先週末は私の両親の金婚式。
結婚50年記念ランチ会を催しました。
結婚50年って・・・。
半世紀人生を共にしてきたってことでしょ。
私だとどうやっても90才を超えてしまうわ。
父は会社人間で、母は家庭を守って、
という典型的な昭和なファミリーだったけれど
端から見たらかなりユニークな家族らしい。
中にいるとよく分からないけど。
でもこうやって娘二人でセッティングして
結婚50年をお祝いできるのは
そのユニークであり堅実な父母の、
いや、この夫婦の積み重ねた時間が成し得たことなわけで。
近年の二人は、父の仕事の引退を機に
新婚時代でもこんなに一緒にいなかっただろうと言うくらい
一緒の時間を過ごし、一緒のことをしている。
よく旅行にも行くし、よく一緒に出かけている。
かつて仕事が忙しい父は殆ど家にいなかったので
ケンカするほどの会話も無かったのだけれど
今では一日に一回はケンカをし、
こっちがハラハラするくらいやり合っている。
ほんと、夫婦とは不思議な人間関係だなーと
この父母をみていると思うわけです。
さて、お祝いの席は 銀座シェ・トモ ミシュラン☆ひとつの名店。
ここの市川シェフは、父が勤めていた会社がオーナーだった
赤坂アークヒルズにあったレストラン
「ル・マエストロ・ポール・ボギューズ・トウキョウ」の
シェフ時代にお目にかかって以来。
今は無きこの店は私にとっても「フレンチ」のアイコンであり
外食をするときの度胸を培ってもらったお店。
せっかくの記念の日は、やはり家族にゆかりのあるシェフにお願いしようと
このお店に決めたのでした。
銀座のビルの11階12階のお店の12階にある個室は
まるで宙に浮いているかのような設え。
インテリアデザインはフレンチシックで、程よい気楽さもあるデザイン。
個室はシャンパンゴールドで包まれた空間。

まずは、シャンパンで乾杯。

アミューズは 生ウニと玉子の貴婦人風。

ウニのコクと玉子とブイヨンのムースの質感の違いが楽しい一品。
次に 赤ワインでポシェされた北海道厚岸産牡蠣とフォアグラのフラン

牡蠣のうま味と泡雪のように溶けるフォアグラの香りでスイッチが入る。
ここの十八番 山梨県産無農薬野菜達の盛り合わせ。

ひとつひとつの野菜の個性を引き立てる象嵌細工のような味付け。
メインの魚は 真鯛のソテー キノコのエッセンスのカプチーノ仕立て
舞茸のグラタン添え

あまりにも焼き加減、味加減、キノコのソースの優しさ加減のバランスが良すぎて困惑。
メインのお肉は 鴨胸肉のローストと栗のタルト仕立て マデラ酒風味のソース

お肉とソースのコントラストがとっても秋な風情。栗と鴨も滋味豊か。
そして、デザート。
特別にホールのケーキをお願いして、
金婚式のプレートを付けてもらったものを運んできてもらい、
せっかくだから、
「50年振りにケーキカットしてー」
と二人にけしかけると、お互いに照れをみせつつも
さすが、100組以上の仲人を務めた二人は
すぐにケーキカットの姿勢に入り、
でも、楽しげに、懐かしげにケーキカットをして見せてくれたのでした。
この日一番テンションが上がった瞬間。


