いつもゆっくり見ようと思いつつも
早足で通り過ぎてしまっていた渋谷駅のコンコース。

昨日は打合せ時間よりも少し早めに渋谷に着いたので
ゆっくり眺めてみた。




    それは岡本太郎作の大壁画「明日の神話」


    $空間の神は『エロス』に宿る


    見上げることもなく通り過ぎる人々の日常と、

    その日常を奪っていった事実から導かれたテーマと、




恐ろしいくらいのコントラストに目眩を感じる。
この作品がここにあること自体がアートだと思う。



美術館にわざわざ見に行くアートではなく、
一日30万人の通行者たちの背景として常にそこにある。
チラと顔を上げる人が時々いる。
パブリック空間が担える使命の一つを示しているのだと思った。






    それにしても、天井への映り込みの美しかったこと。