「ツイッター社会進化論」読みおわったー。

私の感想を一言で言うと、

     「ツイッターをしている日本国内の人の中で、
      自分はどのポジションにいるか分かった。」



これって、結構重要だと思う。

これからツイッターを目的を持って利用しようという人には
どんな人達がどんな立ち位置で利用しているのかがわかると
どうしたらいいか狙いが定まるわけなので、
この本には参考になる客観データが集まっている。

でも、ツイッター自体、正解のあるソーシャルネットワークではないし
使う人次第でいかようにも変わるのだろう、という根拠もデータとして見える。

そして、著者のプロの目でそのデータを分析した結果、

     「ツイッターを使う人の姿」が浮き彫りなっている。

     そして、とても読みやすく解説されている本。

$空間の神は『エロス』に宿る


導入部分で「なるほどなー」とおもったのは

かつて携帯のような自分用の受発信ツールが無い時代、
ポケベルが端的な(数字)文字情報しか送れなかったときに、

その使い方を拡張したのは コミュニケーションしたい!
という欲求に溢れた女子高生たちであり、

「724106」(なにしてる?)に代表される

「一方通行で、相手を拘束しないコミュニケーション」の表現。
これが今のツイッターにも通じているという考察。

これに響くのはアラフォーの証かー・・・。

もとい、
私が高校生だったときにはポケベルすらありませんでしたー。
大学生の時にやっと「伝言ダイヤル」なるものが出たような・・・。


著者はシンク・ファーム(株)の社長の金正則さん。

$空間の神は『エロス』に宿る

さすがマーケティング道35年?のプロの目で書かれた本でした。

1万人のアンケートデータやインタビューデータを背景に
ツイッターの今(2010年7月現在)を客観的に見ることが出来ました。


さらに、ツイッターに興味が無くても

    マーケティングの基礎が学べる本です

    あら、お得。


1万人市場調査で読み解く ツイッター社会進化論 (朝日新書)
$空間の神は『エロス』に宿る


追記)
最近は本を読む速度がとても遅くなりました。
なぜなら、分からない言葉や曖昧な解釈をしている言葉が出てきたときに
必ず辞書を引いて確かめるからです。

でも、この方法、本当に知りたいことを読み下すときには
本当に役に立ちます。
実際、しっかり分かりながら読むと「眠くならない」というおまけ付き。