この手と手がよいです。
私たちはこの夫婦の子どもでいられてホントにたのしいなー、と
あらためて思えた瞬間なのでした。
コースのデザートをきっちり食べ、

ケーキカットの梨のタルトもしっかり食べ、
もうすぐ80才の父と75才になった母の強靱な胃袋にも感嘆し、
この記念ランチ会の幕を閉じたのでした。

両親と、市川シェフと統括マネージャー坂井氏と。
坂井氏もル・マエストロ時代からの繋がり。
さてー、次は父の80才のお祝いだなー。
楽しい席はどんどん設けないとね。
結婚50年記念ランチ会を催しました。
結婚50年って・・・。
半世紀人生を共にしてきたってことでしょ。
私だとどうやっても90才を超えてしまうわ。
父は会社人間で、母は家庭を守って、
という典型的な昭和なファミリーだったけれど
端から見たらかなりユニークな家族らしい。
中にいるとよく分からないけど。
でもこうやって娘二人でセッティングして
結婚50年をお祝いできるのは
そのユニークであり堅実な父母の、
いや、この夫婦の積み重ねた時間が成し得たことなわけで。
近年の二人は、父の仕事の引退を機に
新婚時代でもこんなに一緒にいなかっただろうと言うくらい
一緒の時間を過ごし、一緒のことをしている。
よく旅行にも行くし、よく一緒に出かけている。
かつて仕事が忙しい父は殆ど家にいなかったので
ケンカするほどの会話も無かったのだけれど
今では一日に一回はケンカをし、
こっちがハラハラするくらいやり合っている。
ほんと、夫婦とは不思議な人間関係だなーと
この父母をみていると思うわけです。
さて、お祝いの席は 銀座シェ・トモ ミシュラン☆ひとつの名店。
ここの市川シェフは、父が勤めていた会社がオーナーだった
赤坂アークヒルズにあったレストラン
「ル・マエストロ・ポール・ボギューズ・トウキョウ」の
シェフ時代にお目にかかって以来。
今は無きこの店は私にとっても「フレンチ」のアイコンであり
外食をするときの度胸を培ってもらったお店。
せっかくの記念の日は、やはり家族にゆかりのあるシェフにお願いしようと
このお店に決めたのでした。
銀座のビルの11階12階のお店の12階にある個室は
まるで宙に浮いているかのような設え。
インテリアデザインはフレンチシックで、程よい気楽さもあるデザイン。
個室はシャンパンゴールドで包まれた空間。

まずは、シャンパンで乾杯。

アミューズは 生ウニと玉子の貴婦人風。

ウニのコクと玉子とブイヨンのムースの質感の違いが楽しい一品。
次に 赤ワインでポシェされた北海道厚岸産牡蠣とフォアグラのフラン

牡蠣のうま味と泡雪のように溶けるフォアグラの香りでスイッチが入る。
ここの十八番 山梨県産無農薬野菜達の盛り合わせ。

ひとつひとつの野菜の個性を引き立てる象嵌細工のような味付け。
メインの魚は 真鯛のソテー キノコのエッセンスのカプチーノ仕立て
舞茸のグラタン添え

あまりにも焼き加減、味加減、キノコのソースの優しさ加減のバランスが良すぎて困惑。
メインのお肉は 鴨胸肉のローストと栗のタルト仕立て マデラ酒風味のソース

お肉とソースのコントラストがとっても秋な風情。栗と鴨も滋味豊か。
そして、デザート。
特別にホールのケーキをお願いして、
金婚式のプレートを付けてもらったものを運んできてもらい、
せっかくだから、
「50年振りにケーキカットしてー」
と二人にけしかけると、お互いに照れをみせつつも
さすが、100組以上の仲人を務めた二人は
すぐにケーキカットの姿勢に入り、
でも、楽しげに、懐かしげにケーキカットをして見せてくれたのでした。
この日一番テンションが上がった瞬間。


この手と手がよいです。
私たちはこの夫婦の子どもでいられてホントにたのしいなー、と
あらためて思えた瞬間なのでした。
コースのデザートをきっちり食べ、

ケーキカットの梨のタルトもしっかり食べ、
もうすぐ80才の父と75才になった母の強靱な胃袋にも感嘆し、
この記念ランチ会の幕を閉じたのでした。

両親と、市川シェフと統括マネージャー坂井氏と。
坂井氏もル・マエストロ時代からの繋がり。
さてー、次は父の80才のお祝いだなー。
楽しい席はどんどん設けないとね。