「赤が好き」

と言っても、

トマトのが好きなのか

したたり落ちる血のが好きなのか

太陽に照らされた輝くが好きなのか

闇の中で妖艶に浮かぶがすきなのか

話し手が言う言葉を

聞き手がどう受け取るかで

お互いに全く違う世界を想像していたりする。


よく

「みんなに一言でばっちり伝わる
 コンセプトワード作ってください」


と、言われるけれど

言葉にはいろんな定義があるし、

人それぞれに意味の取り方が違うので

「そんな便利なワードはつくれません!」

と、相手にとっては意外な返事をしなくてはならないわけで。

そして、イチからコンセプトについて説明をするわけで。



コンセプト作りを仕事にしている私が言うのも何ですけど、



コンセプトって
  誤解を生む原因になることが多々ですから。



言葉に頼らず、言葉に尽くすこと。




それがみんなに均一に伝える唯一の手段であり

その均一に伝える方法を知って

端々にまでコンセプトを行き渡らせて働かせることを

コンセプトワークって言うんじゃないのかなー。


もっと識りたい人は私と小一時間コンセプト談義しましょうー。


今、私も突きつめたいテーマなのです。