今日は久々にS氏から携帯に着信。

2006年に仕事をした
ハウスウエディングの館「ロザンジュイア」が改装するよ、というお話。

「そうかー、もう5年経つのかー・・・」

とちょっと遠い目になりました。


その5年前の仕事は
広尾の戸建イタリアンレストランを
ウエディングバンケットレストランへのリノベーションするというもの。
施主、プロデューサー、デザイナー、施工会社が集まったときに
全員男性であったことが理由で
オンナ3人会社(当時)のAOCにお声掛けをいただきました。

「会場を決めるのは女性」という立場からデザインコンセプト作りから
デザインディレクションを実施。

コンセプトは「コフレ・デ・ビジュゥ(喜びの宝石箱)」
大人の女性がここで挙式したいと思うエレガントさを
デザインや、ディスプレイなどの細かいディテールにまで
行き渡らせました。

$空間の神は『エロス』に宿る


あの仕事からもう5年。


店舗や商業空間は住居と違って過酷な使用環境に置かれているので
改装を度々入れて鮮度を保って行きます。

その周期はだいたい5年~7年。

特にウエディングというハレの日の舞台となる空間は
鮮度や清潔感が重要な要素になるので
このタイミングでの改装は当然のことと言えるでしょう。

そう考えると
何千万とかけてデザインして工事した空間も
寿命はたったの60ヶ月。

もしも3000万円かけた店舗内装ならば
ひと月50万円実質的に償却しているというざっくりとした計算。


$空間の神は『エロス』に宿る


$空間の神は『エロス』に宿る


さて、今度の改装は色々なことに注意を払わなければなりません。

元々がしっかりとした洋館だったので
その骨格を生かしながら、
今の内装で作られたブランドイメージと
5年の年月でしみこんだ熟成感。
そして来る人をわくわくさせる鮮度感。

ここのさじ加減が仕事のキモになりそうです。

ま、うちで受注したら、の話ですけどねー。