めずらしく真面目な記事をちょっと。


最近、お勉強をしている。
その勉強は主に文献や資料、データを読み込むことで進むのだけど・・・


その時に、その内容を本当に理解するのに障害になるのが


    「にほんご」


単語ひとつひとつ、その意味をきちんと理解していないまま
だいたいこんな感じ、ってなめて読んでいると
ビックリするくらいその文章の内容を理解できない。

そんなときに、あーだこうだと頭の中で分かっているつもりで


    解釈の問題かしら?


とこねくり回していたけれど出口が見つからなくなってしまった。


その時に


    辞書を引くと意外と解決が早いですよ


と、アドバイスをもらった。
これがビックリ、効き目ばっちりだったのでした。


このあいだ、ひっかかったのは



   「容易に経験できる」



という簡単にみえることば。


   これはどうゆう意味か説明してください


と質問されたときに、


   「だれでも簡単にできる」


と答えたら「ブブー、やりなおし」と言われてしまった。


理由は


   ・この文章には誰が?ということは書いていない
   ・「容易」の意味は「簡単」という言い換えでは説明できていない
   ・「できる」の意味はどうゆう意味か説明されていない


うーん、全く反論できない。。。その上余計な意味まで入れてる。

で、辞書を引き引きこの言葉を確認してみる。


   「容易」 :1)たやすいこと。手軽。やさしい。
         2)何の障害も困難もない

   「経験」 :1)実際に見たり聞いたり行ったりすること
         2)それによって得た知識、技能

   「できる」:1)無かったものが作られる
         2)生まれる
         3)生産される。収穫がある。
         4)発生する。起こる。
         5)貯えられる。集められる
         6)成績がよい。才能がある
         7)人柄がよい。
         8)男女が情を通じる
         9)なしうる。可能だ。能力がある状態だ。


この文章の前後の流れが重要なのだけど割愛するけれど
辞書で単語の意味を拾ってこの文章が伝えたかったことを組み立てると、


   「容易に経験できる」


   「何の障害も困難もなく、実際に見たり聞いたり行ったりすることが可能な状態」


というのが正解だったわけで。
それが分かった途端に、前後の文章に何が書かれているかが


    霧が晴れたようにスパーっと頭に入ってきた


わけです。

解釈の問題でも何でもなく、
言葉そのものが分かっていなかったことが浮き彫りになりました。


「だれでも簡単にできる」
では説明どころか意訳までしてしまっているし。


これまで、相手の言葉や文献の言葉を自分なりに分かったつもりでいたんだと思うとぞっとします。
逆に相手にもきちんと相応しい言葉で伝えられていたのかしら・・・。


言葉や文章で商売をしている割には
その基礎となる「日本語」をおろそかにしてしてたんだなーと


    猛省中。


ということで、このアドバイスは
私にとってはすごくショックでもあり、ハラ落ちする方法だったのでした。


最近は、これはきっちり理解したいなと思う本を読むときには


    iphoneにも日本語辞書アプリを入れて

    実物の辞書は小学校中学生レベルのものを手元において(その方がシンプルな表記だから)

読んでいます。

なので、とーっても時間がかかるけど
不思議と飽きずに読むことができるんですよね。


夏休み、お子さんとかが宿題でなんだか行き詰まってしまったときには


    「どこまで分かってた?なにか分からない言葉はない?」


と確かめるといいかもしれないですね。
分からない箇所が見つかったら辞書で意味を調べるようにすると
意外と簡単に前に進めるかも知れませんよー。


    わたし、この方法をこどもの時期に知っておきたかったと本気で思います。


あれ?みんなはそうしているのかな・・・もしかして。。。