たまにはお仕事っぽい話。

今日はコンセプト作りのセッションでした。

このお仕事をしてきて実感していることをつらつら。



コンセプトってそれに携わる人達で共有する、

「共通言語=その仕事の概念」づくりなわけですけど、

それを組み立てる時って、

どうすると理想的な状況が表現できて

それをみんなに浸透させることができるか、を一生懸命考えますよね。

そうすると、かっこいい響きのいい言葉と概念図ができてます。

ところが、

そうやって組み立てたコンセプトって、

独りよがりだったり、実現性が低かったり、

伝わらずに空回りになることが多くなってしまう。

はい、ぺけー× ってかんじ。



じつは、コンセプトづくりって

なにがその理想的な状況をつくるにあたって障害になっているか、と

みんなに浸透させるためにはどんな難しさがあるか、という

後ろ向きな要素に注目して

うまくいかなくなる状況を洗い出すと、

結果(そこまでのプロセスは企業秘密^^)

すごく概念として分かりやすく、浸透性の高いものに仕上がっていきます。




そう、後ろ向き。これ大切。



頓挫したり、進まなくなるときのことを想定するって

実はとっても建設的なのです。

うふふ、後ろ向き思考&ナナメ思考の私は

クライアント様を客観的に後ろ向きに導くこのお仕事ってぴったりなんですね。



この「後ろ向き」を受け入れられない人は、

すぐ人のせいにしたりとか、

みんなが分かってないとか、

社会の状況のせいにしたりとか、

本当だったらこうだったのに、

なーんて言い出しちゃったりするわけです。



セッションを通してやりとりをしていると、

その「後ろ向き」に注目することをすんなり受け入れられる人は

有用なコンセプトを組み立てることができるなー、と思うわけです。

今日はそうゆう意味でとても良いセッションでした。



あー色んな人に教えてあげたい。この気持ち。