空間の神は『エロス』に宿る

この週末に自宅の引越をした。

この2週間、仕事を終えて家に帰っては少しずつ荷造りをしていた。

でも、どうしても手が止まってしまう瞬間がある。

それは忘れていた思い出を呼び覚ます品々に出会ったとき。

それにまつわる思い出をたぐり寄せて、

そんなこともあったな、と思いを馳せ、

次の家に持っていっても仕方のないものなのに、

また大事に箱に詰めてしまう。

私にしかその価値がわからない紙切れだったり

ワインの空ボトルだったり、

もう着ないであろうTシャツだったり、

旅行先のレシートだったり。

コンサートのチケットだったり。。。


みんな、そうゆうモノ、どうしているのだろう。

色々欲しがる方ではないと思うのだけど、

一度手にしてしまったものはどうしても捨てられない。

ましてや思い出が絡みついているとなおさら。

これらを捨ててしまうと、

私の思い出からも、相手の思い出からも

過ごした時間が消えていってしまいそうな気がしてしまう。


    物欲じゃないんです。

       「覚えてて欲」が強いのかも。






お洋服の、

    「また痩せたらこれ着られるかも」

という浅はかな欲は捨てましたけどね。


写真はお部屋から見えるヒルズ。
今回のお部屋は景観欲で決めましたの。


あぁ、結局、欲まみれのお引っ越しなのでした。。。