今回上海に行って

パワフルな上海の活況にくらくらしつつ、

なんだろう、このしまらない空間の連続は?

と思っていたら、

意外に簡単なところに原因があった。



分かりやすいように百貨店で比較。

PARKSON 百盛百貨店
$空間の神は『エロス』に宿る


梅龍鎮伊勢丹
$空間の神は『エロス』に宿る


どちらもディスプレイは丁寧にされている。

共用部とか商品什器とかレイアウトとかセオリーを踏んでいる。

でも、

でも、

私、気がついちゃったんですっ><

決定的に違うのは



      照明計画!



上海の中国系百貨店は扱っているブランドは素晴らしいのに

じみーな、ぼやーっとした売り場ばかりなのはどうしてだろう?

と思っていたら、

最近リニューアルしたばかりの伊勢丹に入って合点がいった。

単に空間を明るくするためだけでない

商品を魅力的に見せるための照明がなされているだけで

空間にメリハリが出る!

この違い、

知っているのと知らないのとでは

大違い^^

っていうか、日本にいるとホントに高い技術の中にいるから

うっかり気がつかない。

でも、比較すると分かる重要さ。


商品よりも演出照明が目に入るぼやっと感
$空間の神は『エロス』に宿る


商品に照明の焦点が合っているだけでメリハリ感
$空間の神は『エロス』に宿る


      ね!


これから2016年まで、

上海は今の2倍の商業床が出現するという。

このままぼやっとした空間が出現し続けるのか?

日本の技術がもっと上海に入っていけば

すてきな売り場が必ず増えるはず。