行って来ました。
会場に着いた時にはすでに満席状態だったけど
前方中央ブロックに1つ空いている席を見つけて
サンデル教授の登場を待った。
タイトルは
「サンデル教授と考える『社会保障と税』」
某総理の棒読みを聴くよりきっと刺激的。
店舗や商業施設の企画の仕事をしていると
その延長線上で
まちづくりへのノウハウ提供が出てくる。
そして、役所や行政と調整をしている中で
納めるだけではない
使われる税を感じる事ができる。
但し、形式ばかりで活用されている例はごく少ない。
先年からクライアントと作成している
「まちづくり」のためのセミナーコンテンツでも
重要なファクター。
たまたま年末に日経新聞Web版でこのタイトルを見つけて、
他でもないサンデル教授と議論する場にいられるならば、
と、応募をしたら
先週、うちのポストに受講票が届いていた。
かなりの倍率と聞いていたので、ツイてる今年!
TVで見たとおり、
柔らかな語り口調で議題と選択肢を提示し、
選択肢を選択した参加者に挙手を促し
そこから論者をピックアップする。
「ケンの意見はこうだけれど、それとは違うアイデアを持つ人は?」
発言者をファーストネームで呼ぶ事で
聞く人に発言を尊重する姿勢を伝染させる。
「ケンとタカシは真逆の意見だからそれぞれ直接意見を言って」
と、壇上のサンデル教授への一方向に向きがちな論者の視線を
参加者同士へと展開する。
これが議論を「白熱」させるテクニックなのだなぁ。
気がついたら自分も議論の真ん中にいる臨場感を得ていた。
予習が足りないから挙手は控えようと思っていたはずなのに
議論にどうしても
「人口が減少しているのに人口増時に制定された社会保障と仕組みで考えるのはおかしい。」
「福祉としての一般医療と、終末医療には区別が必要」
と投げかけたくなり
「今の社会保障で、退職した高齢者と今の現役世代とで受ける社会保障ベネフィットが
フェアでないと考える人は?」
と言うサンデル教授の問いかけに思わず挙手をしていた。
「あなたも意見がありそうですね、名前は?」
という教授の指す指の先が私に向いていた時には
一気に体温が上がるのが分かった。
サンデル教授に促されて
「人口減という新しい局面に対応するためにこれまでの考え方を変える時期だ・・・」
(文字に残すと刺激的なので割愛)
と私の意見を述べた。
「チカの考えに反論は?」
と言う教授の投げかけに
「これまでの制度との契約はどうするのか」
「前世代の失策は後世代が請け負うのが社会の原則」
「破綻する会社が退職金を出せないように社会にも状態に合わせた調整が必要」
などと会場から次々と論者が現れる。
学生の授業の時も、
デザイン会社の企画会議の時も
経営者同士のブレストでも
こんなに多様な意見が出る事はなかったのではないだろうか。
500人くらいが参加した90分の講義。
サンデル教授の技術とは
誰もが責任を持って当事者として意見を戦わせる舞台作りと
参加者の発言欲の喚起と
議論を整理しつつ検討要素を時間内で可能な限り出させる
マネジメント技術なのだと理解。
高揚感の尽きない90分だった。
まちづくりセミナー、議論の場にしてみたい。
先ずは実験してみよう。
日経Web版にサマリーがアップされていたので
みて見てね。(日経WEB会員ログインが必要です)
会場に着いた時にはすでに満席状態だったけど
前方中央ブロックに1つ空いている席を見つけて
サンデル教授の登場を待った。
タイトルは
「サンデル教授と考える『社会保障と税』」
某総理の棒読みを聴くよりきっと刺激的。
店舗や商業施設の企画の仕事をしていると
その延長線上で
まちづくりへのノウハウ提供が出てくる。
そして、役所や行政と調整をしている中で
納めるだけではない
使われる税を感じる事ができる。
但し、形式ばかりで活用されている例はごく少ない。
先年からクライアントと作成している
「まちづくり」のためのセミナーコンテンツでも
重要なファクター。
たまたま年末に日経新聞Web版でこのタイトルを見つけて、
他でもないサンデル教授と議論する場にいられるならば、
と、応募をしたら
先週、うちのポストに受講票が届いていた。
かなりの倍率と聞いていたので、ツイてる今年!
TVで見たとおり、
柔らかな語り口調で議題と選択肢を提示し、
選択肢を選択した参加者に挙手を促し
そこから論者をピックアップする。
「ケンの意見はこうだけれど、それとは違うアイデアを持つ人は?」
発言者をファーストネームで呼ぶ事で
聞く人に発言を尊重する姿勢を伝染させる。
「ケンとタカシは真逆の意見だからそれぞれ直接意見を言って」
と、壇上のサンデル教授への一方向に向きがちな論者の視線を
参加者同士へと展開する。
これが議論を「白熱」させるテクニックなのだなぁ。
気がついたら自分も議論の真ん中にいる臨場感を得ていた。
予習が足りないから挙手は控えようと思っていたはずなのに
議論にどうしても
「人口が減少しているのに人口増時に制定された社会保障と仕組みで考えるのはおかしい。」
「福祉としての一般医療と、終末医療には区別が必要」
と投げかけたくなり
「今の社会保障で、退職した高齢者と今の現役世代とで受ける社会保障ベネフィットが
フェアでないと考える人は?」
と言うサンデル教授の問いかけに思わず挙手をしていた。
「あなたも意見がありそうですね、名前は?」
という教授の指す指の先が私に向いていた時には
一気に体温が上がるのが分かった。
サンデル教授に促されて
「人口減という新しい局面に対応するためにこれまでの考え方を変える時期だ・・・」
(文字に残すと刺激的なので割愛)
と私の意見を述べた。
「チカの考えに反論は?」
と言う教授の投げかけに
「これまでの制度との契約はどうするのか」
「前世代の失策は後世代が請け負うのが社会の原則」
「破綻する会社が退職金を出せないように社会にも状態に合わせた調整が必要」
などと会場から次々と論者が現れる。
学生の授業の時も、
デザイン会社の企画会議の時も
経営者同士のブレストでも
こんなに多様な意見が出る事はなかったのではないだろうか。
500人くらいが参加した90分の講義。
サンデル教授の技術とは
誰もが責任を持って当事者として意見を戦わせる舞台作りと
参加者の発言欲の喚起と
議論を整理しつつ検討要素を時間内で可能な限り出させる
マネジメント技術なのだと理解。
高揚感の尽きない90分だった。
まちづくりセミナー、議論の場にしてみたい。
先ずは実験してみよう。
日経Web版にサマリーがアップされていたので
みて見てね。(日経WEB会員ログインが必要です)