ヨギ・アマンディープとの果汁搾りたて100%の濃厚な個人セッションが終わった次の日
なんとも寒い朝だった
私は寝ぼけ眼で… 寝巻きを着替える時間もなく、慌ててテントを飛び出し
シク教ではグル ワラと言われるモーニング・セレモニーに参加した。
今朝のリーダーはヨギ・アマンディープだった!
こうやって彼が白いモクモクとした毛のようなものを何度も大きく振りながら1人1人を浄化してくれる中、参加者全員、彼の目の前に1人1人が膝まつき、献金をして、それから深々とお辞儀をしていくのである。
私は皆んなが並ぶ列の1番後ろでヨギ・アマンディープの瞳を見つめた…
昨日、私たちは「純粋」について語り合った。
どんな時も純粋な意識の中で自分を成長させることの大切さ
確かに彼のインド・ツアーは純粋意識のもとで考えられたものだった。
ツアーのどんな些細なところも優しさと丁寧さが行き届いており、参加者の気持ちをとても大切にしたツアーだった。「これでもか~」という感じで、毎日、思いやりの気持ちが隅々まで届いた内容だった。
もちろん私は今年も参加する。
前回と同様、最後の1席を今回のフェスティバルでGetすることができた。
かなり前に申し込み用紙まで記入していたのだが、8月だからまだ大丈夫だろ~~っとそれをFAXで送ることを怠けてたら…もう満席状態
それはそうだ…あんな素晴らしいツアー!
彼の大いなる純粋意識の愛がワンサカ詰まっている素晴らしい旅
1度参加すれば誰もが虜になる…普通のツアーでは絶対に入れない秘密の場所にも訪れるから
そう…私たちは昨日の個人セッションで繋がった意識を互いに確かめ合うように、暖かい目で見つめ合っていた
思わすウルウルとした目で泣きそうになった私は…
フト、自分の姿、この光景を客観的に見てしまった。
そう まるでTVショーみたいに、モニターの画面を見ているように…
ヒェ~~~~
慌ててこの部屋に飛び込んだ私の格好は こんな姿だった~!
これじゃあ~~まるでコントだ…
8時だよ!全員集合を超えて…吉本新喜劇
パッパラッパぁ~~~
まるで…魔王に捕まって犬に変身させられた間抜けな村人A
格好からしても…ヨギ・アマンディープはワラシの魔法を解くためにお祓いをしてくれているアラジンの呪術師のよう
そんな学芸会並みのストーリが頭の中で展開された
トホホハホ…
どうも見てもふざけているとしか考えられない格好…
シク教のセレモニーでは必ず頭をターバンで巻かなければならない
クンダリーニヨガでもターバンは必需品で、白いターバンがエネルギーの影響から守ってくれると言われているのである。
なので…ワラシはターバンの代わりハスキー帽子を頭に被っていたのである。
とは言っても…こんな犬の着ぐるみ状態でお辞儀をしているワラシ…
首根っこ掴まれて、お尻を蹴飛ばされて追い出されてもおかしくない
しかし、そんな私を温かい目で最後まで見つめてくれた、ヨギ・アマンディープ…
ありがとう ごめんなさい 許してください 感謝します
心の中で何度も繰り返した…ワラシであった~~
があははははあはははアアーーー
この後、朝食の時に、このハスキー犬の帽子をくれたi-tingと爆笑した
お腹を抱えて涙を流しながら爆笑している私たちを回りはすごい目で見ていた
箸が転がっても笑える…年頃みたいに
彼女が私にこのハスキー犬の帽子をくれたのには、実は深い意味があったのだ。
それは…昨年のインド・ツアーでの話…
あまりにもグループ行動が出来ない3歳児のような私を見て…
ヨギ・アマンディープのマネージャーがニヤニヤしながら私にこう言った
「Chikaが先生としてヨガを教えているのは絶対に信じられない…」
私も「そうなんだよね…だからいつもコントみたいになちゃうの」
隣でi-tingが笑っている
「ある時なんて、マントラをささやき声にして、って言う時に間違えちゃって…」
この時のヨガ・レッスンに参加された方は覚えているだろう
ニューメキシコのティチャーコースから戻って来たばかりの私は思わず、ささやき声を英語で言ってしまった。
しかも本来ならば「ウィスパーで!」っと言うところを、なんと「ハスキーで!」っと言ってしまい…大爆笑
もちろん 私の森進一のモノマネつきで
saa taa naa maa~~ お袋さんよ~~~!
そう!この出来事をi-tingに話したところ 大爆笑
ハスキ~! ハスキ~!オーマイゴット! Chika~~~~~
彼女の中では伝説に残る話だったようだ
そして、今回彼女が私にプレゼントしてくれたのが…
このハスキー犬の帽子
ありがたいにもほどがある 21世紀最大の贈り物だ
しかし…まあ ヨギ・アマンディープ、こんな私と一緒によくワークショップがしたいと思うものだと…彼の広い心も感心感心
彼のマネージャーも、あんなに私をインド・ツアー中にギャグにして遊んでいたのに、スカイプで話したいと何度もメールでコンタクトを取ってくれて、その返事をなかなかしない、こんな私に真剣なオファーをしてくれた 笑
人生は何が起きるかわからないものだ
があははははっはっハーーーーー!
こんな爆笑続きの私が、次に参加したワークショップは
そう!あの神秘的なMahankirnのエネルギーワーク・レッスンだった!
神経系経路に働きかけるエネルギーワークを互いにやり合うのである。
私が東京で行ったワークショップでも、参加者の方同士でやり合ってもらったことあるテクニックだ。
ヨギ・バジャンは神経系組織による精神への影響もかなり勉強している方で、クンダリーニヨガはクンダリーニを上昇させるための火の呼吸がとても有名だけれど、実はもっともっともっと奥が深く、脳の伝達部分に直接働きかけるための手の角度だったり動きだったり、マントラだったりするである。
恐怖や不安に結びつける扁桃体を刺激するテクニックもあり、そのクリアについてヨギ・バジャンはこう語っている。
「私が教えているこのクリヤによって、あなたは本当の自分の耳を持つことになります。外側の耳はあなたを助けてくれません。内耳こそ真実の耳です。それは側面に2つの骨と槌骨(つちこつ)のことを言います。
槌骨は鼓膜の内側に接してあり,音波の振動を砧骨(きぬたこつ)に伝える役割をしている
槌骨と骨が適切な振動を受けることによって、あなたが耳で聞いていると同時に脳が分析をして内容を理解することができるのです。
ムードラ(手の指を使ったポーズ)によってインフェニティー(無限大)のエネルギーが通るようになります。マントラを唱えると、舌の先端と上口蓋を刺激して、視床と視床下部を調整します。
また、鼻の先端を凝視して前頭葉を刺激することによって、一点に集中した痛みに対してとても耐えられず我慢できなくなり、あなたがコントロールしてきた鉛のような人格が破壊されます。それによって、あなたが長い間探し求めていたものを見つけるでしょう。あなたが自分自身を解放することで、大きな根の部分が成長して、もう誰もそれを奪うことはできないのです。」
これはクンダリーニヨガによって大解放を体験した者だけが分かる…事実であり、私自身、ニューメキシコのティチャーコースで鉛のような人格を破壊をした経験がある。
そして毎日クリアを行っていけば必ず解放と再生の繰り返しを体験するだろう。
そして今回のSat Nam Festでも更なる大解放の道が開かれたのであった
つづく… ったら つづく…