最近は和歌山に行くことが多い。

新大阪で乗り換えて行き来しているのだけど、

せっかく時間とお金を使って出張しているので
大阪駅方面(梅田)に寄り道をして帰ることにしている。

なぜなら、昨年から大阪駅周辺は商業施設の
オープンラッシュ(リニューアル含む)だから。

新宿本店はカリスマ的な審美眼で百貨店の役割を果たし続けている伊勢丹は
東京を離れると途端にその輝きを失う。
大阪駅の三越伊勢丹はやはりなにかピントがずれている。
それは大阪気質に合わない、という問題だけではなさそうだ。

隣の駅ビルは賑わっているけれど「テナントビル」的な安易さを感じる。

そして、11月に満を持してグランドオープンした阪急梅田本店。

久々に全貌を表したその姿を見て、私は感嘆の声をあげてしまった。



THE 百貨店 の貫禄を纏っているのだ。



東京の三越も高島屋も、不動産業大丸もどこかで脱ぎ捨ててしまった
あの「百貨店」のあるべきフォルムとオーラを纏っている。

そして来年には「北ヤード」と言われている大阪駅北側の複合再開発プロジェクトが
オープンを迎える。

それでもきっと阪急梅田本店は揺るがない、と私は見立てている。

それがなんなのか、ちょっと研究してみる価値はありそう。

$空間の神は『エロス』に宿る