス」 っと彼が優しく手を離すとエネルギーが落ち着くのですが、
彼が丹田の所に再び手を置くと、「きゃあ～～」 もう、どうしていいか分からない。
私は汗だくになった顔で真剣に彼にこう言いました
「私もリラックスしたいんです。でもあなたのエネルギーが強いから私の身体が勝手に動いてしまって…きゃあ～」
きゃあ～～身体が勝手にのけぞってしまう～～～っと思ったら、目の奥から、頭にかけて、ものすごいエネルギーが注ぎ込まれ完全に瞳孔が開いてしまっている…
もう…私、だめ… 降参です
「クンダリーニーが覚醒したね」 淡々と静かに話す彼
1４年程前にも、ニュージランドの山の中でクンダリーニが覚醒した事があります。
その時は、もっと凄く、熱い雷のようなエネルギーが背中から頭に流れ、ほぼ
気絶状態でした。
その後は、見るもの全てに光を感じ、キラキラと輝く素晴らしい世界へと移行したような、以前とは全く違う人生になりました。
そして、その後、軽くクンダリーニが上昇することは、何度もありましたが、こんなに強烈なのは久しぶり
彼は何もしていないのに、私１人が汗だくになっている
彼はとても優しい顔で、そんなフルマラソンを終えた私に
「今まで長い間マッサージをやってきて、こんな経験したことがない…誰もなったことがないよ。君に幸せがやってくるね」
こう静かに言いました。
私だって～～！
「マッサージでこんなことになるなって思いもよらないっすよ～～～！」
っと叫びたかった！
あっ！その時、思い出したのです。
アグン山で聞いたメッセージを、
「あのマッサージ氏に頼んでいるから、彼が助けてくれるよ」
このことだったんだ～！ もちろん目の前の彼はそんなことは知らないし、誰からも頼まれてなんかいないでしょう。
それは違う次元の話なんでしょうね…きっと
あとで知ったのは、彼がヨガマスターだということ、クンダリーニー・ヨーガ”を提唱しているのです。
実は、私が出会うヨガはなぜか、いつも、クンダリーニー・ヨガ
日本でクンダリーニー・ヨガって、あまり耳にしないのに、10年近く前にトレーニングジムでのスタジオレッスンで出会ったのも、「火の呼吸」
その時は、先生から講師になることを勧められて、ティーチャー・トレーニングに参加、もう少しっというところで、「生まれつき体が硬いから無理」っと思って断念、それからも、出会うヨガが何故か、クンダリーニー・ヨガ
その後、私は彼からマッサージを何度か受け、そしてヨガに参加することを勧められ、飽き性ながら、なんとか持続して学んでる…かな。（笑）
彼が持っているアシュラムではセレモニーも定期的にされていらしゃるようですが、自然界のナチュラル・ブレッシングが大好きな私は儀式に興味がないので参加していません。でもコスプレ出来るならするかも！うそ！ほんと！うそ！
しかし、彼が言っていたように、どんな幸せが歩いてきちゃうんだろうか…
いやいやその前に、このマッサージの後、私が歩けなくなってるし…
あんなに険しい道のりのアグン山はルンルン気分で問題なく歩けたのに、フラフラで足はガクガク…階段を降りるのもやっとの思いでした。
この後…まさか 私がニューメキシコまで行って、クンダリーニー・ヨガを本格的に学ぶことになるとは